不安が強い子どもは四六時中ママにべったりで、ママには自分時間はありません。そんなママがべったりから解放されるには、1日5分!子どもとおうちで遊ぶだけ!今回はおうち遊びの効果や遊ぶ時のポイントについてお伝えしています。
1.おうち遊びの効果とは
分離不安っ子だけでなく、子どもってみんな遊びが大好きですよね。おうちでも外でも楽しく遊んでいると思います。
そのとき、ママは何をしていますか?ただ、見ているだけですか?それとも一緒に遊んでいますか?
少しでも子どもから解放されたい分離不安っ子ママにおススメなのが一緒に子どもと遊ぶことなんです。遊びには、不安を解消するものすごい効果があるんですよ!
おうち遊びには
1.子どもの活気を取り戻す
2.子どもの話を引き出せる
3.信頼を築くことにつながる
3つの効果があります。更に詳しく掘り下げていくと…。
◆子どもの心が満たされ、自己肯定感が高まる
とくに、ママのことが大好きな分離不安っ子は、
「ママに見てほしい!」
「ママに認められたい!」
という欲求が強くあります。遊びのなかで、自分の成果をママに見てもらい、認められると心が満たされ、自己肯定感が高まります。これを繰り返すことで、大きな自信につながります。
◆コミュニケーション能力が向上する
遊びながらママに伝えたいことをアウトプットすることでコミュ二ケーションの訓練になります。ママは最も存在ですから安心して言葉を発することができます。
◆信頼感が育ち、心身の発達につながる
ママとの遊びを通して、ママの言葉や触れ合いに分離不安っ子は敏感に反応します。親子の距離が最短で縮まり、子どもの不安が安心へと変わります。ママは自分の味方であることを強く認識して親子の絆が深まります。
どうでしょう?遊びにはメリットしかないのです!
2.わが子と信頼関係を築けなかった日々
わが家の息子は、現在小2。母子分離不安になったのは小1の夏休み前でした。突然、ひとりで学校へ行けなくなり、そのときからずっと口にしていた言葉があります。
「ママ、ずっと家にいるよね?」
私には、なぜ息子が毎日毎日この言葉を口にするのか理解ができませんでした。だって、ずっと家にいるのに…。
分離不安が悪化して、私はひとりの時間がなくなり息子と距離をおきたくてたまりませんでした。表情にも声にも態度にも出ていました。
そう。息子はそんな私を見て、私との心の距離をひしひしと感じていたのです。いつかママがどこか行ってしまうのではないかと不安が大きなっていきました。
息子に寄り添っていたつもりでしたが、親子の信頼関係はまったく築けていなかったのです。
そこで私はおうち遊びを実践することにしましたが、ただ遊ぶだけではなく子どもの成長を促せるような遊び方をするようにしました。
すると、息子が少しずつ変わっていき、ひとりでできることが増えていきました。
そして、ついに母子登校を卒業したのです!
3.たった5分でできる!おうち遊び習慣
私が実践したことは、毎日たった5分!おうちの中で一緒に遊ぶ時間をとる!というものです。
分離不安っ子の不安を解消するママの声かけテクニックを遊びの中に散りばめましょう!
このとき、積み木やブロック、お絵描きのようなルールのない遊びのほうが、ママの声が子どもの脳に届きやすいです。
◆ポイント1:褒める
遊びのなかでたくさん褒めてあげることです。どんなに当たり前のことでもオーバーリアクションで褒めてあげてください。
褒められて嬉しくない子どもはいません。この褒めこそが、分離不安っ子の自信になっていきます。
◆ポイント2:実況中継
子どもが遊んでいるアクションを1つ1つ実況中継してください。このとき、より具体的に実況中継すると効果的です。
例えば、ブロック遊びだったら…
「赤いブロックを手に取ったね」
「次は青いブロックを5つ使って、●●をつくっているんだね」
子どもは、ママがしっかりと自分のことを見てくれていると信頼感が育ってきます。
笑顔で楽しく、触れ合いながら遊んでください。1日5分からのスタートで大丈夫!
スモールステップで、分離不安っ子との心の距離を縮めた先には、今よりも100倍楽しい人生が待っていますよ!
執筆者
発達科学コミュニケーション
発達科学コミュニケーション
トレーナー みやがわあゆみ