学校行きたくない!朝から不機嫌な小学生の行きしぶりを解消するテクニック

毎朝、起きると学校に行きたくない!と行きしぶり不機嫌になる小学生はいませんか?焦って無理やり行かせるのは逆効果です。この記事では私が実践し、子どもが気持ちを切りかえ行動できるようになった方法をご紹介します

 

朝起きた瞬間から行きしぶりのある小学生の娘

 

毎朝起きたてすぐに「学校に行きたくない」と言い出し、不機嫌になり行きしぶりをする小学生の対応にお困りの方はいませんか?

 

朝の忙しい時間に行きたくないと言われてしまうと、仕事や予定があったりで休んだらどうしようと困ってしまいますよね。

 

つい、何とかして行かせないと!一度休んだら休み癖がつく!などと思いあれこれ口を出したり、一生懸命におだてるけれど、いっこうによくはならず、次の日もまた行きしぶりをする小学生。

 

毎日の繰り返しでイライラしてしまいますよね

 

 私には現在小学4年生で人一倍に不安を感じやすい不安症の娘がいます。

 

朝起きたときから「今日は学校に行きたくない」と言ってなかなか布団から出てこなかったりと学校に行きしぶりをしていました。

 

朝起きたときから機嫌が悪いことも多く起きた瞬間から癇癪を起こし、その癇癪に巻き込まれて私までイライラし、つい怒った声で対応してしまうこともありました。

 

今日は仕事があるから小学校に行ってほしいなと思い、
「早くして!」とせかしたり、
「大丈夫だって!」と無理やり学校に送り出していました。

しかし、その対応では一向に状況は変わりませんでした。

 

 

 

 

なぜ、行きしぶりがあるのでしょうか?

 

行きしぶりの理由の一つとして

 

小学生の娘は不安が強く、特にネガティブな感情に敏感で小学校でのネガティブな記憶が優先的に残るためです。

 

ネガティブな記憶が残るのは、動物が自分の身を守るための記憶をよく覚えているという機能を持っているためです。娘はその機能が強い傾向があったのです。

 

小学校での失敗体験などを忘れられずに

 

また質問に答えられなかったらどうしよう
またお腹が痛くなったらどうしよう
仲のいいお友達が休みだったらどうしよう

 

などネガティブにとらえてしまって学校への不安が増していたのでした。

 

また、もう一つの理由として

 

娘の聴覚過敏が関係していました。

 

聴覚過敏があるため幼い時から赤ちゃんの鳴き声が嫌いだったり、大きな音が苦手でした。

 

過敏がゆえに、行きしぶりに少しでもイライラしていて私の声色が変わると
「怒ってるの?」
と私の感情を敏感に感じ取り、娘はさらにネガティブな感情になっていました。

 

また、大きな音が苦手なため、ざわざわする教室の音が気になったり、先生の怒る声が気になってしまい人知れず緊張感や不安を募らせていたのです。

 

 

 

 

行きしぶりのある小学生の娘にした対応とは?

 

私が行った対応方法は以下の2つです

 

①気持ちをいったん受け止めアウトプットさせる

 

まず、朝起こしに行った時に行きしぶりがあれば、「そっかー」「行きたくないって思うこともあるよね」「他にはなにかある?」と子どもの気持ちを受け止めた後に嫌な気持ちをアウトプットさせました。

 

「行きたくない」と言われたときに良かれと思って諭したりアドバイスをしようとするのは逆効果です。なぜなら、子どもは自分の気持ちを受け止めてくれなかった否定されたと感じるからです。

 

「そうなんだね」と気持ちを受け止めてもらえるとママは自分の事をわかってくれると感じることができます。そして気持ちをアウトプットすることにより気持ちが落ち着くこともあるからです。

 

②寝る前と朝起きたときにはスキンシップを

 

行きしぶりのある小学生は人一倍ストレスや不安を抱えています。スキンシップをすることで安心感を与えることができます。

 

夜寝るときには今日の良かった事を話したり

「〇〇ちゃん大好き!おやすみ」

などスキンシップをとることをしました。

 

朝起きるときには隣で添い寝をし

 

「ママの大好きな〇〇ちゃん、おはよー!」

「ママの大好きな〇〇ちゃん起きよっかー」

「〇〇ちゃん大好き!」

 

など何度も優しい声色で耳元でささやきました。

そして笑顔を見せてぎゅっと抱きしめました。

 

子どもは大人の声色や表情にとても敏感で、大人の怒った顔や声、しかめた表情により子どもの脳にはブレーキがかかります。

 

なので大事なことを伝えたい時は優しい顔でささやき声で話す方が子どもの脳に伝えたい事をきちんと届けることができるのです。

 

 

 

 

不安があっても自分で気持ちを切り替えれるように

 

行きしぶりで、起きて学校嫌だなと言っていた小学生の娘も、そのような対応をすると嫌とは言わず布団から出てくるようになりました。

 

そして、そのあとは嫌だとは言わずにご飯を食べて準備をし、気持ちを切り替えて登校することができました。

 

今も「学校嫌だなぁー」と言う発言はあります。

 

しかし、子どもの言葉に巻き込まれず毎朝こういった笑顔と優しい声色の対応を続けていると、朝嫌だと言っていても「学校めんどくさいけど、ちゃんと行くよ!」などと伝えてくれるようになりました。

 

朝起きて学校行きたくないと言われても焦らずに対応していきましょう。

 

 

 

 

<執筆者>

発達科学コミュニケーション アンバサダー

澤村祐依

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