発達障害グレーゾーンキッズの保育園選び、気を付けたい園の対応と環境

入園に向けて、周りのお子さんと様子のちがう我が子をどこに通わせようかと悩んでいませんか?発達障害・グレーゾーンの子どもを持つ親御さんが保育園を選ぶときに見てほしい対応と環境のポイントをお伝えします。
 
 

1.上の子が通っているのに発達障害グレーのきょうだいは断られる保育園の対応の現実

 
 
最近続けざまに聞いたお話が、きょうだいの上のお子さんが通っている保育園に下のお子さんが入れなかった、というお話です。
 
 
プレまで進んで、制服の購入まで進んでいたのにいざ面談で「お子さんをお預かりするのは難しいかと思います…。」と断られたそうなんです。
 
 
その理由は、発達障害グレーゾーンだから。
 
 
驚いたことに、「お子さんがいると他のお子さんが困ります。」というようなことを言う園もあるそうです。
 
 
最近、発達障害や発達障害グレーゾーンという言葉が世の中でよく聞かれるようになってきた気がしていますが、教育現場ではまだまだそんな対応をされることも多いのが現実なんです。
 
 
親御さんは「そんな園はこちらから願い下げだ!」と入園は辞めましたが、上のお子さんは楽しく通っているのできょうだいで別の園に入園することになってしまったそうです。
 
 
 
 
別々の園への送迎や行事参加など、負担が増えることもさることながら、きょうだいが同じ園に通えないってなんだか悲しいですよね。
 
 
重度の知的障害があるとか、どうしても介助が必要だったりなどの理由があるなら仕方ないこともあるかもしれませんが、そうでないなら同じところに通わせたい、と思うのではないでしょうか?
 
 

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2.教育に熱心と言われる保育園ほど発達障害グレーの子どもが入りにくい理由

 
 
保育園や幼稚園は経営者の理念が反映されるので、教育に熱心だと言われている園ほどみんなと同じ行動ができない子どもは受け入れてもらえないという傾向があるように感じます。
 
 
その先にあるのが小学校という周りと同じ行動を求められるところだからと考えると、仕方ない気がして来てしまうのが日本の教育の残念なところでしょうか…。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは対応次第で色々な才能を発揮できる素敵な子どもたちです。
 
 
ただ、脳の発達の未熟が関係しているため対応には工夫が必要だったり、他の子どもより手がかかると感じられる部分があります。
 
 
ところが実際の教育現場で、その対応方法がまだ知られていないことが多いんです。
 
 
日本の昔からの教育方法で、できないところに注目して指摘したり、できないことを頑張らせようとしたりします。
 
 
 
 
この対応では発達障害・グレーゾーンの子どもたちは発達がなかなか進まずに問題行動と取られる行動が増えてしまいます。
 
 
だから、きょうだいで断られるというようなことが起こってしまっているのです。
 
 

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3.その園の魅力を説明できますか?必要なのは子どもに合った対応の保育園選び

 
 
とは言え、教育界の方針がいきなり変わることは難しいですよね。
では、子どもの保育園を選ぶときはどうすれば良いのでしょうか?
 
 
それにはまずママやパパが実際にその園を見てみることが大事だと思います。
 
 
そして、子どもに合った対応をしてくれるかどうかを自分の目で確認してみてください。
 
 
我が家は息子の成長がゆっくりだったこともあり、小規模で先生方の目が届きやすそうなところを選びました。
 
 
その当時は息子の発達についてはよくわかっていませんでしたが、ゆったりとしたアットホームな雰囲気なども気に入ったポイントでした。
 
 
結果、息子のことをよく見て苦手をフォローしてくださったので、本人に気になる行動はあったものの、保育園時代は大きな困りごとになることはなくのびのびと過ごすことができました。
 
 
もしこれが周りと同じ行動を求められてできないことを厳しく注意される園だったら、息子は行きたくないと言っていたかもしれないと強く感じます。
 
 
もちろんきょうだいも同じ保育園へ行きました!
 
 
これから保育園や幼稚園選びを始めるという方は、ぜひその園の子どもへの対応がが子に合っているかという視点で見てみてください。そしてその園の魅力的だと思うことを説明できるかどうかを基準に考えてみてくださいね。
 
 

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執筆者:しまざきあいか
(発達科学コミュニケーション STELLA*School アンバサダー)
 
 
発達障害・グレーゾーンのお子さんに合った環境を探してあげられると子どもの発達はグンと伸びることが多いです。どんな園がよいかわからないという方は個別の相談を利用してみてくださいね!
 
 
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