試し行動は叱ると逆効果!親がとるべき2つの対応法

ダメだと分かっていながら、わざとママを困らせる子どもの試し行動。何度も注意しているのに「どうしてやめないの?」と思いますよね。子どもが試し行動を繰り返す原因と、今日からできる効果的な対応方法をお伝えします。

わざとママを困らせる行動をするお子さんに悩んでいませんか?

 

机やテーブルの上に乗る

わざと食べ物や飲み物をこぼす

床や壁に落書きをする

 

ダメだと分かっていながら、わざとママや周りの大人を困らせるような行動をする子ども。

 

何度も注意しているのに「どうしてやめないの?」と感じる瞬間、ありませんか?

 

ママとしては何とかしてやめさせたいですよね。

 

 

しかし、その「何とかしてやめさせたい」と思うママの対応が、実は子どもが困った行動をやめない原因になっているかもしれません。

 

この記事では、子どもが困った行動を繰り返す原因と、今日からすぐにできる効果的な対応方法をお伝えします。

 

 

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テーブルに乗る3歳の娘、困った行動に悩まされる日々

 

我が家の不安が強い娘が3歳の頃、上で挙げたような困った行動を繰り返し、悩んでいました。

ごはん中にテーブルに乗っては、ニヤニヤしてママの反応を伺う素ぶりを見せたり、ママの目の前でジャーとお茶をこぼしたり。

 

どれもダメだと分かっていて、わざとやるのです。

 

「もう!テーブルに乗ったら危ないでしょ」

「テーブルは何するところ?」

「こぼさないで!」

 

など、何度注意しても全く効果なし

同じことの繰り返しでした。

 

あまりに続くので、こちらもイライラがつのり「何度言えば分かるの!いい加減にしなさい!」と最後には怒りモード、子どもが泣いて終了という悪循環に陥っていました。

 

 

なんとかこの困りごとをやめさせたい一心で日々注意していましたが、一向にやめる気配はなく、お手上げでした。

 

テーブルからおろすことばかりに注目していた私は、ある日、自分の対応が逆効果だったことを知ったのです。それは、発達科学コミュニケーションを学ぶ中で得た、目からうろこの発見でした。

 

これまでの私は、子どもがテーブルに乗ろうとすると「危ないからおりなさい」「ダメでしょ!」と、「おろすこと」そのものにばかり意識を向けていました。しかし、本当に重要だったのは、その行動をやめさせることではなかったのです。

 

次で、困った行動を繰り返す原因をお伝えしますね。

 

試し行動とは?子どもがわざと困らせる行動を繰り返す理由

 

わざと困らせる行動をするのはなぜ?

 

ダメだと分かっていながら、子どもがわざとおこなう行動のことを「試し行動」といいます。

 

大人を困らせる行動をわざととることで、「どこまで許されるのか、どこからが怒られるのか」を確認しているのです。

 

また、不安が強い子ならではの脳の特性も関係しています。

 

不安が強い子どもは、自分の複雑な感情を言葉でうまく表現するのが苦手な傾向にあります。

 

例えば、「寂しい」「助けてほしい」「どうしたらいいか分からない」といった感情を直接言葉で伝える代わりに、自分に注目を集めようと行動で表現してしまうのです。

 

自分に注目を集めるための行動は、時に周りの大人を困らせる形になることもありますが、それは子どもたちにとっての精一杯のサインなのです。

 

 

特に、家事で手が離せない時に限って、子どもが困りごとをしてはいませんか?

 

注意しても困った行動を繰り返すのはなぜ?

 

テーブルの上に乗る

ママが来て、注意しておろす

子どもの心情「やったー!ママが来てくれた、見てくれた!」

 

上記の子どもの心情を見ても分かるように、

叱ったり、注意する否定的な注目は子どもにとっては<注目のご褒美>になることがあるのです。

 

不安が強い子どもは、物事をネガティブにとらえる脳のクセがあります。

この特性があるため、たとえ良いことがあっても、些細な失敗やネガティブな出来事をより強く記憶してしまいます。

 

「何か嫌なことが起きている=注目してもらえる、助けてもらえる」と脳が誤学習してしまうのです。

 

そして、「ママを困らせれば、ママが構ってくれる」という考えに繋がってしまいます。

 

では、どのような対応が効果的なのでしょうか?

次で詳しく説明しますね。

 

 

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効果的な対応方法は「スルー」と「褒め」

 

ママを困らせる行動はスルーする!

 

好ましくない行動は意識的に完全にスルーしましょう。

子どもの行動が気になっても、そこはグッとこらえて、まるで気づいていないフリをするのがポイントです。

 

例えば、我が家の場合。

 

テーブルに乗っている娘に対して、

「わあ!もうこんなに食べたんだね!モリモリ食べてくれてうれしいな〜」と言いながら、テーブルに乗っていることには一切触れずにおろすようにしました。

 

私が初めてこの対応をした時、娘が「あれ?」と不思議そうな顔をしたのがとても印象に残っています。

 

今まであれこれ注意していたのに、急に何も言わなくなったので、娘も拍子抜けしてしまったのでしょうね。

 

 

そして、この対応を繰り返すうちに、ママを困らせる行動をしても意味がないんだな、ということが娘にもだんだんと分かってきたのです。

 

肯定的な注目を増やす

 

大人の注目は、子どもの行動に大きく影響します。

 

子どもの困った行動を見ると、つい注意したくなりますよね。でも実は、注意をすればするほど、その行動をかえって強めてしまうことがあるのです。

 

だからこそ、困った行動に注目するのではなく、好ましい行動にこそ、積極的に肯定的な注目をしてあげましょう。

 

例えば、

「頑張ったね」

「たくさん食べたね」

「もうお風呂入るんだね」

「ゴミを拾ってくれたんだね、助かるー」

などのように、日常生活の中にある小さな「できた」や「良いこと」に焦点を当てて声かけを増やしてみてください。

 

すると、子どもの心はだんだんと満たされていきます。

満たされることによって、良い行動が増え、困った行動が減っていきます

 

我が家も娘の「試し行動」に悩まされましたが、この対応をすることでいつの間にかママをわざと困らせる行動をしなくなりました。

 

肯定的な注目を意識して過ごすようになってから、他にも嬉しい変化が見られました。

以前よりも積極的にお手伝いをしてくれるなど、良い行動がぐんと増えたのです!

 

 

「もう困らせないで!」と願うママの皆さん。

困った行動が減って、子育てがもっと楽しくなります!

 

ママの心が軽くなるこの対応、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

仲村まな

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