子どもの生活リズムが気になったらまずチェック!乱れやすいADHDグレーゾーンの子の3タイプ

子どもの生活リズムが乱れているのが気になっているけど、どんなに整えようと頑張っても変わらない…!その原因は発達障害から来る睡眠の問題などが関係しているかもしれません。まずはわが子がどんなタイプかをチェックしてみてくださいね!
 
 

1.子どもがなかなか起きない…生活リズムを整えなきゃ!と焦って空回りしていた朝時間

 
 
子どもの生活リズムが気になるけど、そもそも朝から起きて来てくれないからどう整えれば良いのかわからない…!
 
 
そんな風に悩んでいるママに知ってほしい、生活リズムが乱れやすくなる発達特性のある子どもの3タイプを紹介します。
 
 
子どもの成長のためと言えば…
「早寝早起き」「3食しっかり食べる」「生活リズムを整える」
こんな言葉をよく聞きますよね。
 
 
子どもの園や学校からのお便りにも書かれていたり、とくに長期休みになると宿題になっていることもあるかと思います!
 
 
ところがわが子は朝が苦手…。何回声をかけてもなかなか起きられませんでした。
 
 
朝起きられないので、朝からしっかり朝ごはんを食べるなんてとんでもない!という状態で、ボーっとしたまま日中までいることも珍しくありません。
 
 
 
 
そんな様子だったので、世間でよく言われる方法で子どもの生活リズムを整えさせようとしてもまったくうまくいきませんでした。
 
 
必死で夜早く寝かせようとベッドに一緒に横になっても、眠る気配がない子どもたち。
 
 
寝る前の時間に付き合っているのに全然寝てくれないので、家事ややるべきことが終らないまま寝落ち…なんてこともしょっちゅうでした。
 
 
そして朝は起きないので、無理矢理起こして朝の支度をさせる。自分の時間なんて全く持てない。そんな毎日が本当に辛かったです。
 
 
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2.原因は生活リズムじゃなかった!ADHDの子の睡眠の苦手

 
 
なかなか寝ない、朝起きないという生活リズムがいけないと思っていた私は、必死でリズムを整えようとしましたがうまくいきませんでした。
 
 
それは、子どもたちが注意欠如・多動症(ADHD)や自閉症スペクトラム(ASD)などの発達障害グレーゾーンの特性を持ち合わせていることに気付いていなかったからだったんです。
 
 
とくにADHDグレーゾーンの子どもは睡眠障害を併発していることが多く、その数は30~70%という高確率で見られると言われています。
 
 
入眠しにくかったり、途中で何度も起きてしまったり、夜型になりやすいということもわかっていて、そのため睡眠の質が悪くなりやすいです。
 
 
睡眠の質が良くなければ、どうしても朝スッキリ起きるのは難しいということは想像がつきますよね。
 
 
 
 
つまり、いくら正攻法で夜早く寝かせて朝早く起こして生活リズムを整えようとしてもうまくいかないのは仕方ないことだったのです。
 
 
そんなADHDグレーゾーンなどの生活リズムが乱れやすい発達特性を持つ子どもの対応を考えるには、まずはわが子がどんなタイプなのかを知っておくことが必要でした。
 
 
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3.知っておくと対応しやすくなる生活リズムが乱れやすくなる3タイプ

 
 
では、子どもの生活リズムを整えるために知っておきたい乱れやすくなる3タイプを紹介しますね!
 
 

①【感覚過敏 ✖︎ 不注意タイプ】

 
 
【音や光などに敏感で、外の刺激に疲れやすいタイプ】
音・光・におい・服の素材など 「五感刺激」に過敏です。そのため、外からの不快な刺激が多いと感じると集中できなかったり、行動が止まってしまうことが多いです。
 
 
また、「自分の感覚に気を取られすぎてしまう」ということがよく起こっているのですが、それが周りには伝わらないので話を聞いていないように見えて反感を買ったり、注意されてしまうことも。
 
 

②【情緒過敏 ✖︎ 衝動タイプ】

 
 
【イライラや不安の波が大きく、衝動的に動いてしまう】
楽しい・悲しい・怒りなどの感情の動きがとにかく強いタイプです。
 
 
楽しいときはとにかくポジティブで全力で楽しめますが、ネガティブな感情が出て来たときは少しの指摘でも爆発して号泣したり、暴言などにつながるので周りが振り回されることも。
 
 
本人は爆発したあとで自己嫌悪に陥ってネガティブな感情をひきずってしまうことも多いです。
 
 

③【共感・空気読み ✖︎ 不注意タイプ】

 
 
【空気を読みすぎて自分のやるべきことに集中できない】
ADHDグレーゾーンの子は実は周囲の雰囲気・人の表情にとても敏感な子も多いです。
 
 
ADHDと言えば空気を読めない、などと思われがちですが、意外と敏感に感じ取っていることが多いんです。
 
 
その上に繊細さを持っていると他人の気持ちを優先しすぎて、自分の考えや欲求を後回しにしてしまい、学校では「いい子」なのに、家では疲れ切ってなにもしなかったり、ちょっとしたことですぐ爆発して暴れるというギャップでママが悩んでいることも多いのがこのタイプです。
 
 
 
 
いかがだったでしょうか?わが子に当てはまる!というものがあったでしょうか。
 
 
こんな風に、周りには伝わりにくい発達特性を持っていることで困り感を感じているお子さんはストレスをためやすいので、生活リズムを整えようと思ってもうまくいきません。
 
 
まずはこの困り感への対応をママや本人が見つけることが先決だからです。
 
 
子どもの生活リズムが乱れていて将来が心配…どうにかしたいけどうまくいかない、と感じていたらわが子にこういった特徴がないかという視点も持ってみてくださいね!
 
 
 
 

執筆者:ありむらけいこ

(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 
 
わが子がどのタイプなのか知りたい、と思われたら学ぶ方法は色々あります。私のところに来てくださった方にはタイプ診断チェックリストをお渡しして一緒に対応を考えていきますよ!いきなりは緊張する…という方には電子書籍でもわかるように書いていますので、まずはこちらから読んでみてくださいね。
 
 

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