みんなと同じことができない…3歳〜年長で気づきやすいサインとお家で始められるサポートの第一歩

3歳〜年長で気づきやすい「みんなと同じことができない」という様子は、子どもからのサイン。そこから気付けるADHDグレーゾーンの特徴と、早めにサポートするためにまずやってほしい「知る」ことについてを書いています。サインを見つけたら様子見せずに動く!が鉄則です。
 
 

1.3歳くらいで気になるお母さんが増えてくるADHDグレーゾーンの特徴

 
 
「あれ?なんかうちの子、ほかの子と違うみたい…?」
「なんでみんなと同じことができないの?」
と感じたら、それは発達の特徴が見えだしたサインかもしれません。
 
 
個人差が大きい幼少期に見逃さないで!
まずやってほしいサポートへの第一歩を紹介します。
 
 
「なんか、うちの子ほかの子と違う気がする…?」
そんな小さな違和感が生まれるのは、多くの家庭で 1歳半〜3歳ごろが多いと言われています。
 
 
そのキッカケは、1歳半健診や3歳児健診。
 
 
国内の子どもの健診受診率は2022年度で95.7%と非常に高い数字が出ていて、お母さんたちが最初にわが子の個性に気付く場となっているようです。
 
 
とくに1歳半健診では「発語があるか」という項目が気になるお母さんが多く、まだ喋らないけど、大丈夫かな…と心配した経験がある方もいるのではないでしょうか。
 
 
そしてお友達との関わりや集団行動が増えることで社会性が気になってくるのが3歳児健診の頃。
 
 
みんなと同じことができない様子などから、もしかして発達障害?注意欠如・多動症(ADHD)?と疑いを持つお母さんが多いようです。
 
 
 
 
また、2024年に海外メディアが紹介した調査では、生後3年目、あるいは就学前の発達パターンが将来のADHD傾向を予測できる可能性があるといった情報が紹介されています。
 
 
つまり、3歳~5歳くらいの幼少期に「ちょっと気になる」に気付き、「ADHDの特徴かも?」といった視点を持っておくと、将来の子どものサポートに役立つかもしれないということです。
 
 
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2.みんなと同じことができない…息子の発達を相談したのは年長時

 

 

実際、息子の経験からもこのことは「確かに」と思うことばかりなんです。

 
 
私が「この子、大丈夫かな…。」と漠然と不安を持ち始めたのがまさに1歳半くらいでした。
 
 
そのときの不安は、発語がほとんどない、話しかけても目線が合わないなどでした。
 
 
その後の3歳児健診のときも、振り返るとADHDグレーゾーンに見られる特徴のパッと動いてしまう衝動性や、じっとしていられない多動性などが見られていました。
 
 
その他にも、
・何回も同じことを言ってもやめない(記憶力・理解力・実行機能の力)
駐車場や信号で「急に飛び出したらあぶないよ!」と何度注意しても同じことをするので、なんで言うことを聞かないの?と感じていました。
 
 
・コミュニケーションが苦手(言語化・理解力)
実物を見せて「これはなに?」など、答えが明確なものや簡単な問題にはスムーズに答えられますが、「今日保育園でなにしたの?」「明日の持ち物先生なにか言ってた?」などには「わからない。」「知らない。」と答えます。
 
保育園での様子やできごとなどは全然わかりませんでした。
 
 
・みんなと同じ行動ができない(実行機能の力)
活動時間に先生の話を聞かず指示にも従わない。みんなと同じことができていませんでした。
 
 
このときは、男の子だからこんなもんなのかな?と思う一方で、言うことを聞かないことや会話が噛み合わないことには不安と同時に、なんでこれくらいできないのだろう?とイライラしてしまうこともありました。
 
 
 
