急な予定変更が苦手な発達凸凹キッズでも対応できるようになる参加型計画

急に予定が変更になるのが苦手で、怒ったりパニックになりやすい発達凸凹キッズ。どうしようもない理由の変更なのに怒ったりするのでこっちまでイライラしてしまう…なんてこともありますよね。そんなときにおすすめな参加型の計画の立て方をお伝えします!
 
 

1.急な予定の変更がストレスになる発達凸凹キッズ

 
 
発達に凸凹がある子どもは、急な予定の変更が苦手なことが多いです。
 
 
なぜかというと、脳の発達がゆっくりなため感覚がほかの人と違うことがあるからです。
 
 
例えば、注意欠如・多動症(ADHD)の場合、実行機能というところの働きが未熟で、先の見通しを立てるのが苦手ということがあります。
 
 
そのため、突然変更になるとどうしていいかわからなくなるので、怒ってしまったりします。
 
 
また、自閉症スペクトラム(ASD)の場合、偏桃体という部分の発達が未熟で不安が強いことが多いです。
 
 
先になにが起こるかわからないと人一倍恐怖を感じたり、パニックになることもあります。
 
 
 
 
ただでさえ子連れで外出をするときは、色々とトラブルが起きやすいのでお母さんは気を遣っていますよね。
 
 
子どもが泣いて騒いだり暴れたりすると、「周りに迷惑がかかるからなんとかしなきゃ」と焦ってしまいます。
 
 
その原因が予定の変更だったりすると、「仕方ないことなんだから我慢してよ!」という気持ちになったりすると思います。
 
 
その気持ち、すっごく分かります…。
 
 
そんな些細なことでなんで?とイラっとしてしまったりしますが、発達凸凹を持つ子どもにとって予定の変更は一大事!
 
 
ワガママで泣いたり暴れたりしているわけではない、ということを知っておいてほしいと思います。
 
 

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2.予定が変更になると怒るわが子たち!悩んでいた伝えるタイミング

 
 
わが家の子どもたちはそれぞれADHDとASDグレーゾーンの特徴を持っている、発達凸凹キッズです。
 
 
ADHDタイプの息子は、ワーキングメモリが弱い、興味のないことには意識が向かないなどの特徴があります。
 
 
そのため、お出かけのことを伝えておいても覚えていないことが多く、言ったから大丈夫と思っていると友達と遊ぶ約束をしてきたり、「え~!聞いてない!」と不機嫌になったりするので困っていました。
 
 
一方でASDタイプの娘は、不安が強かったり、感情のコントロールが難しいなどの特徴があります。
 
 
お出かけのことを伝えるとその日からお出かけの日のことが気になってしまい、夜寝つきが悪くなったり、楽しみにし過ぎて落ち着きがなくなったりするのでこれにも困っていました。
 
 
こんな風にタイプが全然違う2人ですが、共通して困っていたことが「予定が変更になると怒る」ことでした。
 
 
 
 
例えば、遊ぼうと思っていたお友達が体調が悪くなってしまった、天気が悪くて行けないなど突然の変更はあるあるですよね。
 
 
ところがその理由を説明しても「行けない」ということにしか意識がいかず「なんで行けないの!」と怒りだしてしまうのです。
 
 
不可抗力の出来事ですから、そんなこと言われたって無理なものは無理!と怒り返す日々…いつ伝えればいいの?というのが悩みでした。
 
 
このとき、子どもたちの「変更が苦手」なことに対して私が考え出したのは、「行く直前に言う」方法です。
 
 
これなら予定が変更になることはないし、息子もこのあとすぐだから忘れない、娘も不安を持ったり期待している暇なく行く時間になるのですんなり行けて、「これは我ながらナイスアイディア!」と思っていました。
 
 
けれども、これだと準備は前日に私がしておかなければいけない、当日せわしなくなって余裕が持てない…などイライラしやすくなって気持ち良く出かけられないことが増えてしまったのです。
 
 
そこで、子どもたちの予定の変更が苦手な部分をどうにかしたい!と感じるようになりました。
 
 

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3.変更しても対応できるようになる子どもも巻き込んだ参加型の計画

 
 
子どもたちに予定を伝えておいて突然変更になっても、子どもたちが怒らなくなる方法、それは「子どもも参加させて計画を一緒に立てる」ことでした!
 
 
STELLA*Schoolでは毎月スタディコンサルという勉強会が開かれます。
 
 
その中で、子どものチカラを伸ばすためには事前の準備が大事ということを学びました。
 
 
実際に旅行やイベントの計画を子どもと一緒に立てたことですごく成長が見られた!という記録も発表されて、これは取り入れるしかない!と決めました。
 
 
今までは大人が決めていたお出かけ先を、子どもたちに調べてもらい候補を出してもらいました。
 
 
また、行き方も調べてもらい、そこまでの道案内をお願いすることにしました。
 
 
これをやったことで、行く場所のイメージが湧いて息子が興味を持つようになりました。娘もどこに行くのかわからないという不安は少なくなりました。
 
 
また、調べることで混んでいるときは入れないこともある、天気次第で開催されないこともあるなど、予定通りに行かないこともあることを前もって知れたので、そうなったらどうしようかを相談することができました。
 
 
「駄目になったときに打開策がある」と感じたことも大きかったのか、子どもたちは急に予定が変更になっても怒らなくなりました。
 
 
それだけでなく、自分で時間を計算して「あと何分でこれをやるよ!」など決めるようになったのです!
 
 
 
 
こんな様子を見ると、今まで当日まで伝えなかったのは大人の都合で、子どもの脳が発達するチャンスを奪っていたのかもしれない…ということに気付きました。
 
 
さらに、子どもの希望や発想も知ることができたので、どうしたら楽しく過ごせるかの提案がしやすくなりました♪
 
 
もし子どもが予定変更が苦手だと感じていて、どうにかしたい!と思っていたら一緒に計画を立てる、ということをやってみてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
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