夏休みの「読書感想文」をどう進めたらいいかわからないママへ
夏休みもそろそろ折り返し地点ですね。
お子さんの宿題は順調に進んでいますか?
宿題の中でも「読書感想文」は、ママたちの多くが頭を悩ませるものだと思います。
- 本は読んだけど、感想が全然出てこない
- いざ書こうとしたら「やだ!」と泣き出す
- 書かせ方もわからないし、つい親が手を出してしまう
我が家の息子も小1の時、読書感想文に苦労しました。
夏休みが始まった頃はやる気満々で、すぐに好きな本を買って読むところまで終えましたが、そこからがなかなか進まなかったのです。
夏休み終盤、「何を書けばいいか分かんない、書かない、やらない!」と毎日のように怒り出す。
「もう書きたくない…」と泣きそうになる日もありました。
私もまっさらな原稿用紙を目の前にして、どう進めたらよいのか戸惑っていました。
実際、小1は文字を書くのもやっとなのに、読書感想まで書くなんてハードルが高いですよね。
ですが、そのハードルはちょっとした工夫をすれば乗り越えることができるんです!
この記事では、小1だった息子が楽しく読書感想文を書き終えられた実体験を元に、親ができる具体的な関わり方についてご紹介します。
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小1の子どもが読書感想文を「書かない、やらない!」と怒る理由
読書感想文に取りかかろうとした途端、子どもが怒り出したり、泣き出したり癇癪(かんしゃく)をおこす。
「なんでこんなに嫌がるの?」と理解ができず、イライラしてしまいますよね。
実は、そこには脳の性質が関係しているのです。
脳は新しい行動を始めるときに、最も大きな負荷がかかるという性質があります。
不安が強い子にとっては、その負荷がさらに大きくなります。
そのため、慣れない読書感想文を書こうとすると、脳がうまく身体に指令を出せず、行動に移すことが難しいのです。
さらに、「読書感想文を書いて」と言われること自体が、小1の子どもにとってはすぐに理解することが難しく、曖昧な指示なんです。
書こうと思っても、
- 何を書けばいいの?
- 文章を自分で考えられない
- 原稿用紙にどう書くの?
こうした不安が子どもの中に出てきてしまいます。
不安が強い息子にとって、初めての読書感想文は、負担を感じる新しい挑戦だったのです。
「書きたい気持ちはあるけど、どう書いたらいいか分かんないからイヤだ」と、自分の気持ちを話してくれました。
「やりたくない!」は、「どうしたらいいか分からない!」のサインなんですよね。
逆に、やるべきことが明確に分かっていて、少しずつ取り組める形になっていれば、脳は安心し、スムーズに行動に移ることができます。
つまり、脳の負担を減らすためには、「読書感想文」という課題を小さく分けてあげることがカギになります。
次で、どう進めれば楽しく書き終えることができるか、我が家でうまくいった3つの秘訣をお伝えしますね。
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楽しく書き終えるための3つの秘訣
いきなり書かせない!まずは好きなことでテンションUP
いきなり「よし、書こう」と机に向かわせると、子どもは拒否反応を示してしまいます。
そこで大切なのが、好きなことでテンションを上げてから始めること。
- 好きなゲームをする
- おやつタイムをとる
- 好きなアニメを見る
書く前に楽しいことを挟むだけで、子どものテンションが上がり、スムーズに書き始めることができます。
事前のワークシート作成で「何を書くか」を見える化する
感想文は、いきなり原稿用紙に書く必要はないんです。
まっさらな原稿用紙を前にすると、「分んない!」となってしまうので、我が家では事前にワークシートを用意しました。
例えば、こんな質問です。
- どうしてこの本を選んだ?
- どんなことが起きた?
- 自分はどう思った?
- 一番好きなシーンは?なぜ?
このように、子どもとQ&Aスタイルで話しながら、私がメモしていく形で進めていきました。
最初は「知らない、分かんない」と言っていた息子も、本について一緒におしゃべりしていくなかで、「ここが面白かった」「これはダメだと思った」など自分の考えを伝えてくれました。
ワークシートが出来上がると、進捗が目に見えたので書ける自信がついたようでした。
“手厚いサポート”が正解!ママは消しゴム係でもOK
「全部自分で書かせなきゃ」と思っていませんか?
でも、苦手な部分は、ママがサポートしてあげてよいと思います。
我が家では、「何とかして書き終える」ではなく、「楽しく書き終える」を目標にしてこのようなサポートをしました。
- 子どもが話した内容をメモする
- 書くときは“消しゴム係”になって、消してあげる
- 「ここまで書けたね!」「すごいじゃん!」とたくさんほめる
「サポートしながら進める」「こまめにできたところを認める」ことで、子どものやる気と自信がグッと伸びます。
最初は「難しそう」「イヤだな」と感じていた息子でしたが、書き終えたあとは、「意外と簡単じゃん、楽しかった〜」と言って、泣いていた息子とは別人のようでした。
親のちょっとした工夫や声かけで、「できた!」「自分で書けた!」という成功体験に変えることができます。
読書感想文は、本の感想を書く以上に、自分の気持ちを人に伝える力や自信を育てる良い機会にもなります。
今年の夏休みは、皆さんも楽しんで、読書感想文に取り組んでみてくださいね!
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
仲村まな