グレーゾーンの子どものネガティブ思考をポジティブに変える関わりとは?

グレーゾーンの子どもがネガティブに反応しやすいのは性格ではなく脳の仕組みが原因。扁桃体の敏感さを理解し、ママの声かけで新しい脳の回路を育てる関わりとは?

グレーゾーンの子どもに多い“ネガティブ思考”は脳の仕組みだった

先日セミナーに参加した方々が、「え、それまずいじゃん…!」と驚いた、
“ある脳の仕組み”についてです。

 

「脳って、ポジティブよりネガティブが得意?」実は、私たちの脳にはネガティブに反応しやすい性質があるんです。

 


これは「ネガティビティ・バイアス」と呼ばれていて、何百万年もの進化の中で“生き延びるため”に身につけた機能です。

 

たとえば昔、私たちの祖先が自然の中で暮らしていた頃。


藪の中で「ガサッ」と音がしたら──

① 木の実でも落ちたんだろう
② ライオンかもしれない

どちらの考えが命を守れたでしょう?
そう、②の「ライオンかも!」なんです。

 

最悪のケースを想像して逃げることで、命を守っていたんですね。
つまり私たちの脳は、ポジティブよりもネガティブに強く反応するようにできています。

 

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グレーゾーンの子どもはネガティブなことに敏感

グレーゾーンの子どもたちは、この“ネガティブセンサー”が特に敏感なのです。

 

HSC(敏感な子)タイプの子も同じく、
脳の中の「扁桃体」という部分が過敏に働きやすいことが分かっています。

 

扁桃体は「怖い!」「不安!」「やめておこう…」と指令を出す脳の警報機。

 

この部分が強く反応すると─

 

・引っ込み思案になる
・人といると疲れやすい
・何か言われるとすぐ落ち込む
・初めてのことを怖がる


といった行動につながります。

 

つまり、あなたのお子さんが「育てにくい」と感じるのは、性格のせいでも、育て方のせいでもありません。

 

それは、脳の反応の特徴=“脳のクセ”が原因なんです。

 

グレーゾーンの子どものネガティブ思考は変えられる!

「そんなの…どうしたらいいの?」と思ったママへ。

 

大丈夫。
脳には素晴らしい性質があります。

 

それは、新しい脳の回路をつくることができるということ。

 

“今の脳のクセ”はずっとこのままではなく、
新しい関わり方や声かけによって変えていくことができるのです。

 

ネガティブな思考を変えるには、
ポジティブな脳の回路をママの声で育てること

 

不安な子に無理をさせたり、怒って動かす方法ではありません。

 

ママの声かけで子どもの脳に新しい回路を作り出し、自然な変化を促す方法です。

 

つまり、
子どもに「何かさせなくていい」関わり方なんです!

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この記事を書いた人
松下かよ

私は小学校2年生の男女の双子を育てています、
息子はダウン症を伴う知的障害があり、
最初は彼のサポートに全力を注いでいました。

ですが、長女が小学校入学2週間で不登校になったとき、
「本当に助けが必要だったのはグレーゾーンの彼女だった」
と気づいたんです。

普通級で頑張る彼女の「できない」が
続く毎日を変えるために、
私は【やらせずにできる】
おうち教育メソッドを作りました。

このメソッドはママの声かけを変えるだけ。
子どもが自分から動き出し、「できる」を増やしています。

お母さんの声かけが変われば
知的グレーゾーンの子どもは劇的に変化します。

お子さんの今も未来も諦めなくていい、
一緒に進んでいきましょう!

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グレーゾーン不安緊張
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