朝、学校に行く前に「お腹が痛い」と言う子どもの背景にあるかもしれない理由‐学校を休ませるか迷った朝に、知っておいてほしいこと‐

朝、学校に行く前に「お腹が痛い」と言う子どもの背景にあるかもしれない理由
朝、学校に行く前に「お腹が痛い」と子どもが訴えた時、休ませるべきか、行かせるべきか迷ってしまうママは少なくありません。この記事では、目には見えない体調不良の背景にあるかもしれない理由と、ママにできる関わり方についてお伝えします。
 
 

1.「休ませるべき?行かせるべき?」の葛藤

 
 
朝、学校に行く前になると「お腹痛い」と子どもが訴えることはありませんか?
 
 
このように、見た目ではわかりにくい体調不良を訴えた場合、学校を休ませた方が良いのかどうか、迷ってしまうママも多いかもしれません。
 
 
子どもの発熱は、学校を休ませる判断材料のひとつですよね。
 
 
ほかにも、
 
・顔色が悪い
・嘔吐した
・目が腫れている
 
など、目に見えてわかる症状があるときは、「今日は休ませよう」と判断をしやすいものです。
 
 
しかし、
 
・お腹が痛い
・頭痛がする
・だるい
 
などといった「目には見えない体の不調」の場合、どうしたら良いのか、迷いが出てきてしまうのではないでしょうか。
 
 
子どものこのような訴えがあった場合、「熱がないから大丈夫」と判断する前に、知っておいてほしいことがあります。
 
 
子どもの体調不良の訴えには、実はちゃんとした理由が隠れています。
 
 
この記事では、子どもの体調不良の背景にあるかもしれない理由と、ママにできる関わり方について、お伝えしたいと思います。
 
 
スマホをもつ女性
 
 

2.朝、学校へ行く前に「お腹が痛い」と言う子ども

 
 
私の息子はある時期から、朝学校へ行く前になると「お腹が痛い」と言うようになりました。
 
 
熱はなく、お腹だけの症状だったため、私は「熱がないから大丈夫」と考え、遅刻させても登校させていました。
 
 
ところが、学校に着いてからもお腹が痛くなったり、授業の途中で具合が悪くなり保健室へ行くことが増えていきました。
 
 
当時の私は
 
「軽い風邪症状なのかな?」
「もしかして、食あたり?」
 
このように、原因は体にあると考え、病院に連れて行ったりしました。
 
 
しかし、病院では整腸剤を処方されるくらいで、症状がすっきりと良くなることはありませんでした。
 
 
この時の私は、原因が身体ではなく「心にあるかもしれない」という視点をまだ持っていませんでした。
 
 
そのため、身体の症状を何とかすることばかりを考え、違った方向からサポートをしていました。
 
 
お腹が痛い子ども
 
 

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3.体調不良の原因は、子どもが感じていた「不安」

 
 
そのように、息子の目には見えない体調不良に、十分に向き合えないまま、学校に行かせることを優先していました。
 
 
すると、息子は学校に行こうとすると、取り乱して泣き出すようになっていったのです。
 
 
この時私は初めて、息子の目に見えない体調不良の背景に「気持ちの面が関係しているのかもしれない」と感じました。
 
 
そして、Nicotto Projectで学ぶ中で、当時の息子の様子が少しずつ言葉として理解できるようになっていきました。
 
 
「不安」が自律神経に影響し、体調不良を引き起こすことを知ったのです。
 
 
自律神経は、体の調子を整えるために大切な体の働きをしている神経です。
 
 
この働きが乱れることで、体調不良が引き起こされることを学びました。
 
 
当時を振り返ってみると、
 
・運動会や校外学習などの普段とは違う行事の前に不安を訴えていた
・登下校を一人ですることが不安そうだった
・苦手な授業で、お友達と同じようにできないことが辛そうだった
 
息子は、さまざまな「不安」を私にSOSとして出していたのだと後から気づきました。
 
 
このとき、息子が感じていた「不安」の一つ一つが、私に受け取られないまま積み重なり、自律神経に影響していたことが少しずつわかってきました。
 
 
そうして、お腹の痛みや具合の悪さとして、体に表れていたのだと思います。
 
 
さらに「また具合が悪くなるかもしれない」という不安が、次の体調不良につながることもあるということを知りました。
 
 
不安そうな子ども
 
 

4.子どもの不安を消さずに受け止める

 
 
「不安」が自律神経に影響し、身体症状を引き起こすことがあると知ってから、私は息子の目には見えない体調不良にも目を向けるようになりました。
 
 
例えば、熱がなくても頭痛や腹痛を訴えたときには「具合が悪いんだね」と、まず事実として受けとめるようにしました。
 
 
また「具合が悪くなりそう」というまだ起きていないことへの不安にも、目を向けるようになりました。
 
 
「具合が悪くなったら、帰ってきていいよ」と、私から伝えるようにしました。
 
 
こうして、息子が今感じている体調不良と「これから体調が悪くなったらどうしよう」という未来への不安を、私自身が評価せず受け止めることを続けていきました。
 
 
安易に「大丈夫だよ」、「気のせいだよ」などと言うことを控えるうにしました。
 
 
また、日常の中で息子が感じている不安を、軽く受け流すのではなく「心配なんだね」と受け止めるようにしていきました。
 
 
例えば、新しいことに挑戦する時に感じる不安や、知らない場所に出かける時に感じる心配を「そんなの大丈夫でしょう」と私が決めつけるのではなく、
 
「最初は緊張するよね」
「知らないことはドキドキするよね」
 
こんなふうに、気持ちを代弁するような声かけに変えていきました。
 
 
子どもを抱きしめるママ
 
 

5.少しずつ、体調不良を訴えなくなっていった子ども

 
 
息子の体調不良は、日常の中で感じる不安も受け止めてもらえること、そして、「具合が悪くなるかもしれない」という未来の不安を受けとめてもらえることで、少しずつ落ち着いていきました。
 
 
そして、息子は不安を感じても、自分で「具合が悪くなったら言うね」と言えるようになっていきました。
 
 
また、実際に具合が悪くなることが減り「具合が悪くなるかもしれない」と先のことを心配する言葉も少しずつ減っていきました。
 
 
これは、私が息子の不安や体調不良を評価せずに受け止めることを続けてきた中で、少しずつ現れてきた変化でした。
 
 
もしお子さんが、学校に行く前になって「お腹が痛い」など、目には見えない体調不良を訴えることがあったら、まずはその言葉を事実として受け止めることが大切なのかもしれません。
 
 
行かせるか、休ませるかを考える前に「もしかして、何か不安を感じているのかな?」という視点を、ママが心の片隅にもっているだけで、子どもは少しずつ安心できるようになっていくのだと思います。
 
 
手をつないで歩く親子
 
 

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執筆者:三谷 のぞみ
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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