発達障害ADHDタイプの子はもともと元気いっぱいですが、外出できない状況ではストレスも溜まりやすく落ち着きがない行動へ拍車がかかりやすいですよね。家の中でも走り回るタイプの子どもにもオススメのおうちの中でできるエネルギー発散法を紹介します!
発達障害ADHDタイプにはエネルギーを発散できる機会が必要
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子どもはもともと元気いっぱいなので、外に出られない日が続くと人一倍ストレスが溜まりやすく、落ち着きのなさにも拍車がかかりやすいです。
我が家の息子はADHDの特性を持つ、発達障害グレーゾーンの小学2年生です。2年前、コロナによる臨時休校を経験した時は、近所を散歩したり、トランポリンを設置するなど運動不足対策はしたものの、
・家の中で走り回る
・椅子や机に登る
など落ち着きがない様子に困っていました。
ADHDタイプの子どもは多動性や衝動性を持っているために、じっとしていることができない、よく動き回るなどの様子が目立ちます。
つまりこういった落ち着きがない様子には、子どもにエネルギーが有り余っていることが関係しているんですね。
エネルギー発散法というと運動というイメージがあると思いますが、実はADHDタイプの有り余るエネルギーを発散させるのに最適な方法は運動だけじゃないんです。
そこで今回は落ち着きがない子どもに効果的な、おうちの中でできるエネルギー発散法を紹介したいと思います。
落ち着きがない子どもは○○も得意です!
では、落ち着きがない発達障害ADHDタイプにオススメのエネルギー発散法とは何でしょうか?
それは創作活動です。モノを作り出すことです。
発達障害ADHDタイプの子どもは、体を動かすことはもちろん、創作活動が得意なタイプもたくさんいます。
ADHDタイプは発想力が豊かで自分の考えや感情を表現することが得意です。そのため、創作活動は子どもが持っているエネルギーを発散させるのに最適な方法なんです。
実際に幼少期にADHDタイプの特性を持っていて大人になってから芸術の道で成功を収めた人物はたくさんいます。画家のゴッホやセザンヌ、作曲家のベートーベンやモーツァルトなどが有名です。
さらに創作活動というのは基本的に自由です。学校の授業では一定のルールが設けられることも多いですが、おうちの中で取り組むのであれば特に決まりもなく、正解もありませんよね。
おうちで自由にできる創作活動は、ルールに縛られるのが苦手な発達障害ADHDタイプにぴったりなエネルギー発散法なんですよ。
おうちでできるオススメのエネルギー発散法とは?
では落ち着きがない子どもがおもいっきり創作活動をするために必要なこととはでしょうか?
それは子どもが自由に創作できる場所を与えてあげることです。
例えば、部屋の一角に新聞紙をひき、大きな紙(画用紙などをつなぎ合わせたもの)を用意して、クレヨンや絵の具で自由に絵を描かせるのもオススメです。ダイナミックに絵を描くことができるので、ADHDタイプの子どもは喜んで取り掛かります。
他にも段ボールを使って大掛かりな工作をするのもいいですね。
我が家の息子がよくやるのは、部屋いっぱいにプラレールのレールを並べて大規模なレイアウトを作る遊び方です。
とは言っても、我が家のリビングには机や椅子、トランポリンなど家具もあります。息子はこれらの家具をあえて情景の一部のトンネルにして、レイアウトを作っています。
さらに今は時間があるので、ブロックや画用紙を使って建物や駅を作ったりと、どんどん自分の世界を広げながら遊んでいます。
ADHDタイプの子どもは、ゼロから自分の世界を広げていくことが得意です。
画用紙・ストロー・紙コップ・ビニル紐・セロテープなどおうちにあるものを工作セットとして用意しておくと、子どもはどんどん自分の世界を形にしていきますよ。
また、子どもが創作活動に打ち込んでいるときは、自信をつける絶好のチャンスです。
「これはどうやって作ったの?」
「この部分、よくできてるね!」
などと興味を示したり、たくさん褒めてあげてくださいね。
我が家はこんな風に創作活動を積極的に取り入れることで、息子が好きなことに打ち込める時間が増え、落ち着きがない様子が目につくこともなくなってきましたよ。
ここでは工作を例に挙げましたが、他にもダンスや楽器演奏など創作活動はいろいろあります。
お子さんの興味に合わせて「我が子が持つエネルギーをうまく使える活動はなんだろう?」と考えながら、子どもに合った方法を見つけてあげられるといいですね。
いかがでしたか?発達障害ADHDタイプの持つエネルギーは多くの可能性を秘めています。
上手に創作活動を取り入れておうちで楽しく過ごしてくださいね。
おうち時間で子どもをぐんぐん伸ばす秘策を多数お伝えしています!