話しは、
今、21歳となった長男が
16年も前のころ
小学校入学時に溯ります。
幼稚園の年中さんの時に
発達障がいと診断された長男。
少人数の幼稚園だったこともあり
年長のときには
プラスして1名多く加配の先生が
ついてくださったこともあり
楽しくみんなと過ごせていましたが
小学校の入学という大きな壁は
私の心配の種でありました。
就学時健診では
通常級と通級で大丈夫!との
判定でしたが
1クラスに30人もの子ども達がいる。
先生1人でそんな人数の
子ども達をみられるのだろうか?
はじめての場所が苦手で
慣れるのだろうか?
息子がみんなについていけるのか?
誰かにいじめられないか?
そして、
不安の強い長男が
安心して小学校生活を
送れるのだろうか?
楽しみよりも不安ばかりが募る
長男の入学でした。
そんな私の不安をよそに
長男は、元気に小学校へ
通うことができました。
ですが、1学期も半ばを過ぎたころ
段々と長男の笑顔が少なくなった
気がしました。
そして、
爪かみがはじまったのです。
幼稚園の入園児にもあった爪かみ。
チック症状はあきらかに
ストレスであり
まだまだ、
生活に慣れていないのかも
しれないと思いつつ
とにかく学校に行かせることだけに
私は注力してしまいました。
はじめての授業参観。
休み時間に校庭を覗いてみると
みんなが元気に遊んでいても
長男はひとりポツンと
立っていました。
そうっか、まだお友達が
できないんだ・・・・
授業中
先生が「〇ページを開いてください!」
そう指示をされても
長男はそのスピードに追いついていけず
ひとりで困っていたように感じました。
ある時
担任の先生から連絡がありました。
「Kくんが、授業がツライみたいで
そういうときは
私の教卓の下にいます」
とのことでした。
え?
教卓の下にいる?
わけがわからず
さらに不安が募っていきました。
そんな状態でも
どうにか夏休みまで通いましたが
無理は続きません。
2学期の始業式。
長男は腹痛を訴え
学校に行くことができず
そこから、
はじめての不登校となったのです。
長男は
「学校に行きたくない」
と言ったことは1度もありません。
だけど、笑顔が少なくなり
チック症状もでているし
学校がツライんだということは
私は気づいていました。
だけど、私は
長男のツラサに
気づかないフリを
し続けてしまったんです。
成長したら
慣れてくるはず!
そう私自身が
思い込もうとしていました。
学校に休ませるという選択肢が
当時の私にはありませんでした。
学校は行くのが当たり前。
私は、辛そうな長男を
励まし、励まし
言葉を変えれば
騙し騙し
通わせていたのです。
まじめな子は
「学校がツライ」と言えずに
頑張って通っている
仮面登校という
子ども達がたくさんいます。
お母さんが悲しむということを
知っている子もいます。
私の長男は
小学校の1年生
小学校の5年生
中学生3年生の時
登校しぶりをせずに
一気に不登校となりました。
あの時に私が
長男が仮面登校であると
気づかぬフリをしなかったなら
不登校にはならなかったのでは?
もっと早くに
正しい対応をしていたならば
長男の笑顔が
失われることは
なかったのではないか?
そんな後悔が
今も残っているのです。
新しい環境で頑張ろうとする子ども達。
子ども達は
私達大人が思っているよりも健気です。
そして、自分のキャパを超えて
頑張りすぎた子ども達は
この2学期に
登校しぶりとなるケースがとても
増えてきます。
過去のデータからみても
それは、明らかなのです。
夏休み
G.W明け
冬休み明け
という長期休暇明けには
登校しぶりの子ども達が
とても増えてきます。
そして発達障がいや
発達グレーゾーンの子ども達は
低学年から登校しぶり・
不登校になることが
研究からもわかっています。
あっというまに10月。
頑張って
頑張って
頑張りきれない子ども達に
どうやって対応していけばいいのか?
登校しぶりの対応に悩むママ
お子さんのSOSをわかりながらも
今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。