グレーゾーンの娘をコントロールしようとして失敗した私の過去
私はグレーゾーンの娘がまだ小学校に入学したばかりの頃、参観日や行事で固まってしまう娘を見るたび、心がざわざわしていました。
周りの子は、元気に発表している。
先生に声をかけられたら、にこっと返事をしている。
その姿が小学生として当たり前!
だけどうちの娘は人前で発表苦手で声をかけられても無表情で固まったまま。
私はそのたびに帰宅した娘に対して
「あそこで、あいさつしないとだよ」
「発表もしようね」
と、
がんばらせようとしていました。
だって、
「このままじゃ困るよね?」
「ちゃんと返事できない子だと思われたら…」
そんな不安が私の心の中にあったから。
「私の育て方が悪い」って思われるのが怖かったんです。
逆に言うとみんなの前でも堂々としている子、そしてその親御さんが羨ましかったんです。
ですが、私ががんばらせよう、話させよう、動かそう、やらせようとするたびに、娘の顔からはどんどん笑顔が消えていきました。
あいさつをさせようとすればするほど、目は伏せたまま、顔が真っ青になっていく、、、
▼グレーゾーンを卒業する声かけ図鑑
グレーゾーン娘の笑顔を取り戻すために関わりを変えました
今、振り返るとわかります。
「がんばって」
「やってごらん」は、
私自身の安心のためだった。
人前で発表が苦手な娘の不安な心には、全く届いていなかったんです。
私は気づきました。
「私、娘にどうなってほしいの?」
「どうしてあげたいんだろう?」
自問自答を繰り返して、たどり着いた答えはたった一つ——
「娘の笑顔を取り戻したい」でした。
そのときから、私の声かけも、関わり方も少しずつ変わっていきました。
今ではグレーゾーン娘の笑顔を取り戻すことができています。



