子どもに得意なことを見つけて欲しいと思うママは多いと思います。しかしそれを願うだけでは叶うことは難しいかもしれません。子どもの得意を見つけるにはママが子どもを先導することが大切です。記事を読んでママが変わるきっかけとなることを願っています。
1.オールラウンドプレイヤーを育成する日本教育
私たち大人の世界でも、子どもたちの世界でも、得意を生かそう!という考え方は以前からあります。
もちろんママは、わが子の得意を伸ばしたい!と思っているがほとんどのはずです。ですが実際は、わが子の得意を伸ばし、得意を極める人はほんの一握りのように感じます。
得意分野で生きたいと思っても、あれができなきゃダメ。これもできなきゃダメ。そんな常識に縛られ、実際は得意分野を極めることは難しい…と感じます。
しかし、ちょっと想像してみてください。オリンピック選手の中で、自分が活躍できる競技を迷っている人がいるでしょうか?水泳にしようか?スケボーにしようか?など迷っている人は、メダリストにはなれないですよね。
水泳で金メダルを獲ると決めたから、とことん水泳の練習をして水泳を極める!それが活躍への近道だと思いませんか?
ところがつい私たちは、水泳がダメだったらどうしよう…と考えてしまい、あれも、これも、やりたくなってしまうんです。これが実は得意分野で活躍することから遠ざけてしまう落とし穴なんです。
どうして私たちはそのように考えてしまうのか…?
それは私たちの生きてきた日本の教育の考え方がベースにあると思っています。
日本の子育てはもともとオールラウンドプレイヤーつまり、広く浅くなんでもできる子!を育てる教育だからです。
なので、あれも、これも、やらせないといけない躾(しつけ)の考え方が私たち親には特に染み付いてしまっているんです。
それは今の学校現場も同じで、虫が好きな子、本を読むのが好きな子、論理的に考えるのが好きな子、いろんな子どもたちがいるにも関わらず、日本の学校教育では国語・算数・理科・社会…全てまんべんなく勉強し評価されます。
何か1つでも苦手なことがあると、通知表には「がんばりましょう」の評価がついてしまう。「がんばりましょう」って何なんでしょうね…。
なんでもソツなくこなすよりも、得意を極め、得意で生きていく子どもを増やしていきたいですよね!
それが叶うと、1つのジャンルで型破りな深い専門性で人生の金メダルを手に入れることができる!私自身も、そんな人生を歩みたい!と思っている人のひとりです。
2.逆転の発想!苦手から得意が生まれる
そうは言っても「得意なことなんてないし…」と感じている人も多いのではないでしょうか?
オリンピック選手のように得意を極めて生きれば人生の金メダルは手に入る!という話をすると、ママたちは必ず「私には(うちの子には) 得意なんてない!」と言う人がたくさんいます。
私もそうだったので、その気持ちよくわかります!しかし、今の私はそうは思いません。
なぜならば、わが子のために子育てを学び、ふたばスクールトレーナーとして活躍しているママたちにはある共通点があると気付いたからです!
その共通点とは、「もともとママ達には苦手が多かった」ということです。
もしかすると、トレーナーとして活躍しているママたちはさぞかし子育ても上手で、もともと能力も高く、知識も豊富で、賢い人が集まっているんだろう!と思っているかもしれませんが、実は真逆なんです。
ふたばスクールで発コミュの先生をしているママたちは子育てが得意なママだったわけではなく、むしろ子育てが苦手で、子育てに悩んでいたママなんです。
その経験を経て、子育てが得意になった人です。
発コミュトレーナーは、自分が苦手だからこそ、科学的に根拠のある親子の接し方を学び、自ら実践する。だから子育てが上手くいくという流れです。
そろそろお気づきかもしれませんが、自分が苦手なことこそが、人生を助けてくれるモノに変わり、価値に変わっていくんです。
3.先ずはママがやってみる!
では、どうやって子どもに強みを持たせたらいいの?と疑問に思われるかもしれませんが、
先ずはママが、1つ極めることを決めて得意を作ることをオススメします!
オリンピック選手も最初から全てが得意だったわけではありません。
私もふたばスクールのトレーナーもみんな最初は苦手からのスタートです。苦手の多い分離不安っ子のママだからこそ、強みを増やす生き方に挑戦してほしいと思っています
私の場合、人前で話すことが本当に苦手で何を話したらいいかわからない。手を挙げて発言することは絶対にしたくない!人前で発表なんてもってのほか!というタイプでした(なかなか信じてもらえませんが…)。
そんな私がどうして人前で話すことが強みになったのかというと、話し方の本を読んだり、YouTubeや話し方の上手な人の真似をしたり、たくさん練習や研究をしたからです。
そうやって、意識して習得したスキルだからこそ、どうやれば上手くなるのか人に教えることができるようになるんです。
苦手が得意になっていくストーリーを1つでも持っている人は、それを教えることができます!そう!!苦手は武器になるんです。
だからこそ、子育てが苦手で悩んでいたママこそが、子育てを学び、子育てが上手になった!というプロセスを教える先生になることができるんです。
ふたばスクールのトレーナーは、強みを付け足す生き方ができるお仕事と感じてくれたら嬉しいです。
苦手から得意になっていくママの背中を誰よりも子どもに見せながら、子どもの得意も一緒に伸ばして欲しい!そんな思いでいっぱいです。