不登校で勉強しないわが子に「甘えなのでは」と悩んでいませんか?良かれと思うことが実はやる気を奪うことも。この記事では、無理に勉強させて後悔した体験から、やる気が育たなかった理由と、子どもが自分から動き出しやすくなる関わり方をお伝えします。
1.子どもが泣きながらでも机に向かわせた…無理に勉強させて失敗した私の実体験
不登校で勉強しないわが子を見て、「このままで大丈夫なのかな」「もしかして甘えているだけなのでは?」と不安になることはありませんか。
この記事では、不登校で勉強しない子どもが甘えているように見えてしまう理由と、子どもが自分から動き出しやすくなる親の関わり方をお伝えします。
3年前、注意欠如・多動症(ADHD)グレーゾーンの息子が不登校だった頃の私は、「泣きながらでも、何度も訓練すれば、きっとみんなについていけるようになる」そう信じて、勉強をやらせていました。
周りに追いついてほしい。
将来困らないでほしい。
将来困らないでほしい。
その一心だったと思います。

しかし、今ならはっきり言えます。それは間違いでした。
無理やりやらせても、子どもが「自分から勉強しよう」と思うやる気は育ちません。
むしろ、
勉強=つらいもの
勉強=怒られるもの
というイメージだけが強くなり、勉強ギライが加速するだけだったのです。
勉強=つらいもの
勉強=怒られるもの
というイメージだけが強くなり、勉強ギライが加速するだけだったのです。
今振り返ると、この関わり方が息子が「学校にも勉強にも近づけなくなった」一因だったと感じています。
2.不登校で勉強しない子を「甘え」と決めつけた親が見落としていた「やる気の正体」
ここで、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
実は、やる気には2種類あります。外発的動機と内発的動機です。
外発的動機とは、
・ご褒美がもらえるから
・褒められるから
・怒られたくないから
という外からの刺激で動くやる気です。
・ご褒美がもらえるから
・褒められるから
・怒られたくないから
という外からの刺激で動くやる気です。
内発的動機とは、
・「やってみたい」
・「できるかも」
・「ちょっと面白そう」
という自分の内側から湧いてくるやる気です。
・「やってみたい」
・「できるかも」
・「ちょっと面白そう」
という自分の内側から湧いてくるやる気です。
子育てで本当に大切なのは、この「内発的動機」を育てることです。

もちろん、ちょっとしたご褒美や親からの評価といった外発的動機が悪いわけではありません。
即効性はありますし、一時的には動いてくれることもあります。
しかし、それだけでは長く続かないし、定着しないのです。
子どもに必要なのは、「わかった!」「できた!」という体験を積み重ね、内側からやる気が育っていく感覚です。
不登校で勉強しない子が、甘えているように見えてしまうときは、実はこの体験が足りていないことが多いのです。
3.がんばらせないのにやる気が育つ!たった2つの親の関わり方
では、どうすれば子どもの「内側からのやる気」は育つのでしょうか。
ここでは、私自身が失敗を重ねた末にたどり着いた、今日からできる2つの関わり方をお伝えします。
①「できた」より先に「取りかかった瞬間」を褒める
ADHDグレーゾーンの子や、不登校を経験している子にとって、勉強に取りかかること自体がすでに高いハードルです。
多くの親はつい、
「最後までできたら褒めよう」
「ちゃんと終わってから評価しよう」
と考えがちですが、それでは褒めるタイミングを逃してしまいます。
「最後までできたら褒めよう」
「ちゃんと終わってから評価しよう」
と考えがちですが、それでは褒めるタイミングを逃してしまいます。
大切なのは、行動のスタートを始めた瞬間です。
たとえば、
「おっ!今から始めるんだね!」
「ノート開いたね!」
「席に座れたね」
「おっ!今から始めるんだね!」
「ノート開いたね!」
「席に座れたね」
このように、結果ではなく動き出した瞬間に声をかけ、スタートを褒めることで、子どものやる気エンジンはかかりやすくなります。
これは、内側からのやる気(内発的動機)を育てるための、とても重要な土台になります。
結果として、褒めるタイミングも自然と増えていきます。

②褒めっぱなしで終わる
もう一つ大切なのが、褒めたあとの余計な一言を我慢することです。
「がんばったね!」と褒めたあと、
「明日は言われなくてもやろうね」
「集中できたらもっといいのに」
「明日は言われなくてもやろうね」
「集中できたらもっといいのに」
こんな一言、つい付け足していませんか?
実はこれ、親が思っている以上に褒めの効果を消してしまいます。
なぜなら、最後に聞いた言葉が評価や指摘だと、子どもの脳には「できた」ではなく「足りなかった」が記憶に残ってしまうからです。
だからこそ、褒めたら褒めっぱなしで終わる。
これがとても大切です。
「がんばったね」
それだけで、いったん会話を終えて大丈夫です。
それだけで、いったん会話を終えて大丈夫です。
褒めたら、そのまま終わる。
余計な一言は足さない。
余計な一言は足さない。
そうすることで初めて、「できた」「認められた」という感覚が成功体験として脳に残っていき、次の「やってみよう」につながっていきます。
不登校で勉強しないわが子を「甘えなのでは」と悩んでいるお母さんは、この方法をぜひ参考にして試してくださいね。
◆不登校で勉強しない子どもの「甘え?」に関するよくある質問

A1:そう見えてしまう瞬間、ありますよね。多くの場合、甘えではなく「どう始めていいかわからない」「失敗が怖い」といった不安が隠れています。特に不登校やADHDタイプの子は、その傾向が強いことがあります。

A2:「せっかく関わり方を変えたのに、何も変わらない…」と感じると不安になりますよね。その場合、やる気の前に心が休めていない状態かもしれません。安心が土台に整ってはじめて、やる気は動き出します。

A3:「いつになったら動き出すの?」と焦ってしまうのは自然なことです。 やる気は急に出るものではなく、安心と小さな成功体験の積み重ねで育ちます。少しずつ変化が見えてくることが多いです。
執筆者:山本みつき
(Nicotto Projecto 発達科学コミュニケーショントレーナー)
(Nicotto Projecto 発達科学コミュニケーショントレーナー)
発達凸凹で不登校になると、将来やっていけるのだろうかと不安になると思います。けれどもこのタイプのお子さんは安心できる環境と関わりで自信を回復させて、できることを増やしてあげることで必ず動き出します!電子書籍に関わり方のポイントがまとめてあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。




