毎日親子バトルになっているADHDの子が自分でゲームをやめるようになる「どっちがいい?」作戦!

ADHDの子どもがなかなかゲームをやめることができないのは、気持ちを切り替えて次の行動に移すことが苦手だからなんです。毎日続く親子バトルにうんざりしていたら、子どもが自分でやめられるようになる「どっちがいい?」作戦がオススメです!
 
 

1.ゲームをやめられない!ADHDの子が次の行動に移るのが苦手な理由

 
 
我が家には、注意欠陥多動性障害(ADHD)の息子がいます。
 

 

学校から帰ってきたと思ったら、カバンを置くと同時に片手にゲームを持って遊び始めます。
 
 
1度ゲームを始めると、こちらが何を話しかけてもゲームに夢中!
 
 
 
 
「洗濯物出して~」と言っても聞こえているのか聞こえていないのか、「ん~」という返事をたまにするぐらいです。
 
 
なにを言っても動かない、そんな息子に同じことばかり声をかける毎日に疲れてしまっていました。
 
 
ADHDの子どもは、自分が興味のないことに対してはやる気が出ないので、嫌な事は後回しにしてしまいがちです。
 
 
なぜそうなってしまうかというと、「実行機能」という脳の働きが関係しています。
 
 
ADHDはこの実行機能に弱さがあることで、計画を立てたり、やるべきことに優先順位を付けるのが難しいという特性があって、次の行動へ移ることが苦手なんです。
 
 
また、他の人に比べて特にやる気が出にくいということもあります。
 
 
そのため、好きなことを優先して、やるべきことに何も手をつけられていない状態が続いてしまったりもします。
 
 
つまり、この特性から切り替えたり次への行動に移るのが苦手なADHDの子どもが、今楽しいと思ってやっているゲームをやめてお母さんの指示に従うというのは、すごく大変なことということなんです!
 
 

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2.何回言ったらやめるの⁈ゲームをやめさせるのにうんざりしていた毎日

 
 
息子の場合、ゲームやYouTube、マンガに集中し始めると、周りが何も見えなくなり、周りの声も聞こえなくなります。
 
 
例えば、「あと5分でご飯できるからゲームやめてね。」と伝えたときに、「5分でご飯ができる」ということは、理解しているのですが、ゲームが楽しすぎてやめられません。
 
 
どちらを優先するべきか判断するのが苦手であると感じていました。
 
 
5分たってもなかなかやめられないので、「いつになったらやめるの?」「もう5分とっくに過ぎてるけど。いい加減にしなさい!」と怒ってばかりいました。
 
 
 
 
かなりきつく言ってしまったかな…と思っていても翌日にはケロッとしていて、声をかけてもやっぱり「ちょっとまって!」と言うばかりでいつになってもゲームをやめることはありませんでした。
 
 
ゲームだけでなく、YouTubeを見始めるとやめられない、マンガを読むとやめられない、生活の中の場面でほとんどが、次の行動に移れないという状況がありました。
 
 
こんな毎日に私も心底うんざりしていました。
 
 

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3.ポイントは選択させること!自分でやめられるようになる「どっちがいい?」作戦!

 
 
息子のようにゲームやYouTubeをなかなかやめられないADHDの子どもには、どちらを選んでも終わる提案をするのがおすすめです!
 
 
例えば、「5分で終わりそう?それとも自分で終わる時間を決める?」という風に、どちらを選んでも最終的には「終わる」提案にするのがポイント。
 
 
自分で選ぶと、やらなければ!という意識になって自分から動きやすくなるんです。
 
 
また、提案の前に
「お母さんは、あと5分ぐらいでご飯を食べたいなと思っているんだけど、どうかな?」
「あと10分後にお風呂が湧くから、入ってくれたらうれしいな~」
などこちらの動いてほしい希望を時間と一緒に伝えておきます。
 
 
このように次の予定を伝えることで、なんとなく先の見通しが持てるようになって動きやすくなります。
 
 
なかなか返事が返って来ない!というときもあると思いますが、気長に待ってみてくださいね。
 
 
 
 
息子は、待っていたら
「あと7分でちょうど終わりそうだから、それでもいい?」
と言って自分で決めることが出来るようになって来ました。
 
 
私「おおっ⁉自分で片付けてる!」
息子「だから7分って言ったよ。」
私「自分で決めて終われたね~。やるじゃん!」
 
 
こんな風に、この関わりを続けることで自分からやめる回数が増えていきました。
 
 
このポイントを知っているかどうかで、気持ちの持ちようが変わるので、「この子はこれくらい時間がかかるから待とう」「自分で決めて気持ちよく次の行動に移れるようにしてやろう」と思えたりします。
 
 
我が家では、「どうする?」「何分から始める?」が合言葉になりました。
 
 
ADHDの子どもは、こんな風に自分も周りもどうしていくかを考えられるようになることが大事だと思います。
 
 
まずは、自分で決めて思わず動けるようになる「どっちを選んでも終わる提案」をしてみることから始めてみてくださいね!
 
 
 
 

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執筆者:やまもとえつこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 
 
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