LaQがあったらやってみて!発達障害の子どもの想像力を伸ばす方法

最近、色々なところでLaQを見かけるようになりました。遊び方は沢山ありますが、発達障害のある子どもの想像力を伸ばすのにおススメのアイテムなんです!ぜひ、おうち遊びの中に取り入れてみてくださいね。

 

作品作りが苦手な息子

 

わが家には注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断がおりている小学生の兄弟がいます。

 

長男は、作品作りがあまり得意ではありません。

 

・新しく作り出すことが苦手

・自信がない

 

いつも「これで合っている?」と自信がない長男。

 

保育園の頃に比べれば、絵を書いたり色を塗ることが上手になってきましたが、想像力に関しては乏しい様子が見受けられ、小学校の授業でも中々一人で作品を完成させることが難しいような子でした。

 

そんな長男でも、生き生きと作品作りをしている場面がありました。

 

大好きな「馬」の図鑑が欲しい!とのことで、購入したのですが、「オリジナルの図鑑を作る!」と道具を自分で用意して図鑑のタイトルを写し始めました。

 

正確に写したかったようで、タイトルの文字の長さを測ってその通りに書き、文章に関しては、自分が大事だと思った部分や勉強になるところを写して、数日で完成させることができました。

 

 

発達障害の中でもADHDタイプは、自分の興味のあることなら集中して取り組むことができる良い場面を持っています。

 

新しく作り出すことは苦手だけど、好きなモノ・見本を見てなら上手にできるのだと感じました。

 

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発達障害の子どもの想像力が弱いのはなぜ?

 

では想像力が弱い子へはどうサポートしてあげるといいのでしょうか?まずは発達障害の子どもは想像力が弱い理由についてお話ししますね。

 

思い浮かべることが苦手

 

想像力とは「目に見えないものを思い浮かべる」という力です。

 

私たちの脳にはいくつかのエリアがあります。

 

その中に、考えたり、想像したり、計画的に行動しようとするエリアがあるのですが、発達障害のある子はこのエリアの働きが弱い傾向にあります。

 

想像力が弱いと日常生活の中で

 

・奥深く考えることが苦手

・見通しを立てにくい

・友だち関係など「こう言ったらこうなる」ということを想像しにくい

 

こんな困りごとが出てきます。

 

自信がない

 

よく言われる「自己肯定感の低さ」も原因のひとつです。

 

脳機能の偏りにより、自分自身ではコントロールできない場面が見られたり「やる気がない、だらけている」と周りから思われ「うまくいかなった」経験が多いと思います。

 

わが家の長男も、特に苦手なことに対しては自信がなく「これで合っている?」とよく聞いてきます。

 

要は

 

「やってみたらできた」「やってみたらよかった」という「良い経験」が少ない

 

のです。

 

大人でも失敗した経験があると、中々再チャレンジしようと思いませんよね。

 

「失敗しても大丈夫」「やったら良いことがあった」という経験をどんどんさせてあげることが必要です。

 

 

LaQで発達障害の子どもの想像力を伸ばす方法

 

男の子が好きな遊びと言えばレゴが王道ですが、わが家で取り入れたおもちゃは「LaQ」です。

 

最近では色々な所で見かけるようになりましたね。

 

LaQは、レゴと違い基本パーツが少なく平面の作品作りも楽しめます。レゴだと、くっついているブロック同士が外れにくい…ということもありましたが、LaQは左右に引っ張ったりくっつけたりすることで簡単にパーツのつけ外しができます。

 

ここからは、わが家で効果があった発達障害のある子どもの想像力を伸ばした方法をお伝えします。

 

真似をする

 

新しくモノを作り出すには順番があります。

 

①模倣(真似)をする

②想像したり、何かを作り出したりする

 

まず、真似をするところから作品作りは始まります。

 

わが子も想像力が乏しく「大丈夫なの?」と心配になることもありましたが、真似をすることが作品作りの第一歩になります。このことを知ってからは、どんどん真似をさせながら作品を増やしていきました。

 

LaQのセットにもよると思いますが、作品を作るための説明書が入っていると思います。その説明書を見て、必要なパーツを集め、同じように作り、完成させる、という作業を繰り返しました。

 

説明書には、カラーでパーツの種類や組み立て方、必要な数が全て載っています。わが家の長男は見て判断することのほうが得意なので、見てすぐわかるカラーの説明書はとてもわかりやすかったです。

 

また、この説明書は「計画する、考える」ことが苦手な長男をサポートしてくれるアイテムにもなりました。

 

できた経験を増やす

 

いくつか作品を作っていると、探していた色のパーツがなく中々作業が進まない時がありました。

 

時には、説明書通りにいかない時もあります。

 

私は「これでもいいんだよ」という経験をさせてあげたかったので、

 

「どうしようか?色が違ってもよければ同じ形のパーツでもいいと思うよ」

「きっと素敵な作品ができると思うよ」

 

息子の経験を成功体験に変える声かけをしていきました。

 

すると長男は「じゃあ、やってみる」と違う色のパーツを探し組み立てていました。

 

見本とは色合いが違いましたが、見事完成させることができ、とても喜んでいたので私も嬉しい気持ちになりました。

 

また、作品が出来上がったら子どもが飾りたい所に飾っていつでも見られるようにし、

 

「見本を見ながらできたね!」

「最後まで頑張ったね!」

「とても上手だよ!」

 

と声をかけると、本人もやり切った!と清々しい表情を見せてくれました。

 

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自分で考えて工作ができるように!

 

何作品か作ることができたのですが、馬が大好きなので自然とポニーやかぼちゃの馬車など、馬に関係する作品が多くなりました。

 

私は、見本を見ながらでも上手に作品が作れたので満足していたのですが、ある日余ったパーツを見て「ポニーに柵を作ってあげる」と言い出したのです!

 

どんな作品が出来上がるのだろうと楽しみに待っていたら、きれいに組み立てられた柵ができたので驚きました!

 

もちろん、説明書には載っていなかったので、自分で考え作り出すことができた長男と作品を見て思わず笑顔になりました。

 

 

お家の中でも、発達障害のある子の想像力を伸ばす方法は沢山あります。

子どもに限らず大人も一緒に作品作りに取り組んでみませんか?

 

ポイントは

 

・子どもの興味があるものを作ってみる

・どんどん真似をする

・できた経験を増やす

 

です!

 

ぜひ、やってみてくださいね。

 

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執筆者:松田あいり

(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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