分離不安っ子の癇癪に応戦しないためにできるお母さんの感情コントロール訓練

日々の子育てで分離不安っ子の癇癪に付き合うことは、お母さんも相当なエネルギーを使いますよね。疲れがたまり、感情が爆発してしまうことも珍しくないと思います。今回はお母さん自身のセルフケアをご紹介します。
 
 

1.分離不安っ子も疲れている

 
 
明らかにお母さんは何もしていないのに、叱ってもいないのに子どもの機嫌が悪いときってありませんか?
 
 
一体、地雷は何だったのだろう…と考え込むのですが、見当たらない。それなのに、子どもは理不尽なことを言い続ける。お母さんだってたまりませんよね。ついつい子どもの癇癪に応戦してしまいます。
 
 
最後はどうなるか、容易に想像がつきますよね。そうです。親子喧嘩が始まるのです。
 
 
お母さんだって子どもと喧嘩はしたくないけど、もうイライラが止まらない!一生懸命にやっている子育てなのに、子どもには全然響かないと切なくなります。
 
 
こんな積み重ねがお母さんの感情を制御できなくさせ、子どもとの関係性が悪化していくこともあります。
 
 
 
 
分離不安っ子は、脳に余裕がなく感情をコントロールできない傾向にあります。
 
 
・感情系エリアの発達が未熟で暴走しやすい
・理解系エリアの発達が未熟で聞き分けが悪い
・思考系エリアの発達が進んでいて自己主張が強い
 
 
という3拍子で起こり得るトラブルになります。
 
 

一方で、突然キレだすといった場合には、分離不安っ子の疲れやストレス、痛みなどが影響している場合があります。

 
学校で嫌なことがあったときや、大きなストレスを抱えているときは思考力が低下して感情がぶれやすくなってしまうことがあります。
 
 
大人も疲れているときはイライラしてしまうことありますよね。子どもも同じです。なので、理不尽だ!と思わずに応戦しないことが得策なのです。
 
 

2.「ママのせい!」

 
 
分離不安の息子が癇癪を起こしたときの口ぐせが、
 
 
「ママのせい!」
 
 
どう考えても私のせいではない!ということが何度もありました。そのたびに私は息子の理不尽な言い分に応戦して、殴り合いの喧嘩にも発展したことがあります。
 
 
どんどん自分で自分をコントロールできなくなっていくことに不安を覚えつつも、どうしても感情が爆発してしまうという状態に陥ってしまい悩んだ経験があります。しかも、周囲からの理解を得ることもできず、苦しい日々を過ごしていました。
 
 
 
 
自分自身を見つめなおしたときに、感情が穏やかなときは息子のできた!を見つけて褒めているときであることに気がつきました。息子の成長を感じた瞬間は嬉しい気持ちになりますからね。
 
 
それからは、たくさんのできた!を見つけることを意識しました。息子のできた!だけではなく、私のできた!も一緒に探す旅に出たのです。
 
 

3.分離不安親子のできた!を見つめる時間

 
 

子どもの成長を何度も何度もかみしめて、お母さんの感情コントロールを訓練してみましょう!

 
 
やり方はとっても簡単です。まずは一冊のノートを用意してください。
 
名付けて
 
 
「できたことノート」
 
 
 
子どもが寝静まったら、お母さんが一日を見つめなおす時間です。子育て日記には負の感情を書いてしまうことがありますが、できたことノートには子どものできたことだけを書きます。
 
 
そして、重要なのがお母さんのできたことも書くことです!親子にハナマルをあげる時間にしましょう。
 
 
親子でできたことを交換日記にするのも面白いかもしれませんね。
 
 
分離不安っ子のたくさんのできた!を見つめなおすことで、お母さんの心はみるみる丸くなっていきますよ。必ず、自分自身のことも褒めて明日への子育てパワーチャージの時間としてください!
 
 
 
発達科学コミュニケーション

トレーナー みやがわ あゆみ

 
 
 
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