進級前、不安を抱えていたのに、案外問題なさそうと感じるADHDグレーゾーンの子どもはそこで気を抜くのは危険!実は慣れてきたころに崩れ始めるからです。順調なまま1年を過ごせるようになる子どもの伸ばし方を解説します。
1.進級に不安しかなかった息子が意外と平気だと感じる4月~5月
進級が近づくと、「うちの子、大丈夫かな」「ちゃんとやっていけるのかな」そんな不安が大きくなる、ということはありませんか?
わが家の注意欠如・多動症(ADHD)グレーゾーンの息子は、3学期になると必ず友達トラブルが起きたり、なんだか落ち着きがなくなってイライラしていたりして、平穏にその学年が終わることが少なかったので、進級を目前にすると心配で心がザワザワしていました。
「このまま進級して仲間外れにされないかな。」 「また同じことが起きないといいけど…。」
という友達付き合いのこと。
という友達付き合いのこと。
また、
「さらに勉強難しくなるけど、ついて行けるのかな。」「ほかの子と差が開かないかな。」
という勉強面のことなど、心配は尽きませんでした。
という勉強面のことなど、心配は尽きませんでした。
そんなふうに、進級前は新しい生活が始まる期待よりも不安の方が強くなることもあると思います。

ところが、いざ新学期が始まると親の心配はよそに、楽しそうに過ごしている様子の息子。
「あれ?意外と大丈夫そう?」
「学年が上がって息子も成長したのかも!」
なんて、順調そうに見えるんですよね。
「学年が上がって息子も成長したのかも!」
なんて、順調そうに見えるんですよね。
だからこそ少し安心して今年は大丈夫かもと期待してしまうのですが、実はここに大きな落とし穴があります。
2.だんだん崩れることが多いADHDグレーゾーンの子どもの”持続的注意”の苦手
実は、進級に不安を感じるADHDタイプの子は「最初は頑張れるけど、だんだん崩れる」というパターンがとても多いです。
環境が変わることで一時的に集中力が上がり、最初はうまくいっているように見えます。
ところが、ADHDの特性として、“持続的注意(sustained attention)”を維持することが苦手、つまり、集中を持続させることが苦手ということがあります。
そのため、実際には見えないところでエネルギーを使い続けています。集中し続けるだけで、人より多くエネルギーを消耗してしまう状態なんです。

最初は新しい環境の刺激が入ることで集中できても、時間が経つにつれてエネルギーが切れやすくなるので、できていたことができなくなったり、友達とのトラブルが起きやすくなったりします。
その結果、周りの人からは「できていたのになまけてやらない」「サボってる」「自分勝手な子」といった誤解を受けやすくなってしまうのです。
そのため、年度末は荒れていたり、トラブルが増える子も多く、進級前にお母さんが不安を抱えることになりやすいです。
けれどもこれは「できなくなった」のではなく、頑張り続けたことで脳の余裕がなくなっている状態なんです。
3.最初は順調なADHDグレーゾーンの子の伸ばし方のポイント
脳の余裕がなくなると、好ましくない行動や言動が増えやすくなり、注意や指摘を受けやすくなってしまうので、そうなる前に気付いて整える関わりをしてあげることがポイントです。
発達科学コミュニケーションでは、お家での親子のコミュニケーションで支援をしていきます。
コミュニケーションを意識しようと思ったとき、脳の余裕がなくなっているときに見られるこんな変化が出てきたら、要注意です。
・最初より疲れている様子が増えた
・ボーっとしていることがある
・「できない」「やりたくない」が増えた
・小さなことで崩れる
・朝の動きが悪くなってきた
・ボーっとしていることがある
・「できない」「やりたくない」が増えた
・小さなことで崩れる
・朝の動きが悪くなってきた
これは、崩れ始めのサインかもしれません。
こんな状態が見えだしたら、まずはストレスを抜いて整えてあげましょう。
学校で頑張っている子どもには「指示を出す」ことは避けます。
今できていることに注目して声をかけるコミュニケーションを意識することで、崩れる前に整えることができます。
また、本人にとって負荷の高い勉強や宿題は無理にやらせようとしない。
やるならめちゃくちゃスモールステップでやる、あるいは全部できなくてもOK!といった考え方を持つ。
「ちゃんとやれるかどうか」ではなく、「心の安定を守ってあげよう」という視点が大事になってきます。
1つ、最初にうまくいっているときに、どれだけ整えられるか。
2つ、崩れてから対応するのではなく、崩れる前に気づいて整えていくこと。
2つ、崩れてから対応するのではなく、崩れる前に気づいて整えていくこと。
この視点があるだけで、進級後の子どもの成長のスピードが大きく変わっていくので、進級の不安はなくなっていきますよ!
わが家の息子も、今では3学期に大きく崩れることは減りました。
それでもやはり3学期は本人にとってキツイのだなということもわかってきたので、整える対応を意識することができるようになりました。
新学期、調子いいかも!という子ほど気を付けてあげてくださいね。
執筆者:しまざきあいか
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)
ADHDグレーゾーンの子どもは本人の努力ではどうにもできないことがあることを周りの人に知ってもらえると、傷つくことが減り調子よく過ごせることが増えていきます。その環境をつくるためには、まず知ること。最初の一歩をメルマガで始めてみませんか?下記から登録できます。





