子どもの行動に毎日イライラ怒ってばかりの子育てでした
我が家の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの小学4年生です。
以前は、
「早く起きなさい!」
「早くご飯食べなさい!」
「早く歯磨きしなさい!」
「早く着替えなさい!」
「早く学校に行きなさい!」
「早くお風呂に入りなさい!」
「早く寝なさい!」と、
とにかく、声をかけてもできない息子にイライラ怒ってばかりの子育てでした。
他にも、
「おやつ食べすぎでしょ!夜ご飯が食べられなくなる!」
「YouTubeをやめなさい!」
「じっとしなさい!」
「お姉ちゃんが嫌だって言ってることはやらないの!」
などなど、怒ってばかり。
そして息子は、
「うるせー!」
「黙ってろ!」
「くそババア!」
と、どんどん暴言がひどくなり、
「なんでできないの!早くしなさい!」
「何!親に向かってその口のきき方は!」
と、売り言葉に買い言葉、こちらの指示通りに動いてくれない息子にイライラして、親子バトルを繰り返す日々。息子は癇癪もひどくなり、大声をあげたり、物に当たるようになりました。そんな毎日に、ママを辞めたいと思って、何度も家を飛び出しました。
「息子は発達障害じゃないのか?」
「この状況を何とかしたい!」
と、ネットサーフィンする日々。そんな時に出会ったのが発達科学コミュニケーションでした。
言うことを聞かない子が
驚くほど素直になる!
優しい叱り方がわかります!
↓↓↓
ADHDグレーゾーンの子どもが暴言・癇癪を起こす理由とは?
ADHDグレーゾーンの子どもは脳の発達が未熟なため、
・落ち着きがない
・ちょっとしたことで癇癪を起こす
・何度同じことを注意しても覚えられない
などの特徴があります。
ですから毎日何度同じことを言っても、言われたことができなかったり、自分の思い通りにならないと癇癪を起こすのです。
そして特にADHDグレーゾーンの子どもは、今まで数えきれないくらい叱られたり注意されることが積み重なって、反抗したり精神的なダメージを受けたり、それがお母さんの怒り・疲れにつながるという悪循環になっています。
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子どもがみるみる素直になるたった1つの魔法の言葉
この悪循環を断ち切るために使える魔法の言葉があります!
それは『いいよ』の一言です。
子どもがやりたいと言ったことに対して、『いいよ』と肯定してあげるだけです。
たとえば、
「ママ、ハグして~」→「いいよ」
「ゲームやりたい」→「いいよ」
「ジュースでアイスをつくりたい」→「いいよ」
「ふくろうカフェに行きたい」→「いいよ」
「スライム作りたい」→「いいよ」
といった感じです。
脳は楽しいことや嬉しいこと、ワクワクすることに対してよく働きます。勉強が大嫌いな子どもでも、好きなことならいつまでも脳を使い続けられます。
子どもが自発的にやることのすべてが脳を発達させるのです。そして、子どもがやりたいと言って取り組んでいるときに、たくさん褒めてあげましょう!
「○○君のこと大好きだよ」
「何ていうゲームやってるの?強いね!」
「美味しいアイスできたね!」
「ふくろうに餌をあげられたね!」
「スライムの色がきれいだね!」と、
褒めてあげることで、子どもは小さな成功体験を積み、自信をつけていろいろなことに挑戦できるようになります。
こうして、息子のやりたいことを『いいよ』という言葉で肯定し、褒めていくことで、よい脳の活動を増やし、その結果暴言・癇癪が減り、みるみる素直になっていったのです。
けれども、仕事や家事、子どものお世話に忙しいお母さんは、子どもに「やりたい」と言われても、すぐに『いいよ』と返事ができない時もありますよね。
そういう時は、『いいよ』と言った後に、「今は夕食の支度をしてて忙しいから、夕食を食べ終わったら一緒にやろうね。」と、できない理由といつできるかしっかりと話してあげることで、子どもも納得して待ってくれます。
「わかった」と素直に返事をしてくれるようになった息子
うれしいことに、魔法の言葉『いいよ』を使い続けて1か月後、「ママはのび太のママみたいに『ダメ』って言わないで、いつも『いいよ』って言ってくれるよね」と息子が言ってくれました。そして、こちらの指示にも「わかった」と素直に返事をしてくれることが増えました。
ダメなこと、できないことに注目し怒ることから、魔法の言葉『いいよ』を使って肯定の声かけに変えたことで、子どもの良い行動が増え、よくない行動が減り、私もイライラが減って、穏やかに過ごせるようになりました。
私の体験が、毎日イライラ怒ってばかりの子育てから卒業したいと思っているお母さんの参考になればうれしいです。
ママが変われば子どもも変わる。
今できることをひとつずつ実践して行ってくださいね。
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執筆者:原ちず
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)