動画とゲームがやめられないADHDキッズが変わる!切り替え力の伸ばし方

「またゲームがやめられない…」今日も泣き叫ぶわが子に向き合いながら、どうしたらいいのか分からず胸がぎゅっと痛むことはありませんか。実はその困りごとには理由があります。癇癪が減り、子どもが自分で切り替えられるようになる関わり方をお伝えします。
 
 

1.動画とゲームがやめられない…悪化し続ける息子の執着

 
 
注意欠如・多動症(ADHD)グレーゾーンの6歳の息子は動画とゲームが大好き。
 
 
1日に何度も「動画見せて!」「ゲームやらせて!」と要求し、却下されると「何でやらせてくれないの!」と泣きながら怒るほど執着していました。
 
 
一度動画やゲームを始めると、「30分だけ」「5回だけ」のように時間や回数を決めていたとしても、約束の時間に自分でやめることができず、「終わりの時間だよ」と声をかけてもやめる気配が全くありません。
 
 
 
 
何度声をかけても返事ができないほど集中してしまうこともあり、「何回言えば分かるの!」と怒られることも多々。
 
 
やめる気配が全くない時は強制的にやめさせることになるのですが、そうなると「まだやめたくない!」と大声で泣き叫んで、落ち着くまでに10分以上かかる状況に陥る長男。
 
 
保育園に行っている時間以外は、朝から晩まで動画やゲームをやり続けるほど執着し、やめさせる時の癇癪の程度も徐々に酷くなっていきました。
 
 
このままでは日常生活に支障が出てしまうと感じ、一度リセットするために1週間禁止にし離れる時間を設けました。
 
 
しかし、禁止期間中も息子からの要求は止まらず、逆に日中不機嫌になりやすくなるなど、息子の執着はどんどん悪化し続けました。
 
 
大好きな動画やゲームがやめられない気持ちは理解できるので、息子から楽しみを取り上げることはしたくないと思っていましたが、厳しく言い聞かせても消えない息子の執着に対して、「このままで将来困らないだろうか」ととても不安でした。
 
 

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2.執着は脳のせい!?ADHDキッズがやめられない原因

 
 
実は、ADHDグレーゾーンの子どもが動画やゲームに執着するのは、単なるわがままではなく、脳の働きから来る特性が関係していると言われています。
 
 
特に影響しているとされているのが、次の2つの脳の働きです。
 
 
①報酬系機能(やる気のスイッチ)
②実行機能(行動を切り替える力)
 
 
「報酬系機能」とは、
・楽しい、嬉しいと感じる
・達成感や満足感を感じる
・やる気が出る
といった”やる気のスイッチ”を入れる脳の働きです。
 
 
動画(特にYoutube)やゲームは、次々とレベルアップしたり、ステージをクリアしたり、好きなコンテンツが流れてきたりと、絶え間なく子どもに満足感や達成感を与え続けてくれる魅力的な報酬です。
 
 
そのため、報酬系機能が刺激され続けて、
「もっと見たい!」
「もっとやりたい!」
という気持ちが強くなりやすいのです。
 
 
 
 
また、ADHDグレーゾーンの子どもは、「実行機能」=行動を切り替える力の発達がゆっくりな傾向があります。
 
 
「実行機能」には、
・今やっていることをやめる
・次の行動に移る
・気持ちを落ち着かせる
といった働きがあります。
 
 
実行機能がスムーズに働いていれば、「動画・ゲームが楽しい!」と報酬系機能が強く反応したとしても、「そろそろやめないといけない」と行動を切り替えることができます。
 
 
しかしADHDグレーゾーンの子どもは、報酬系機能が強く刺激されるのに、実行機能が追いつかないという2つの特徴を抱えていることが多いため、
・やめないといけないと分かっていても切り替えられない
・無理に止められると感情が爆発する
という状態になりやすくなってしまうのです。
 
 
自分の力で動画やゲームがやめられない状況で、ママから厳しく注意し続けられてしまうと、傷つき、自信を失くし、嫌な気持ちを紛らわすためにさらに動画やゲームに執着してしまうこともあります。
 
 
だからこそ、子どもの傷つき体験をこれ以上増やさないように、ADHDグレーゾーンの子どもに合う関わり方に変えることが大切です。
 
 
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3.切り替え力を伸ばそう!子どもが自分でやめられる効果的な方法

 
 
ADHDの子どもが動画やゲームをやめられるようにするために必要なことは、今やっていることをやめて、次の行動へ移る”切り替え力”を伸ばすことです。
 
 
実行機能の切り替え力を伸ばすことで、報酬系機能が強く反応したとしても、次の行動へ切り替えることができるようになっていきます。
 
 
子どもの切り替え力を伸ばすためのおススメの方法は、子どもが欲しくなる”ご褒美”を用意して、「行動し始めたら肯定する」を繰り返すこと!
 
 
ご褒美の選び方のポイントは、子どもが動画やゲームをやめてもいいと思えるものにすることです。
 
 
お小遣いやお菓子などの物でもいいですし、ママと一緒に遊んだりお出かけしたりすることがご褒美になるお子さんもいると思います。
 
 
 
 
例えば我が家では、
「あと5分で動画終わって、冒険(散歩)に行こうか!」
「ゲームやめて、バスボール入れてお風呂に入ろう!」
「動画1つだけにするなら、今日は寝る前に絵本2冊選んでいいけどどうする?」
 
 
このようにご褒美を提案し、約束の時間にやめることができたら、
「もう準備始めたの!?早いね!」
「テレビの電源オフにできたね!絵本選びに行こうか!」
とすぐに言葉で伝えるようにしています。
 
 
ママに褒めてもらえることが自信につながることで、少しずつ切り替え力が伸び、次の行動へスムーズに進めるようになっていきますよ。
 
 
1か月ほどで切り替え力が身についた息子は、ご褒美がなくても、
・タイマーがなったら自分で動画とゲームをやめられる
・まだ続けたいときは「10分だけ追加してもいい?」と穏やかに交渉できる
こんな風に感情と行動をコントロールできるようになりました。
 
 
子どもが動画やゲームと上手に付き合えるように、ご褒美作戦で切り替え力を伸ばしてあげてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:みやもとひろこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)
 
 
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