 
通っていた園から発達支援に繋げてもらい、発達検査を受けたのは年長のころ。
 
 
質問や指示される内容の高度さに「え、この年齢の子って普通この問題できるの?」「これに言葉で答えられるの?」と衝撃を受けました。
 
 
自分の子どもしか見ていないので基準というものがわかりませんでしたし、小学校入学前ということもあってこの先大丈夫だろうか…と一気に不安な気持ちになりました。
 
 
そんな風に心配ばかりだった息子も、今では中学生。
 
 
学校の先生から「クラスでの様子は全く問題ありません。このまま生活してもらえれば推薦も取れます。」と言っていただけるようになっています。
 
 
なぜそうなれたかというと、ただ息子が「成長したから」というわけではないんです。
 
 
大事なことを次の章でお話しますね。
 
 
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3.幼少期の「気になる…」の違和感を見逃さないで!サポートの第一歩

 

 

もし今、「みんなと同じことできないな…。」「うちの子、大丈夫かな。」と気になるところがあるお母さんがいたら、やってほしい大事なサポートへの第一歩があります。

 
 
それは、まずは「知ること。」
 
 
世の中便利になっているので、少し調べれば色々な情報を得ることができます。
 
 
チャットGPTなども普及してきているので、「子どもがみんなと同じことができないのはどうして?」と相談すれば、様々な原因の可能性を教えてくれるはずです。
 
 
その中には発達障害やADHDのほか、ハイリ―センシティブチャイルド(HSC)などの情報もあると思います。
 
 
そこで知ってほしいのは、発達障害やADHD、あるいはHSCなどの特徴がある場合に、どんな理由でどんな行動になるのかというところです。
 
 
 
 
わが家の息子は、年長時から発達支援に繋がれたことで、先生方が環境の調整をしたり対応に気を配ってくださったので、小学校入学時は「同じことができない」と感じることは減りました。
 
 
ところが、高学年になって人間関係が複雑になってきたあたりで友達とのトラブルが増えるようになってしまいました。
 
 
「みんなと捉え方が違う」というADHD独特の特徴が原因です。
 
 
私が息子の特徴について学び始めたのはこのタイミングだったのですが、振り返るともっと小さいころから本人に合ったサポートを私が知っていたら、もっと生きやすくしてあげられていたかもしれないと思います。
 
 
なんとなく、なんとかなってしまっていたから。私がADHDグレーゾーンの息子の特徴を「ちゃんと知る」ことをしなかったから。
 
 
息子の発達はゆっくりなままで、年齢相応の捉え方ができない状態だったのです。
 
 
また、成長すれば、大きくなれば変わるでしょ、という考え方も、子どもに本当に必要なサポートが遅れてしまうかもしれません。
 
 
理由や原因がわかると、子どもへのサポートや対応が考えられるようになるだけでなく、そうだったのか!と理解できることでお母さん自身の気持ちも軽くなると思います。
 
 
私も息子の言葉や考え方がわからない…というところから、特徴を知ったことで、きっとこういう風に捉えたんだなとか、こう言いたいんだなということがわかるようになって対応を考えやすくなりました。
 
 
息子に合った対応ができるようになったおかげで言葉が伸び、理解力が伸びて先生に「心配ないです。」と言っていただけるまでになったと感じています。
 
 
もしお子さんがまだ小さくて、みんなと同じことができないことなどが気になったら、そのタイミングで子どもの行動の理由を知ることを始めてみてくださいね!
 
 
私のように、あとで後悔の気持ちを持つ前に動いてほしいと願っています。少しでも同じ想いをする方がいなくなりますように。
 
 
よくある質問Q&A  気になったら、発達障害かどうか検査した方が良いですか?
 

お子さんの様子が気になるのであれば、検査してお子さんの状態を「知る」ことは大事だと思います。

気を付けたいのは「検査を受けたら解決する」のではなく、そこからがスタートということ。

子どもの状態を知って初めて子どものためのサポートや対応が考えられるので、そのためということなら検査を受けてみることは意味があると思います。

 
 
 
 
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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
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