周りの子と比べて行動が気になる、などもしかして我が子が発達障害かもしれないと感じているとき、子どものためにまずやるべきことをご存知ですか?やるべきことはネットで調べて当てはめたり、診断名を付けることではありません!
1.もしかして発達障害かもと子どもの行動をチェックしては落ち込んでいませんか?
子どもが外でのトラブルが多くて問題児に見られていたり、周りの子どもと比べて行動に疑問を持ったりして、「もしかしてうちの子発達障害かも…?」と思っていませんか?
我が家の注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーの息子に私が思っていたことです。
息子は早生まれなので、同じ学年の子より成長が遅いのは仕方がないと思っていました。
歩くのも、発語もすべてがゆっくりだったので、ほかのお友達と比べることはあまりしていませんでした。
それでも、年長児になったときたまたま覗いた保育園の活動時間中に、まったく先生の言うことは聞いていなくてみんなとちがう行動をしている我が子の姿を目撃したとき、さすがに心配になって来ました。
それ以外にも、保育園での出来事をほとんど覚えていなかったり、話しているときに目が合わなかったりと「もしかして、うちの子発達の遅れがあるのかな…?」と気になっていました。
こんな風に我が子に発達の不安があるとき、ついついネットなどを駆使して発達障害について調べていませんか?
そして、この項目は当てはまるけど、これは違う…といったようにチェック項目に当てはめて一喜一憂していませんか?
2.我が子が発達障害かもしれないと思ったらすぐに動いてほしい理由
我が子に発達の不安があるとき、相談できるところや話せる相手を見つけるのはなかなか難しいですよね。
発達障害という言葉から、受け入れられない気持ちが強いという方もいらっしゃると思います。
一人で検索して、ネットの情報に振り回され、これは当てはまらないからもう少し様子をみてみようかな…なんて考えてしまっていませんか?
この考え方はもしお子さんが本当に発達の遅れがある場合、後々大きい問題になってしまうかもしれません。
というのも、発達障害やADHDかもしれないというときは、間違った対応をしてしまうと子どもを傷つけて二次障害を引きおこしてしまうかもしれないからなんです。
さらにそのまま大人になった場合、仕事面や職場の人間関係につまずいて就職できてもうまく行かないということも起こってきます。
最近よく耳にするようになった「大人の発達障害」という言葉は決して他人事ではありません。
子供のころから、みんなとなにか違うと感じていたけれど親が認めてくれず、ただただできないことを責められて大人になったという方もいらっしゃいます。
大人になってから自分で受診してやっと、ずっと感じていた違和感の理由がはっきりわかって自分と向き合うことができたそうです。
だけど、みんなが大人になってからそうやって自分で動けるわけではありません。
診断名がついて精神的に落ち込んでしまう場合もありますし、できない自分を責めてどんどん状態が悪化していってしまうこともあります。
だからこそ、子どもの時期に「発達障害かもしれない?」と思ったら、周りの大人がすぐ行動してほしいと思います。
3.診断名は重要じゃない!必要なのはすぐそばにいるママの理解
子どもが発達障害かもしれないと思ったときに必要なのは病院の診断結果ではなく、周りからの理解です。
すぐそばで子どものことを見守り、大切に育てている家族、そしてママの理解です。
もちろん病院などできちんとした検査を受けて、子どもがどんな状態なのかを知ることは大事です。
また、診断を受けることで専門機関の利用や学校生活でのフォローが受けられることもあるので決して無駄ではありません。
ただ、その結果に落ち込んでしまったり、そのあと何をしていいのかわからないなら、診断名を付けることはあまり意味がないといえるのではないかと思います。
実は、診断をつけることはできても、その後どうしたらいいかという専門的な知識まで持っている医師の方が少ないという現実があります。
薬を処方して終わり!という医療機関もあるようです…。
そこで、我が子の様子から発達障害かもしれない、ADHDかもしれないと感じているなら、まずは理解をしてあげてほしいと思います。
一番近くにいるママが、子どもの味方になってあげてください。
そして、発達障害・ADHDタイプにあった子育ての方法を知り、我が子オリジナルの子育ての方法を探してほしいと思います。
我が家の息子は、どうしてもできないところや本人の考え方のクセを私が理解できるようになってきたことで、気になっていた行動はぐっと減りました。
そして逆に本人の強みを発見することもできました。その強みから脳の発達を加速させる関わり方を実践中です。
子どもを本当に伸ばしてあげられるのは、毎日一緒にいるママ、あなたですよ♪
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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
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診断名が同じでも、関わり方は子どもによって違います。我が子だけの子育ての方法を見つけたい!と思ったら、個別での相談をご利用くださいね!その子に合った方法の一つをご提案しています。