歯磨きをはげしく嫌がる子どもにイライラする日々
歯磨きを嫌がる子どもに毎日困っているママはいませんか?
もう3歳になったのに。もう小学生なのに。
なんでまだ歯磨きを嫌がり続けるんだろう…と悩んではいませんか?
歯磨きを嫌がる子どもを押さえつけて磨いた経験があるママも、いるかもしれません。
我が家の小学1年生の息子も、赤ちゃんの頃から歯磨きを毎日嫌がる子どもでした。
小さい頃は歯磨きを嫌がる息子の顔を足の間にはさみ、押さえつけて磨いていました。
「虫歯になったら痛いんだよ」
「歯医者さんでけずるんだよ」
と脅すようなことも言っていました。
それでも一向に歯磨きに慣れない息子。
このままではトラウマになると思い、3歳以降は動画を見せながら磨くようになりました。
小1で不登校になってからは、さらに歯磨きを嫌がるようになりました。
私が歯ブラシを持ってくるだけで、「やだ!やらない!」と叫ぶ。
一日に1回しか歯磨きをしていないのに、虫歯になったらもっと大変だと悩む日々。
「私は子育てが下手なんじゃないか」
と、自分にも子どもにもイライラしていました。
今回は、そんな歯磨き大嫌いっ子が楽しく歯を磨くようになった対処法をお伝えしていきます。
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歯磨きを嫌がる子どもには何が起きているの?
歯磨きを嫌がる理由は、子どもによっていくつかあります。
(1)感覚過敏
視覚、聴覚、触覚などの感覚を人よりも不快に感じたり、強く反応したりすることです。
触覚に過敏さがあると、口の中などの粘膜を触られるのを嫌がります。
歯ブラシも、幼児用から小学生用にすると毛の硬さが変化し痛みを感じやすくなります。
歯磨きや歯医者を嫌がる子どもが多いのは、この過敏さのせいです。
感覚過敏は成長し、感覚を処理する脳が発達すると和らいできます。
(2)切り替えが苦手
遊びやゲームをしている時に「歯磨きしよう」と言われても、すぐに切り替えられない事も理由の一つです。
不安が強い子は、更にこの傾向が強まります。
こだわりには主に3つあり、どれも脳の働きによるものです。
① 行動を始めることができないこだわり
…歯磨きを始められない
② 行動を終えることができないこだわり
…遊びが終われない
③ 行動を変えることができないこだわり
…歯磨き=嫌という経験の蓄積
他にも、口を開け続けるのがつらい、じっとしているのが苦手など、歯磨きを嫌がる理由は子どもによって様々にあると思います。
それではどうしたらいいのか。
次に対処法を紹介していきますね。
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心地よい刺激をプラス!歯磨きを嫌がる子どもへの対処法
歯磨きを嫌がる子どものうち、感覚過敏が主な理由の場合の対処法をご紹介します。
感覚過敏は、成長とともに和らいでいくので、あせらないことが大切です。
でも、虫歯が心配ですので、少しずつ刺激に慣らしていくことも必要です。
その時におすすめなのが、
「歯磨き中に心地よい刺激をプラスする!」ことです。
例えば、
- 耳を刺激!
ごっこ遊びをしながら・好きな音楽を流す - 目を刺激!
歯磨きアプリを見ながら・好きな動画を見ながら - 触覚を刺激!
スクイーズやふわふわな物をにぎりながら
感覚過敏の対処法に、「快刺激を与えて、嫌悪感のある刺激を軽減する」方法があります。
これを活用し、意識を歯磨き以外にシフトチェンジできるようにするのです。
我が家の歯磨きを嫌がる息子の場合には、「ごっこ遊び」が効果バツグンでした。
どんな風にしたのか、具体的に紹介しますね。
歯磨きを嫌がる子どもが楽しくハミガキ!
まずは日頃から、息子に対しておだやかに接するように心がけました。
歯磨きを嫌がる時も、「やらなくちゃ〜」って思ってるんだよねと肯定。
徐々に歯磨きの声かけをしても、以前より怒りながら嫌がる事はなくなってきました。
ある日の歯磨きの時、当時ハマっていた「はたらく細胞」のごっこ遊びをやってみました。
「うぉぉぉ~!磨かないでくれぇ〜!」
母がばい菌役になり、息子が歯磨きをしている横でセリフを言い続けました。
「ああ、この場所はもうダメだ。奥歯の内側に逃げるんだ~!!」
「仲間は全てやられてしまった!!あとはもうオレしか残ってない…」
息子はニコニコしながら、母のセリフに合わせて磨く場所を変え、普段の歯磨きよりも丁寧に、ずっと長く磨くことができていました。
その後も、ごっこ遊びをしながら歯磨きをするブームが続き、いつの間にかごっこ無しでも歯磨きができるようになりました。
そんな息子ですが、最近小さな虫歯ができてしまいました。
すると、「朝とおやつの後も磨く!」と自分で決めるほどの成長を見せています。
感覚過敏にあせりは禁物ですが、歯磨きのように生活上どうしても必要な事もあります。
子どもが好きな感覚(ふわふわな触感やママの楽しい声など)と一緒に、嫌な刺激に少しずつ慣れていけるといいですね。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
松原みのり