HSCってもしかしてあまり知られてない?
5人に1人の割合で存在すると言われている人一倍繊細な子、
Highly Sensitive Childの略でHSCと呼ばれています。
生まれつき敏感で繊細、感受性が高い気質を持つ子どものことをいいます。
そんなHSCの子を持つ親御さんは、小学校入学の時にこんなことを考えたのではないでしょうか?
「小学校の先生に子どもの特性であるHSCを知ってもらいたい」
「HSCのこと小学生の先生はどのくらい知識があるのだろう」
そう思いつつも、なかなか先生に伝えるタイミングが見つからず、
「もう2学期だし、今さら伝えるのも遅いかも」
などと悩んでいませんか?
我が家にもHSCの小学生の娘がいるので、小学校入学時はどうやって伝えようかと悩みました。
なぜ悩んだかというと娘が幼稚園の頃、不登園になったことがあり担任の先生にHSCの特性を伝えたのですが、なんと幼稚園の担任の先生はHSCを知らなかったということがありました。
「調べてみますね!」と幼稚園の先生は答えてくれたのですが、
「知らない先生もいるんだ…」とショックを受けた記憶があります。
私は娘がHSCということもありネットや本などで調べていて、よく耳にもしていました。
なので世間的にHSCは知られているものだと思っていましたが、周りに聞いても知らない人が意外と多くて驚いています。
今の日本の小学校の先生も、HSCについて教員養成課程や研修で必ず学ぶ内容ではないので、理解している先生はまだ少ないのが現状です。
学校の先生にHSCのことを理解しておいて欲しいのには理由があります。
それは学校の中でHSCの子が困ってしまう場面がたくさんあるということです。
ではどんな困り事があるかお話しします。
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HSCの子の学校内でのストレスの原因
環境からの刺激を受け取る力が敏感という脳の特性を持っているのがHSCの子どもです。
刺激を敏感に感じ取るのでストレスが溜まりやすい特徴があります。
そして学校内での環境からの刺激というのにはこんな種類があります。
・音の刺激
教室のざわめき、チャイムの音、運動会や集会のマイクの音
・光や視覚の刺激
蛍光灯の明るさ、教室の掲示物の多さ、窓からの光
・匂いの刺激
給食の匂い、トイレの匂い、友達の柔軟剤の匂い
・人との関わりの刺激
先生の表情や声のトーン、友達の言葉や態度、自分の気持ちを伝えにくい
このように個人差はありますが、学校の中にはHSCの子が苦手とする刺激が多くあります。
またHSCの子は見通しが立たないと不安が強くなる特性もあります。
学校生活はイレジュラーなスケジュールになることも多いので、HSCの子にとってはストレスが溜まりやすい環境です。
このようにHSCの子が学校生活で困ってしまうことは少なくないので、事前に小学校の先生に子どもの特性を伝えておくと、子どもはもちろんお母さんと先生にとって良いことがたくさんありますよ。
どんなメリットがあるか、その理由をお話しします。
小学校の先生にHSCを伝えることのメリット
事前にHSCの特性と困った時の対応方法を伝えておくとこんなに良いことがあります。
①子どもにとってのメリット
【理解される安心感】
甘えやわがままなどと誤解されずに、気質の特徴として受け止めてもらえる。
【無理のない対応】
行事や集団活動で疲れやすい時に、休憩やサポートを受けやすい
②親にとってのメリット
【安心して任せられる】
特徴を学校側に理解してもらえていると「学校で困ってないかな?」という心配が減る
【先生との連携が取りやすい】
具体的に困っていることの対応策などを共有できて、同じ方向でサポートができる
③先生にとってのメリット
【誤解によるトラブルを防げる】
食べ物の好き嫌いやこだわりといった行動を、問題ではなく気質として捉えられる
【指導がスムーズになる】
苦手な場面(大きな音、急なスケジュール変更)を知っておくことができ、事前に工夫できる
このようなメリットがあるのなら、小学校の先生に特性を伝えておいた方が安心ですよね。
先生も慣れてきて子ども達のそれぞれの個性をわかってきている2学期だからこそ伝えやすいということもあります。
「もう2学期だけど、今さら?」と思わずに先生に伝えてみましょう!
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サポートしてもらいやすくなる伝え方の工夫とは?
小学校の先生にHSCの特性を伝える際、先生が動きやすくなる工夫をすることをお教えします。
その工夫とは、困り事と普段お母さんがしている対処方法をセットで伝えることです。
例えば、
「人前で答えることに緊張しやすく、自分の気持ちを上手く伝えられないかもしれません。
時間がある時は話し始めるまで待っていただけないでしょうか?」
「次に何をするのか見通しを立てることができずに不安になる時があります。
そんな時はスケジュール表や時計を見たりなどの視覚的要素を交えながら話してもらえると理解できて安心できます。」
このように困り事と対処方法をセットで書くと、小学校の先生に理解してもらいやすくなります。
そしてこれを分かりやすく簡潔にA4用紙1枚にまとめて渡すことをお勧めします。
先生はとても忙しく、サポートしてほしい子どもも他にもいるでしょう。
そんな時に何ページも書いたものを渡されても、全て読むのにも時間がかかります。
時間の限られた先生に読んでもらえるようにしましょう。
そして普段から先生に感謝の気持ちを伝えるのを忘れないでいると、お母さんと先生の間に信頼関係ができて、子どものサポートがスムーズになりますよ。
「先生のおかげで毎日楽しく通えています。」
私はこの一言を先生とお話しさせてもらう時に必ず伝えています。
お母さんと小学校の先生が一緒に、HSCの子が過ごしやすい環境を作っていけたらいいですね。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
川澄みさ