もう小学生なのに…トイレに1人で行けない我が家の娘
「ママ、一緒にトイレついてきて…」
小学生になっても、トイレに行くたびにそう頼まれると、「もう1人で行けるはずなのに…」と不安や戸惑いを感じることはありませんか?
「もう赤ちゃんじゃないんだから、トイレくらい1人で行こうよ」と思ってしまいますよね。
私の娘は小学生の母子分離不安キッズですが、なかなか1人でトイレに行くことができず、毎回ついてきてと頼まれていました。
そのたびに、家事の手を止めてついていかなければならいことにストレスを感じ、
「もう小学生なんだからトイレくらい1人で行ってきてよ」
「1人でトイレ行けないなんて恥ずかしくない?」
と声をかけてしまうこともありました。
小学生になっても1人でトイレに行けない我が子を見ていると、このままで大丈夫なの?と心配になってしまいますよね。
なぜ母子分離不安キッズは小学生になっても1人でトイレに行くことができないのか、またその対処方法についてお伝えしますね。
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母子分離不安キッズが小学生になってもトイレが怖い理由
聴覚の過敏さ
小学生になっても1人でトイレに行けない子には聴覚過敏が関係している可能性があります。
聴覚過敏とは日常的な音が生活に支障が出るほど大きく聞こえることです。
トイレの水を流す時の音のように、他の人には何も気にならないような音でも不快感や苦痛を感じてしまうのです。
実際、私の娘もトイレの流す水の音が苦手で、わざと流すのを忘れることがありました。
不安を感じやすい特性
トイレへの苦手意識を感じることの原因のひとつに、元々不安を感じやすい特性を持っていることが挙げられます。
この不安を感じやすい特性によって、
もし鍵が開かなくなって閉じ込められてしまったらどうしよう
1人でトイレに入っている間に、ママがいなくなってしまったらどうしよう
トイレに入っている間に泥棒がきたらどうしよう
実際には起こり得ない状況を自分の頭の中で想像し、不安を生み出してしまうことで1人でトイレに入ることに不安を感じてしまう場合があるのです。
不安を感じている子どもに対して、「全然怖くないよ、大丈夫!」「心配しすぎだよ」と声をかけたとしても不安が和らぐわけではありません。
むしろ、子どもは自分が感じていることを否定されたように感じてしまいます。
このような場合、子どもの抱えている不安を消すのではなく、不安があっても動ける力を育てることが大切です。
では具体的にどんな対応をしたのか、次にお伝えしますね。
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不安があっても動ける!怖さを克服するサポート方法とは
トイレに1人で行くのが怖い娘に実践したことはたった一つ。
1人でトイレにいけた時間を伝えることです。
最初はほんの数秒だけ、離れることができた時に「5秒1人で入れたね!」と伝えます。
徐々に時間を伸ばしていき、
「30秒いられたね!」
「ドアを閉めることができたね!」
「トイレの蓋を閉めたら1人で流せたね」
とできることを少しずつ増やしていきました。
こうして、1ヶ月程かかりましたが、最終的には1人でトイレに行くことができるようになりました。
今では、声をかけられることもなくなり、いつの間にトイレに行ってきたの?とびっくりしてしまうこともあるほどです。
トイレが怖いという気持ちをなくすことは子どもにとって簡単にできることではありません。
ですが、子どもが本来持っている1人で動ける力を育ててあげることで、日常の困りごとを減らすことができますよ。
母子分離不安だから小学生なのに1人でトイレ行けない・・・
と諦める必要はありません。
悩んでいる方がいたら、ぜひ試してみてくださいね!
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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
さいとうほのか