何度声をかけても反応がない。行動が遅い子にイライラしていませんか?ついつい「早くして!」と言いたくなってしまいますよね。この声かけ、実は不安が強いマイペースな子には逆効果です。怒らなくてもサッと動けるようになる声かけのコツをご紹介します。
「早くして!」行動が遅い子どもにイライラしていた日々
「そろそろ学校に行く時間だよ!」
「早くご飯食べてね!」
何度声をかけてもボーッとしていて反応がない・・・
「うーん、わかったー」と返事をするのに、いつまでも動く様子がない!
我が家の不安が強い小学生の娘はとってもマイペースです。
何をするにも行動が遅いことに私は頭を悩ませていました。
「ねぇ、人の話ちゃんと聞いてる?!」
「もー!早くしてよー!」
と怒った口調で声をかけると、「今やろうと思ってたのに!」と娘まで怒り出すというのが我が家の毎朝のルーティンになっていました。
大人が子どもに何かをしてほしい時は大体今すぐにしてほしいことですよね。
そのため、すぐに子どもが動いてくれないと早くしてー!とイライラしてしまいます。
ですが、行動が遅い子どもに怒ることは逆効果なんです!
その理由についてご紹介しますね。
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子どもがスッと動かないのは“脳の仕組み”のせい
行動が遅い子がママの指示を聞いてすぐに動き出せない場合、そもそも動き方を脳が理解できていない場合があります。
人は行動するときに、自分で自分に指令を出すということを脳の中で行っています。
例えば、
朝起きたら顔を洗おう
その次に、洋服に着替えよう
その後に、ご飯を食べよう
というように、脳が自分自身に指令を出しているのです。
ですが、不安が強い子どもは、この自分自身に指示を出すことが苦手なため、大人の指示は聞こえていても、具体的にどうすれば良いかが理解できていないことがあるのです。
また、人は基本的にやりたくないことは行動に移そうとしないという性質があります。
ママが子どもにやってほしいことって、子どもにとってはやりたくないことだったり、ちょっとめんどくさいことだったりしますよね。
特に不安が強い子は動き始めにかなりのエネルギーが必要になるため、やらないといけないことはわかっていても動き出すことができないのです。
このような場合に、怒る・叱るといったネガティブなコミュニケーションをとってしまうと、子どものやる気がさらにダウンし、ますます動かなくなってしまいます。
不安が強い子どもの脳は、行動することで発達します。
大切なのは、ママの声かけで行動を引き出すことなのです。
ではどのような声かけをすればいいでしょうか?
ここから私が実際に娘に行っている具体的な声かけについてご紹介しますね!
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ママの声かけで変わる!不安が強い子の行動を引き出す2つのコツ
肯定的に注意をひく
まずはママの言葉が子どもの脳に届くようにポジティブな注目をして会話をスタートさせましょう!
・笑顔で穏やかな声で話しかける
・近づいて肩を優しくトントンする
・優しい声で名前を呼ぶ
・目を合わせてから話だす
不安が強い子にとって、穏やかで優しい会話の始まりは安心感に繋がり、大人の指示を聞く耳が開きます。
具体的に短く指示をする
子どもの聞く耳が開いたら、具体的に指示をしてみましょう。
「準備しなさい」「早く片付けてー」「もうご飯の時間だよ」だと、指示があいまいで何をどうすればいいか理解できていない場合があります。
「ハンカチをポケットに入れよう」
「iPadは充電器にさしてきてね」
「テーブルにお箸を運んでね」
「イスに座っていただきますをしよう」
というように具体的に指示してみましょう。
指示の内容を理解して、スッと行動できるところまでシンプルな指示に分解するのがオススメです。
動き始めた時に褒めることができると、良い行動が定着しやすくなりますよ。
行動が遅い娘への指示出しで毎朝親子バトルに発展していた我が家ですが、このように対応を続けていくことで、今ではスッと動けるようになりました。
ママの声かけ次第で子どもの行動力は伸ばすことができます。
うちの子はマイペースだから仕方ない・・・
イライラしてしまう自分が悪い・・・
お子さんや自分を責める前に、ぜひ試してみてくださいね!
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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
さいとうほのか