家でダラダラ過ごす子が動き出すには?身辺自立を叶える秘策

夏休みだからといって家でダラダラ過ごす子どもはいませんか?ずっと家にいてダラダラされるとイライラしちゃいますよね。子どもが動かないのはただなまけているからではありません。子どもが自ら動き出すようになるアクションチャートを活用してみませんか?

ダラダラ過ごす子どもにイライラしていませんか?

 

夏休みは時間があるからとダラダラ過ごす子どもを見ているとイライラしてしまいませんか?何度言っても動かない、宿題は夏休みギリギリになる、家を散らかして片づけない、約束を守れない。イライラをあげたらきりがないですよね。

 

 

 

 

我が家にはASD傾向で不安の強い小学2年生の娘がいます。

 

朝起きてきてもいつまでたっても着替えたりご飯を食べようとはせず、ソファーで寝転んで動画などを見てダラダラして動きません。いくら言っても自分からは動こうとしませんでした。

 

休みの日でも仕事などがあり私の時間がなくなると、寝転んでテレビを見る娘の口にご飯を食べさせたり、起き上がらせて洋服を脱がして着替えさせたりし、一向に動こうとはせずに困っていました。

 

学校がある日もそんな風に自分からは動かないので朝も登校時間がギリギリになったり、間に合わなかったりしていました。

 

夏休みで家にずっといてダラダラ過ごす姿を見るとさらにイライラが増していました。

 

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ただなまけているだけではありません

 

不安が強いASD傾向の子がいつまでもダラダラと過ごすのは脳の特性が関係しています。

 

ハードルが高くて脳が動かない

 

体を動かすことをめんどくさがるのは、体を動かす脳のエリアが弱いからです。行動の楽しさや達成感を味わっていないということもあります。やるべきことに対して「楽しんでやる」という工夫ができないため、行動を起こすことを億劫に感じてしまいます。

 

やるべきことの段取りがわからず、戦略が立てられない

 

着替えも宿題も出かける準備もやらなくてはいけないことはわかっているけれど、考える脳のエリアの発達が未熟なため行動の取っ掛かりをなかなかつかめず行動ができません。

 

時間を逆算して行動ができない

 

まだ時間の感覚がしっかりと身についていません。また、子どもは「したい、やってみたい」でなければ行動が駆り立てられません。そのため、子どもの気分を盛り上げて、行動へ向かわせる声かけをすることが大切です。

 

では、このような脳の特性を持つ子はどのようにすれば動き出す事ができるのでしょうか?

 

 

次に我が家で実践し、行動が加速したアクションチャートについて説明しますね。

 

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アクションチャートで自信を貯め身辺自立が叶います!

 

発達科学コミュニケーションでは、ママが何も言わなくても子どもの行動を加速させ、成功体験も貯めることができるアクションチャートというものがあります。

 

何時に何をやるのか?という行動表のようなものです。

 

まずは、6つの行動を決めます。

6つの行動は3.2.1の法則で決めます。この行動は絶対に本人はやらないだろうけれど、親がやって欲しいことを書きたくなるかとは思いますがそれでは続かないので次のような法則で決めていきます。

 

・3つの行動は子どもが喜んでやること(行動習慣がついているもの)
・2つの行動は声かけをすればやること(時々やってくれること)
・1つの行動は今までやってこなかったこと(チャレンジ課題)

 

子どもが普通通りに過ごしても半分は〇がつくようにする事がポイントです。ついつい親がやって欲しいことばかりを書きたくなるとは思いますが、そこは我慢してくださいね!

 

3段階評価でポイントをつけてご褒美を決める

3段階評価で
・時間が守れて行動ができた→◎
・時間はずれたけれど行動できた→〇
・行動できなかった場合→記載なし

 

◎は2点〇が1点など決めておきます。

 

ご褒美のポイントは


・ヒト→おじいちゃんおばあちゃんに会いに行こう!推しのライブに行こう!
・モノ→物を買ってあげる
・コト→活動のご褒美。YouTube見ていいよ、〇〇に買い物に行こうかなど
・場所→どこどこに行こう
・お金 

 

我が家ではお金のご褒美を選ぶことが多かったですが、ご褒美は毎回選ばせても固定にしても大丈夫です。子どもに決めさせましょう。


また、目標の点数に達していなくても参加賞として好きなお菓子を買いました。

 

書き方・使い方

 

横軸に曜日、縦軸にやることを記入し、得点を1日ごとに集計し、1週間で合計何点と集計できる表を作成します。

 

やることには何時に何をするかを書きます。朝、昼、夜などの中から時間帯を決めてその時間帯にする行動を6つまで記入をします。


発達凸凹のある子はキャパシティーが多くないので朝、昼、夜とずっと縛られると反発をしたくなる為、時間帯は最低限この時間にして欲しいことという基準で作成します。

 

おすすめの時間帯は朝です。朝の時間帯の行動習慣がついたら使うのをやめて、別の時間に挑戦するのはOKです。

 

1週間の獲得ポイントを集計してご褒美ゲットです。もしできないことがあってもできなかったことには触れません。できたことのみ注目して褒めましょう。

 

ダラダラと過ごす子どもも小さな成功体験を積むことができ、自信がついて「もっとやろう!」と身辺自立が叶っていくのです。

 

 

 

夏休みは発達のチャンス!

 

アクションチャートを利用することによって、我が家の動かない子どもも進んで動いてくれる事が増えました。「できたよ!」と嬉しそうに報告もしてくれます。

 

 

夏休みは子どもがダラダラ過ごすと悩んでいる方は一度試してくださいね。

 

行動をすればするほど脳は発達していきます。子どもが動きたくなるような工夫をして、夏休みに子どもの行動を増やしていきましょう!

 

夏休みはピンチではなくて、普段できないことができ、子どもの発達が加速するチャンスです。子どもと楽しんで夏休みを過ごしていきましょう。

 

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

澤村祐依

 

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