ADHDキッズが学ぶ楽しさを知る方法!勉強する気になるYouTube✖️探究型学習3ステップ

YouTubeやゲームが大好きで学校の勉強方法が合わないお子さんに、勉強する気になる方法をお探しなら「探究型学習方法」をぜひ試してください。疑問を解決するプロセスを親子で楽しむことで、学びがグッと身近で楽しいものになりますよ。
 
 

1.YouTubeとゲームばかりの息子が勉強する気になる方法を探していた私

 
 
私は家ではYouTubeとゲームばかりの息子に、何か楽しく勉強する気になる方法はないかと考えていました。
 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)の小学生の息子は、学校の学習は不得意で、特に音読やドリル、九九などのような繰り返すものや暗記したりする勉強が苦手だからです。
 
 
授業参観で見ていても、グループワークで話し合うようなスピードが早い活動にはついていけていない様子でした。
 
 
 
 
以前、学校でまだ習っていない筆算のやり方を早めに教えたことがありました。
 
 
その時に「できてる!できてる!」とたくさん褒める声かけをしていたら、楽しそうに進めることができて、さらに習得もできたのです。
 
 
そのあとの授業の時には、みんなと同じスピードで進めることができました。
 
 
それが自信になり「算数は得意!」と言うようになったので、なぜ筆算を覚えられたのか考えてみると、家で楽しく習得できたからではないかと思い当たりました。
 
 
こんな息子の姿から、新しいことを楽しく学べたらやる気になるのかもしれないと思ったので、どんな方法がいいかいろいろ探すようになりました。
 
 
そこで、息子が興味を持てるような内容や絵、映像を使った学習方法を試せば、もっと楽しく学べるのではと考えました。
 
 
また、息子は長い時間集中するのが苦手なので、短い時間でも集中できるような工夫も必要だと感じていました。
 
 

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2.自分が興味がないことには行動しにくいADHDキッズ

 
 
ではなぜ息子のようなADHDキッズは、自分が興味がないことには行動しにくいことが多いのでしょうか。
 
 
ADHDキッズは、自分が「これ、面白そう!」「やりたい!」と思うことにはとても集中したり、一生懸命取り組んだりすることがあります。
 
 
逆に興味がないことや「やっても面白くない」と感じることには、なかなか手をつけられなかったり、行動に移すのは簡単ではありません。
 
 
ADHDキッズの「やる気」は、脳の「前頭前野」という所に関係していて、この部分は物事を計画したり、「今やるべきこと」をコントロールしたりします。
 
 
 
 
ADHDキッズはこの前頭前野の働きが少し弱いことがあり、興味のないことに対して「よし、やろう!」と行動を始めるのが難しくなります。
 
 
例えば、好きなゲームをするときはすぐに始められるし、時間も忘れるくらい集中できるのに、宿題や片付け、お風呂に入る、歯磨きなど「やらなきゃいけないけど好きじゃないこと」は、始めるまでにすごく時間がかかるのはそのためです。
 
 
このような特徴があると、苦手な勉強をどれだけがんばらせようとしても、なかなかやる気がでないのは当然です。
 
 
だから、ADHDキッズが勉強する気になるには、まず自分の好きなことを通して「知るって楽しい!」「学ぶっておもしろい!」と思えるようにする方法がいいと考えました。
 
 

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3.ADHDキッズが学ぶ楽しさを知る!YouTubeを活用した探究型学習3ステップ

 
 
私がやってみてとても効果的だったのが、息子が日常で口にした「疑問」や「気になること」を拾ってYouTubeを使いながら3ステップで調べていく探究型学習です。
 
 
実際に私がどんなふうにやったのかをご紹介します。
 
 
① 子どもが口にしたことや疑問などを拾う
 
普段過ごしている中で、子どもが口にした疑問や気になることをママが見つけて拾い上げます。
 
 
② 一緒に考え、調べる
 
「どうしてだろうね?」と問いかけ、子どもに考えさせて、一緒に調べます。
 
長時間集中するのが難しいADHDキッズには、文章で書かれているものより映像でパッと見ることができるYouTubeを使うのがおすすめです。
 
調べている途中で新たな疑問が出てきたら、それも一緒に調べます。
 
 
 
 
③ わかったことを話し、成功体験にする
 
調べたことを子ども自身で説明できるようにします。
 
「こんなことがわかったね!」と振り返り、頑張ったことを認めてあげると、楽しい記憶として残ります。
 
例えば、私は「〇〇くんのおかげでママも賢くなったよ、こんなことがわかったね、楽しかったな」と伝えています。
 
その場にいない家族とも、調べたことについて話せる場を作るようにすると、さらに子どもの自信に繋がります。
 
 
このように、自分が興味を持ったことについて調べて解決するプロセスを繰り返すことで「学ぶことって楽しい!もっとやってみよう」と感じられるようになっていくので、学びたい気持ちが育っていきます。
 
 
息子からは「ママ、これ調べてないよ」と自主的に調べることを提案するようになりました。
 
 
この経験を活かして、これからもYouTubeを活用した探究型学習を続けて、調べたことを実際に体験できる場所に行ったり関連するものを作ったりすることで、さらに学びを深めていきたいと考えています。
 
 
もし、子どもがYouTubeやゲームが大好きで、勉強する気になる良い方法をお探しの方は、探究型学習をお試しください。
 
 
「疑問を解決するプロセス」を親子で楽しむことで、勉強がもっと身近で楽しいものになりますよ。
 
 
 
 

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執筆者:長谷川アン
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
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