友達ができない小学生の行き渋りは会話力で解消!お家でできるサポート法

小学生の行き渋りには、友達とのコミュニケーションの難しさが関係していることがあります。特に発達に凸凹のある子は会話が苦手で孤立しやすく、それが学校への不安につながります。この記事では、お母さんとの一対一の対話で会話力を育てる方法を紹介します。

行き渋りのある小学生につけてほしいのは会話力です

 

長い夏休みが終わり、新学期が始まりました。
その中で「学校に行きたくない」と行き渋る小学生はいませんか?

 

もしかしたら行き渋りの原因はお友達とのコミュニケーションの難しさにあるかもしれません

 

小学5年生になる我が家の娘も、特に休み明けに行き渋りが目立ちました。

 

自分から友達に話しかけられず、いつも「話しかけてもらうのを待つ」タイプ。
そのため、なかなか仲の良い友達ができませんでした。

 

その結果、

  • 「学校なんてなくなればいいのに」

  • 「なんで行かなきゃいけないの?」

とまで言うようになってしまったのです。

 

さらに、学校帰りには友達同士が楽しそうに話している輪に入れず、一人で歩いて帰ることも多く、とても切ない気持ちになりました。

 

会話力が不足すると

  • 友達との会話に入れず孤独を感じる

  • 学校で困ったことを相談できず、さらに困り事が増える

といった悪循環につながります。

 

つまり「会話力の不足」そのものが行き渋りの要因になるのです

 

ですが安心してください。会話力は小さい頃にしか身につかないわけではなく、 いつからでも伸ばすことができる のです。

 

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なぜ、発達に凸凹がある子どもはコミュニケーションが苦手なのでしょうか?

 

発達に凸凹がある子どもが会話に苦手意識を持つ理由には、大きく2つあります。

 

① 会話には多くの力が必要だから

 

会話は単純なやり取りに見えますが、実際には以下のステップを踏んで成り立ちます。

 

1.人の話を聞き、それをよく覚えておくこと

 

2.聞いて覚えたことを頭の中で理解し、なんて返事をしようか考えること

 

3.言いたいことを組み立てて言葉としてアウトプットすること

 

これらの過程が一つでも難しいと、会話のキャッチボールがうまくいかなくなってしまいます。

 

② 耳よりも目で理解することが得意だから

 

耳で誰かの言ったことを聞く方が理解しやすい人と、目を使って文字を読んだ方が理解しやすい人がいます。発達凸凹の子どもは耳よりも目が得意な子が多く、言われたことは聞こえているけれど、耳から入る情報は理解しにくいという事があります。

 

そのため、言葉で説明されても理解が追いつかず、質問と違う答えを返してしまうこともあります。

 

こうした失敗体験が積み重なると、会話への苦手意識が強まり、やがて小学生の行き渋りにつながってしまうのです。

 

では、どうすれば会話力を育てられるのでしょうか?

 

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会話力を上げるために大切なことは?

 

会話力を育てるために最も大切なのは、 お母さんとの一対一の対話 です。

 

そのときに意識したいポイントを2つご紹介します

 

1、話しかけるときは3Sで話しかける

3Sとは

  • Sweet(優しく)

  • Slow(ゆっくり)

  • Smile(笑顔で)

この3Sを意識して声をかけると、子どもは「話を聞こう!」という気持ちになれます。逆に、暗い声や怒った表情では耳を閉ざしてしまいます。

 

2、興味関心を持って聞く

 

家事をしながらの「ながら聞き」ではすぐに見抜かれてしまいます。話すときは手を止め、目を合わせ、笑顔で耳を傾けましょう。

 

また、子どもが話そうとしているときは、言葉が出るまでじっと待ってあげることが大切です。

 

つい、「〇〇ってことだよね?」などと代わりに話をしたくなることもあると思いますが、子供が話そうとしている事を考えている時は頭がフル回転している時で脳が発達している時です。答えをせかすことなく、じっと待ってあげましょう。

 

そして、子供の答えには「へーそうなんだね!」「へー!知らなかった!」「それからー?」などと興味関心を示しましょう!

 

そうすることで「伝わった」「聞いてもらえた」という成功体験になり、もっと話したい気持ちにつながります。

 

小学生の行き渋りには「大勢の中で経験させた方が会話力が育つのでは」と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、集団の中では先生の声を聞き取れなかったり、意味を理解できなかったりして逆効果になる場合も多いのです。

 

この様にしてまずはお母さんとの一対一の対話を大切にしましょう。そうする事によって大勢の中でも話をする事ができる会話力も身についていくのです。

 

だからこそ、まずは安心できるお母さんとの「一対一の対話」から始めることが大切です。

 

 

会話力が身につき、学校への行き渋りが減りました

 

我が家の娘も、幼少期は発話が少なく、小学生になっても「学校で何があった?」と聞くと「わからない」としか答えられない子でした。

 

しかし、お母さんとの一対一の会話を積み重ねていくうちに

  • 学校での出来事を自分から話すようになった

  • 放課後に友達と約束して遊べるようになった

という変化が生まれました。

 

今では「勉強は嫌だけど、休み時間が楽しいから学校に行く!」と言うほど、学校への行き渋りが減ったのです。

 

小学生なのにコミュニケーションが苦手で「友達と上手くいっていないのでは?」と不安に思うこともあるかもしれません。

 

でも大丈夫です。まずは お母さんとの一対一の会話 から始めましょう。それが子どもの会話力を育て、学校に行く自信につながります。

 

新学期には、子どもに安心して話せる場をつくり、笑顔で学校に通えるサポートをしてあげましょう。

 

 

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<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

澤村祐依

 

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