朝やっと起きたと思ったらソファーでダラダラ。ママの焦りとは裏腹に行動する気配のないお子さんについイライラしていませんか?そんな朝から卒業できる冬休みにやってほしい対応をお伝えします。
1.朝の支度が進まない我が子にイライラしていた毎日
朝はイライラから始まる・・・どれだけ声をかけても動かない、支度が進まない子どもにどうしていいか途方に暮れていませんか?
お子さんが自分から動き出せるようになる冬休みにやって欲しい対応をお伝えします。
朝起きたと思ったらボーッとしたり、ダラダラと支度がなかなか進まない。
「時間がないよ!」「早く準備しなさい!」とつい強い口調で言ってしまう。
しかし、焦るママの気持ちとは裏腹に、子どもは「まだ眠い…」「もう間に合わないし…」「今日は休む…」と、学校に行くことを諦めてしまったり、登校しぶりが続いてしまうということはありませんか?
朝から何度も声をかけているのに、結局スムーズに行かなくてイライラ。このまま休み癖がついたらどうしよう?と不安…。

以前の私も同じように不安を抱えていました。
朝やっと起きてきたと思ったらソファーに直行して動かなくなる我が子。
「早く準備しなさい!」「なんで動かないの?」「時間ないよ!」言えば言うほど動かない。むしろ不機嫌になったり、泣いたり、反抗したり…。
なんでうちの子はこんなに大変なんだろう。焦りと不安からイライラが止まりませんでした。
しかし、朝の支度が進まないのは決して怠けているからでも、やる気がないからでもないんです。
脳が“朝のスイッチ”を入れられず、身体が動き出す準備が整っていないからなのです。
2.朝の支度が遅いのは怠けているのではなく脳に原因があった!
子どもが朝なかなか動けないのには、脳の仕組みが深く関わっています。
特に注意欠如・多動症(ADHD)のお子さんは朝のスイッチが入りにくく、体は起きても脳がボーッとしている状態になりがちです。
だから、どんなに言い聞かせても叱っても自分で動いてくれるようにはなりません。
ママが朝からイライラしないために、まずはお子さんが何に困っているのかを知ることです。
そんなお子さんの脳の働きからきている困った状態を2つお伝えします。
◆“支度する”ことは実はとても難しいタスク
支度には、例えば着替えるだけでも
動こう!と切り替えて→着替えの準備→服を脱ぐ→服を着る→歯を磨く
など、「次はこれをやろう」と考えながら行動しなければなりません。
私たち大人からすると当たり前のことで無意識にやっていることかもしれません。
しかし、ADHDの子は先のことを考えながら動くことや、同時にいくつもの行動をするのが苦手なお子さんがいます。
これは性格でも甘えでもなく、 “脳の特性”が関係しているからなんです。
◆ママに急かされると“脳がフリーズ”してしまう
ママが焦ったり、イライラした口調で声をかけると、子どもは「責められている」と感じやすく、脳の“危険スイッチ(扁桃体)”が反応してしまいます。
そうなると、考える脳(前頭前野)がうまく働かなくなるため、「動けない」「泣く」 「反抗する」という状態になり、行動に移すことができなくなってしまうんです。
だから、「動かない」のではなく、「動けない状態」に入ってしまっている可能性があります。

朝のバタバタを変えるために本当に大事なのは、「早くしなさい!」と言う回数を増やすことではありません。
必要なのは、お子さんが“自分はできる”と思えること。
子どもが「自分でできた!」と感じたとき、脳には「ドーパミン」という気持ちを前向きにする物質が出ます。
そうすると「次もやってみよう」「またできる気がする」と自信が育ち、朝に必要な “行動のスイッチ” が入りやすくなります。
3.子どもに「できる!」という自信を持たせることが朝のイライラから卒業するカギ
朝からイライラせずお子さんの支度をスムーズに進めるために一番大切なのは、お子さんが「自分はできる」と感じられることです。
そのために必要な対応を2つお伝えします。
①“できる状態”をつくってあげる
ADHDのお子さんは動きやすい環境を整えてあげると自分で行動しやすくなります。
たとえば
・支度の順番を絵で見える化
・朝やることを3つだけに絞る
・選ぶものを減らす
・時間ではなく順番で動く習慣にする
など、「これだけやる」と明確になっていれば行動に移しやすいので「自分でできた」という成功体験と自信に繋げることができます。
②ママの声かけは具体的に短く伝える
たとえば「早くして!」→「次は靴下にしようか」など行動を細かく分解して指示をしてあげたり、短く区切って伝えるほうがスムーズに行動に移りやすくなります。
そして何より大事なのは、できている部分に注目して伝えてあげること。
「自分で起きられたね」「服脱いだんだね」「もう歯を磨いてるの!?」など、小さなできた!その積み重ねが子どもの自信を育ててくれるので朝の行動力もぐんと上がります。

お子さんが「自分はできる」という感覚が育つと、少しずつ自分から動けるようになり、朝の支度も驚くほどスムーズになっていきます。
大切なのはママの負担にならないこと!ぜひ、余裕を持って対応しやすいこの冬休みに取り組んでみてくださいね!
執筆者:ありむらけいこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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