発達障害・ADHDの子育てをしていると怒ってばかりの毎日になりませんか?でも、そんなママだからこそ最高の子育てをすることができるんです。いつも怒ってばかりだった私がイライラを卒業するのに役立った2つの方法をお伝えします!
1.怒ってばかりのママが、発達障害・ADHDの子どもに最高の子育てができる理由
夏休みが終わって学校が再開したら、また困りごとや心配ごとが出てきてママはイライラ、そして怒ってしまうことばかり…。そんな毎日を送っていませんか?
だけど、子どもを怒っていると、どんどん自己嫌悪に陥り自分ってダメな母親だなって思ってしまいませんか?私はずっとそうでした。
なんでこの子は私のところに生まれてきたんだろう。もっと穏やかなママのところに生まれれば、もっと幸せだったのに…なんて何度考えたかわかりません。
だけど、実はそんなママだからこそ発達障害やグレーゾーンの子どもに最高の子育てができるって知っていましたか?実は、発達障害の子育てに疲れてつい怒ってしまうママには大切な強みがあるんです。
それは、怒る感情をわかってあげられること。
息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)のグレーゾーンですが、ADHDタイプは怒りの感情コントロールが苦手な子が多いので、すぐに怒ってしまうことも少なくありません。そんな時、ママが全くイライラしない人だったらどうでしょうか?お子さんの気持ちに共感できませんよね。
でも、私たち怒れるママは怒りの感情をコントロールできなくて苦しい気持ちを、痛いほど知っています。そして、怒りをぶつけた先に待っているなんとも後味の悪い嫌な感情も知っています。
だからこそ、怒りっぽい子・衝動的に怒ってしまう子どもの気持ちをわかってあげられるんです。ママが共感してくれる、これって子どもにとって最強の安心感なんです。
とは言っても、怒ってばかりの子育てからは卒業したいですよね。どうしたらイライラ子育てから抜け出すことができるでしょうか?
2.実は愛にあふれている!ママがつい怒っちゃう理由はこれだった
そもそも、怒っちゃうママはすごく一生懸命で、子どもをとっても愛しているママなんです。そして真面目です。だから、今まで自分が育てられたようにいわゆる”しつけ”を一生懸命やっているだけなんですよね。
ですが、この「しつけ」が全く合っていないのが発達障害グレーゾーンの子どもです。合わないと言うより、むしろ逆効果になってしまって「しつけよう!」とすればするほど良くない方向に進んでいきます。
だから、正しい方法を知るだけでママも怒らずにすんで子育ては楽になるし、お子さんも驚くほど変わりますよ。
良くないと思っているのに子どもにイライラしちゃう!という方は、まずはイライラの正体を知ると気持ちが楽になります。
何か嫌な物事が起こったときに、イライラした感情ってすぐに出てきますよね?でも、実はイライラは「2番目の感情」といって失望感や不安を感じた後に出てくる感情なんです。
例えば、子どもと楽しい週末をすごそう!という理想を描いているのに、そうならない子どもに失望感を感じる→怒りの感情を感じるということです。
宿題をしない子だったら、この先も宿題をやらなくて学力が落ちてしまったら…という不安があるからイライラしてしまうんです。
不安や焦り、ストレス、失望感、寂しさ、虚しさ、期待を裏切られたとき、〜すべきなどが最初の第1感情で、このネガティブな感情の後にイライラや怒りという第2感情が湧いてきます。
だから、イライラっとしたら「今の第1感情ってなんだっけ?」と考えてみてください。
例えば「私は不安なんだ」とわかったら、あとはその感情をそのままお子さんに伝えてみてください。
「ママは、今のあなたを見て心配で不安になってしまう」
> 「やってくれると思っていたから、やってくれなくて悲しい気持ちになってしまった」
など、感情を伝えるだけなら、怒らずに相手にも正しくこちらの思いを伝えることができますよ。
イライラについて理解できたところで、怒ってばかりの子育て卒業に役立った方法を2つ紹介しますね!
3.イライラ子育て卒業のためにオススメの方法2つ
◆「子どもの頃ちょっと変わってた」人の著書を読む
学校からのトラブルの電話があったとき、私はいつも「この子、このままで大丈夫なのかな…」「今すぐなんとかしないと…」なんて焦って不安になっていました。
そして「お願いだから、普通にして!!」と、心の底から願っていました。
だけど、今のこの子の個性って本当に不安要素なのかな?って思ったんです。そこで私は、子どもの頃ちょっと変わってたよ!という人が書いている著書を読みました。その中でもおすすめの本は
・堀江貴文さんが自分のことを書いている著書
・茂木健一郎さんの著書
・松永暢史さんの”ズバ抜けた問題児の伸ばし方”(主婦の友社)
・茂木健一郎さんの著書
・松永暢史さんの”ズバ抜けた問題児の伸ばし方”(主婦の友社)
など。こんな方々の本を読んでいると、だんだん「うちの子、普通じゃなくてよかった!この個性ラッキーじゃない?」って思えるようになってくるんです。
そして、学校からの電話も小さいことでいちいち気にならなくなったりします。こうして私は、普通が1番!という固定概念を変えることで不安を減らすことができました。
◆将来について、真剣に調べる
さらに「普通が一番」という固定概念を変える助けになったのが、ADHDグレーゾーンの息子が生きていく未来について調べたことです。
子どもへの将来について、私はずっと漠然とした不安を抱えていました。でも、知らないから不安になるし、知らないから間違います。だからまず知ろう!と思いました。
そして調べてみると、子どもたちが大人になる時代はAIが普及し、私たちが今やっている仕事のほとんどがなくなります。また、今は日本人同士で職を取り合っていますが外国人と職を取り合う時代になります。
だから、人に言われてしか動けない人や、個性がない人は勝てない時代に突入するんです!
じゃあ、今のいわゆるお利口さん達ってどうなんでしょうか?面白い発想ができない子達ってどうなっていくんでしょうか?
そう考えたら、少し変わっているこの子の個性…実は宝物なんだ!そう思えるようになりました。そうしたら、少し枠からはみ出した行動も誰にも迷惑がかからなければ全然イライラしなくなったんです。
発達障害グレーゾーンの息子にイライラしなくなった方法、いかがでしたか?私は、これでかなり考え方が変わって楽になりました。
今は辛くどうしていいかわからなくても、子どもたちが大好きなママであることには変わりがありません。そして、それは今からでも子育てを変えていけるということです!
もし、今日も子どもを怒っちゃった…と落ち込んでいても大丈夫!ぜひ、明日またチャレンジしてみてくださいね。
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執筆者:水本しおり
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)