100点じゃないと意味がない、間違えは許されない。完璧主義なお子さんの対応に困っているママはいませんか?この記事ではネガティブ思考で完璧主義な母子分離不安キッズの思考を和らげる方法についてご紹介します。
少しでも間違えると癇癪を起こす完璧主義な母子分離不安の娘
計算を1問でも間違えると癇癪を起こす子はいませんか?
我が家の小1の娘は間違えると怒り出し鉛筆を投げたり、間違えたくないから問題を解かないと勉強を放棄していました。
「ママ、ずっと見てて!」
「ママ、これで合ってる?」
私がそばにいないと勉強ができない娘の様子に将来が心配になった私は
「少しくらい間違えたって大丈夫だよ!」
「直せばいいだけだから、気にしないで」
「間違えたところに気づくのも勉強だよ」
一生懸命励ましてみるものの、癇癪は悪化する一方でした。
間違えることを極端に恐れるのはネガティブ思考が関係しています
私の娘のような母子分離不安キッズが持っている思考の偏りを完璧主義といいます。
「100点じゃないと意味がない」
「100点を取れない自分はダメだ」
このような思考の偏りがあると、できないところに目が向いてしまうため、ますます自分を責めてネガティブ思考に。
自信がなくなることで、そもそもやることから逃げてチャレンジができない子になってしまいます。
ネガティブ思考を和らげて完璧主義から抜け出すには、まずはママがお子さんのできているところに目を向けていくことが大切です。
ネガティブ思考を和らげるママの対応方法
問題を解いている場面だとしたら、できているところだけにマルをつけます。
間違えている問題はスルーします。バツをつけたり、間違えているよと指摘する必要はありません。
できているところがこんなにたくさんあるんだ!と気づかせることで自信に繋がります。
ママがお子さんに失敗している姿を見せることも大切です。
人間は完璧ではないということを知ることで、徐々に完璧主義が和らいでいきますよ。
完璧主義を手放した娘の成長
間違えることを恐れて勉強ができなかった我が家の娘ですが、算数の問題を解きながら「何で間違えたのかに気づけたことが大事だよね」と言えるようになり、私はとても感動しました!
極端な思考のまま大人になると生きづらくなってしまう可能性もあります。
柔軟な思考を手に入れて、失敗にも恐れずチャレンジできるヒーローに育ててあげたいですね!
執筆者:さいとう ほのか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)