時間を守れないADHDが時間通りに登校できるようになった対応とは?

わが家のADHDタイプの長男は時間を守れない、朝の支度ができず登校時間に間に合わないという悩みを抱えていましたが、「声かけの工夫」をすることで、自分から登校できるようになりました!ぜひ、試してみてくださいね。
 
 

わが家には、注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの兄弟がいます。

 

今回のお話は、小学校5年生の長男のお話です。

 

ある時、こんな出来事がありました。

 

時間を守れない

朝の支度が遅くなった

 

計画して動けば、登校時間に間に合うのにギリギリになってしまう。しかし、できる時もあったので「なんでいつも同じように動けないのだろう」と思っていました。

 

これから大人になれば時間通りに動くことが求められるようになるのに「このままで大丈夫だろうか」と時間を守れない、支度ができない長男に心配を隠せませんでした

 

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なぜ時間を守れないの?

 

時間を守れない、支度ができない子どもを見ていると心配になりますよね。

 

実はADHDタイプは「わかっているけどできない」ことが多いのです。

 

ADHDの特性には「不注意」「衝動性」があります。

 

朝の支度をしていたら「あ!これもやらなきゃ」「あれ、おもしろそう」とやるべきことをやらず衝動的に気が向いた方にいってしまう。さらに不注意傾向があるとやっていたことを忘れてしまい、中途半端になってしまいます。

 

頭の中は常に「やらなければならないこと」ではなく「やりたいこと」でいっぱいなんです。

 

さらに発達障害の子は、

 

・時間を守れない

・段取りを立てるのが苦手

・計画するのが苦手

・嫌なことがあると先延ばしをしてしまう

 

という悩みを抱えているケースが多いです。

 

 

これは、実行機能の弱さにあり、実行機能とは脳の司令塔のような役割で、目的や目標の為に行動する力になります。

 

実行機能が弱いと「わかっているけどできない」「行動が切り替えられない」という困りごとがでてきます。

 

ですから、「時間を守らないでおこう」とわざとやっているわけではなく「わかっているけどできない」ことを理解することがポイントになります。

 

 

時間通りに登校できるようになる方法

 

ADHDタイプは「わかっているけどできない」ことを理解することがポイントとお伝えしましたが、では実際どんな方法でわが家の子どもが変わったのか?実体験をお伝えします。

 

時間守れない、支度ができない長男に試してみた方法は「一緒にやろう」と伝えることです。

 

一緒に支度しよう

一緒に家を出よう

一緒に集合場所に行こう

 

こんな声をかけながら、一緒に行動して、時間通りに登校できた成功体験を重ねることを目標にしました。

 

すると、案外すんなりと

 

「うん」

「一緒に行く」

 

と短い言葉ですが返してくれ、一緒に支度したり、時間を守り登校することができました。

 

実は「行動する」にはたくさんの工程があります。

 

例えば、朝起きて登校するという行動をざっくり分解してみると

 

・起きる

・朝ご飯を食べる

・支度

・出発

 

という内容がありますが、さらに分解していくと

 

・支度→「歯磨き」「顔を洗う」「着替える」

・出発する→「ランドセルを持つ」「靴を履く」

 

などさらに色々な工程が必要になってきます。

 

私たちは当たり前のようにできますが、発達障害のある子は、先ほども説明した通り目的や目標の為に動くことが苦手です。そして脳に負担がかかるとやりたくない!と思ってしまうので、そこを助けてあげるアプローチが必要になってきます。

 

 

ですからもし、間に合わなかったりできなかったりしてもできたタイミングで

 

「準備できたね」

「出発できたね」

 

と声をかけてみてくださいね。

 

ママと一緒でもできた!」という経験が「やってみよう」に変わりますよ。

 

 

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時間を守って登校できるようになりました

 

今回の取り組みの一番のポイントは「一緒に行動して、できた成功体験を重ねること」なのですが、ここでは「一緒に〇〇しよう」という言葉をかけたことによる長男の成長をお伝えします。

 

「一緒に〇〇しよう」という言葉をかけるとスッと動くことが多くなったように感じました。そして、支度も少しずつ間に合うようになり、登校まで少し時間ができるという場面が見られるようになったのです!

 

さらに、ある時一緒に登校しようと思っていたのですが、私が間に合わないことがありました。

 

「今日は一緒に来てくれるの?」と言ってくれましたが、「今日はどうしても間に合わないんだ、ごめんね。」と伝えると「そっか〜。じゃあ行ってきます!」と時間を守って自分から登校できたのです!

 

 

 

簡単な声掛けですが、わが子の時間守れない、支度ができないを解消してくれる魔法の言葉になりました!

 

もし、時間守れなかったり、支度ができないことを解消したかったらまずは「一緒に行動」してみてくださいね。

 

わが家の体験が、参考になりますように。

 

 

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執筆者:松田あいり

(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 
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