叱るのは逆効果!暴言を吐いてすぐに怒る子が優しい言葉を言えるようになるママの対応

耳をふさぎたくなるお子さんの暴言でお友達トラブルやきょうだい喧嘩が絶えない!とお困りの方はいませんか?暴言を吐いてすぐに怒る子には注意しても暴言はなくなりません。ママが対応を変えると暴言がスーッと改善されますよ!
 
 

1.ADHDキッズが暴言を吐いてすぐに怒る理由

 
 
「カス」、「ゴミ」、「黙れ」
 
 
お子さんからのそんな暴言を聞くと
「どこでそんな言葉を知ったの?」
「なんでそんな事言うようになっちゃったの?」
「育て方が悪かったのかな」
と自己嫌悪に陥るママはいませんか?
 
 
暴言は家では親子関係、兄弟関係の悪化、学校で言ってしまうとお友達トラブルになりやすいので、早く改善したいお悩みの1つです。
 
 
 
 
注意欠陥・多動症(ADHD)キッズの中でも 衝動性の特性を持つお子さんは怒りの感情を衝動的に表してしまうという特性があります。
 
 
・怒りの感情が湧いてから暴言が出るまでがとにかく早い
・怒るとすぐに暴言が出るから暴言が出る前に止められない
 
 
という特徴があり、暴言を吐く前にママが未然に防ぐことが難しいのでトラブルを起こしやすいです。
 
 
また、衝動的に暴言を吐く子は、ダメだとわかっていながら怒ると気づいたら暴言を吐いていて、自分でもどうしたら抑えられるかわからず苦しんでいます。
 
 

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2.「お兄ちゃん怖い…!」暴言できょうだい関係が悪化

 
 
私にはADHDグレーゾーンの息子がいます。
 
 
ADHDグレーゾーンの息子は衝動性が強く、すぐに怒り大声を出したり、きょうだいに乱暴な言葉を吐く日が続いていました。
 
 
嫌なことがあると「てめぇふざけんな。」
妹が言い返すと「はぁ?黙れ」
 
 
息子が暴言を吐き、妹、弟が泣く。
それを私が叱って息子の暴言はエスカレート! 「お兄ちゃん怖い」と妹、弟が更に泣く…。
 
 
そんな悪循環な日々でした。
 
 
 
 
何度ダメだといい聞かせても暴言を吐く息子に私はある日
「どうして乱暴な言葉を言ってすぐに怒るの?」と聞いてみました。
 
 
すると、息子は困ったようにこう言いました。
「ダメだってわかってるんだけど気付いたらもう言っちゃってるの」
 
 
そうなんです!
何度も注意されてきた息子は暴言を吐くことはいけないことだと十分に理解していました。
 
 
「わかっているけれど気付いたら言ってしまう」という自分では止められない状態でした。
 
 
また、それにより大好きな妹弟が離れていくこともわかっていて、息子は1人ではどうすれば良いかわからず苦しそうに見えました。
 
 

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3.怒ることは脳の癖になる?暴言を改善するには今がベストタイミング

 
 
暴言はなくなりにくいお悩みの一つです。だからこそ、早めの対応が必要なんです!
 
 
なくなりにくいのには2つの理由があります。
 
 
1つ目は、暴言を吐いて感情を爆発させると脳がスッキリしたように感じるからです。
 
 
脳がスッキリしたという快感を得てしまうと、嫌なことがあった時に脳が「またスッキリしたい!」と感じて暴言を吐いて怒りを爆発させてしまいます。
 
 
2つ目は、暴言は言えば言うほど脳の癖になるということです。
 
 
不安なこと、嫌なことが起きたときに「怒ったら何とかなる」と誤学習することで、「暴言を言って何とかしよう」とする脳の中のネットワークが太く強くなってしまいます。
 
 
つまり怒れば怒るほど、癖になっていき抜け出せなくなるのです。
 
 
大人になっても怒りっぽい人は、トラブルになりやすいですよね…。
暴言を吐くことが癖になる前に、気付いた今、1日でも早く改善することが大切です!
 
 

4.叱るのは逆効果!すぐに怒る子の暴言が優しい言葉に変わるママの声かけ

 
 
暴言を吐いてすぐに怒る息子に対して私がまずやったのは、暴言吐いた気持ちに共感することです。
 
 
ママが子供の気持ちに共感すると、子供は「ママはわかってくれるんだ」と安心感を得られ不快な気持ちが落ち着きます。
 
 
 
 
またADHDキッズは、自分の本当の気持ちに気付く力が弱い傾向があります。
 
 
怒りが芽生えるときには本当はその前に「やりたくないな」とか「悲しい」とかほかの気持ちがあります。
 
 
大人が「悲しかったんだね」「びっくりしたんだね」などと子供の気持ちに共感し代弁してあげることで、子どもの中で本当の気持ちと感情がリンクします。
 
 
そのうち怒りを爆発させる前に、言葉で自分の感情を伝えることができるようになります。
 
 
ポイントは暴言を受け入れるのではなく、暴言を吐きたくなった「気持ち」を受け止めてあげる事です。
 
 
ママが「えっ?!それはおかしいよね?」と思うことでも否定も肯定もせず「そっか!」「そう思ったんだね!」と気持ちを受け止めてあげてくださいね。
 
 

5.家族みんなが笑顔に!暴言が激減した息子の変化

 
 
わが家では、この対応を繰り返すことで、暴言を吐いてすぐに怒っていた息子は怒りの感情が湧いてから暴言が出るまでに時間が空くようになりました!
 
 
そして3か月ほど経つと、「てめぇふざけんな」と言っていた息子が「嫌だからやらないで」と優しく言えるようになりました。
 
 
 
 
何よりも嬉しいことは、家族みんなの笑顔が格段に増えたことです!
 
 
乱暴な言葉を言われ泣いていたきょうだいは、今では「お兄ちゃーん!」と抱きついて3人仲良く遊んでいます。
 
 
なかなか改善しない暴言に悩んでいるお母さん!
暴言はいつもそばにいるお母さんの対応で解決します。
 
 
「暴言を無くしたい」そう思ったなら、正しい対応で1日でも早く笑顔いっぱいの生活に戻りましょう。
 
 
 
 

執筆者:西嶋さおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 
 
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