夏休み。毎日「暇、何すればいい?」と聞いてくる子どもにうんざり!
夏休みは普段よりも一緒に過ごす時間が長くなりますよね。
暇ができると子どもから毎日のように「ママー、何すればいい?」と聞かれると、うんざりしてきませんか?
我が家には、不安が強い小学3年生の息子がいます。
ゲームやYouTubeの時間が終わると、すぐに「暇、何すればいい?」と聞いてきます。
「好きなことしたら〜」と言っても、なかなか自分から動こうとしません。
挙げ句の果てには、「つまんない!」と怒り出すのです。
在宅で仕事をしている時は、1日中ずっと構ってあげるわけにもいきません。
そんな時は、「せっかく自由なんだから、好きなことすればいいのに」「自分で決めて何かしてよ…」と、ついイライラしてしまっていました。
でも実は、その「何すればいい?」という質問の裏側には、子どもの「不安」や「困りごと」が隠れているかもしれません。
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不安が強い子にとって、自由な時間は不自由だった!
大人から見ると「自由にしていい=楽しい」と思えますが、実は不安が強い子にとって、「自由」は難しいのです。
不安が強い子どもの脳は、見通しを立てにくいという性質があります。
ですので、やることがはっきりしていないと行動をスタートすることができません。
「自由な時間=何をすればいいのかわからない=不安な時間」になってしまうんです。
また、不安が強い子はネガティブな思考がクセになっています。
たとえば、子どもが「〇〇したい」と自分でやりたいことを選んだとき、こんな声かけをしていませんか?
「他のことにしたら?」
「それは今はできないな」
「こっちはどう?」
こうした否定的な返答を繰り返されると、子どもは
「自分で選んでも、どうせ否定される」
と、ネガティブな思考が溜まっていってしまいます。
そして徐々に、自分で選ぶことや決めることを避けるようになってしまうのです。
その結果、子どもは「ママ、何すればいい?」とママに聞いてしまうのです。
ではどうすれば、子どもが自分で動き出せるようになるのでしょうか?
次で、我が家で効果のあった具体的な対応方法をお伝えしますね。
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特性を理解して、行動を加速させるための準備と対策をしておく
ポイントは、「準備」と「ちょっとした声かけ」です。
選択肢を用意してあげる
「暇、何すればいい?」に対して、「何でも好きなことしていいよ〜」と返すのは、一見やさしく聞こえますが、実は逆効果になってしまうことも。
なぜなら、選択肢が無限にあると、かえって何をしていいのかわからず不安になってしまうんです。
そんなときは、選択肢を用意してあげるのが効果的です。
たとえば、
- 「ブロックとおりがみ、どっちにする?」
- 「漫画を読むのと、映画を見るのどっちがいい?」
- 「外で遊ぶか家で遊ぶか、どっちの気分?」
こうすることで、子どもは「自分で決めた」という感覚を持てて、自分から行動を始めやすくなります。
最初は2択でOKです。どちらを選んでもOKな内容にしておきましょう。
そして、子どもが選んだら、「いいね!」「楽しそう」など肯定的なリアクションをしてあげてくださいね。
くれぐれも「えー、そっち?」などの否定的な返答をしないように注意です!
見通しが立てられる工夫「やりたいことリスト」を作る
息子は目からの情報をキャッチしやすいタイプなので、
ホワイトボードに「朝やること」「やりたいこと」「夏休みの宿題」のリストを書いて、貼っておくようにしました。
このようにしておくと、視覚的なヒントになり、「これやりたかったんだ」「これやらなきゃ」と動き出すことができるようになります。
リストの例:
- おりがみ
- 漫画を読む
- 植物への水やり
- 工作
- 読書感想文(夏休みの宿題)
- 映画を見る
- 一緒にご飯を作る
「この中から選んでOK」という安心感が、子どもの行動のハードルを下げてくれます。
夏休みは、子どもにとって「自由で楽しい」時間であると同時に、「どうすればいいかわからない時間」になってしまうこともあります。
「暇、何すればいい?」という質問の裏には、「決められない」「動き出せない」という不安が隠れていることを理解すると、ママのイライラも少しやわらぐかもしれません。
- 選択肢を用意すること
- 見通しが立てられる工夫をすること
これだけで、子どもの「自分で決めて動ける力」が少しずつ育っていきます。
我が家の息子も暇になったら「リスト」を見て、「あ〜、これやりたかったんだ!」と動き出すことができています。
「何すればいい?」と聞かれる回数もぐんと減りました。
子どもが「何すればいい?」と聞いてきたら、イラっとする前に、「じゃあ、この中から選んでみる?」と声をかけてみてください。
ママも子どもも、心にゆとりを持って、ストレスを少なく!
残りの夏休みを楽しく過ごしていきましょう。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
仲村まな