忘れ物が多い発達障害グレーゾーンの小学生が自分で対策できるようになるママのサポート法

忘れ物が多いことに悩んでいる小学生のママはいませんか?何度言っても忘れ物ばかりで心配・・・。そんなお子さんには早めに対策をしてあげたいですね。2週間で解決できるサポート法をお伝えしますね。
 

忘れ物が多いのは発達障害グレーゾーン小学生の特徴です

 

発達障害グレーゾーンのお悩みのひとつに忘れ物が多いというのがあります。

 

・何度声をかけても目の前にある体操着や上履きを学校へ持っていけない、持って行っても持ち帰れない。

・先生からの指示でイレギュラーに必要になるもの(明日の理科でペットボトルを使うので持ってきてくださいね、など)はほぼ忘れる

・学校からのプリントを持ち帰らないので情報が漏れてしまって困る。

 

こんなお悩みはないでしょうか?

 

学年が上がると先生が口頭だけで伝えたり、自分で管理しなければならないことが増えるので、なるべく幼い時期に忘れ物のお悩みを解決したいですよね。

 

私の息子も忘れ物がとても多い子でした。

 

せっかく家でやった宿題を提出し忘れる、お弁当箱を持ち帰らないので学校に何個も溜まってしまう、なくした傘は数知れず…。

 

その度に私は言い聞かせたり、メモを取らせたり、メモをカバンに貼り付けたりしましたが全くうまくいきませんでした。

 

 

何度言っても変わらない状況にうんざりして、「もういい加減にしてよ!」と怒ってしまうこともありました。

 

これが原因で忘れ物が多いだけではなく、息子と険悪な関係になったり、息子が心を閉ざして他のことへの意欲がなくなってしまったりと、困りごとが大きくなっていってしまったのです。

 

これではいけないと思い対応を変えていったところ2週間ほどで忘れ物が減り、息子も困り事が少なくなって安心して過ごせるようになりました。

 

そこで今回は、忘れ物が多い小学生へのママのサポート法をお伝えしますね。

 

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忘れ物が多い原因は脳の特性だった!

 

なぜ発達障害グレーゾーンの子どもは忘れ物が多いのでしょう。

 

家でやった宿題を提出するという過程を細かく見ていくと

 

1.先生に言われた宿題を思い出して取り組む

2.明日提出できるようにカバンにしまう

3.学校に着いたら宿題を提出することを思い出してカバンから出す

4.決められた場所に提出をす。

 

このような段階があります。

 

注目していただきたいのは「思い出して実行する」という所です。

 

この「思い出して実行する」には、一時的に脳に記憶しておかなければなりません。

 

脳の前の方にある前頭前野と呼ばれる部分で一時的に記憶するワーキングメモリを操っているのですが、その連携がうまくいかないと機能が弱くなってしまい、記憶しにくく、思い出しにくいのです。

 

それに加えて目の前にある物事に目移りしやすい特性があるお子さんだと更に思い出すことが難しくなります。

 

 

忘れ物が多いのは脳の連携がうまくいっていないことが原因なので、いくら叱っても、1枚のメモがあっても解決はしないのですね。

 

本人のやる気の問題ではないので、叱られることによって反発や意欲がなくなってしまうという事もおこってきます。

 

それでは、忘れ物が多い小学生にどのようなサポートをしたら良いのかをお伝えしますね。

 

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忘れ物が多い子が自分で対策できるようになるママのサポート法

 

学校からの宿題や持ち帰る物などは比較的家庭でサポートしやすいですね。

 

「今日の宿題は何かな?」「宿題が終わったらカバンに入れようね」「先生からのお便りはあるかな?」など、目の届く範囲で確認ができます。

 

ここで重要なのは、「学校へ提出する」「学校から持ち帰る」をどうサポートするかです。

 

まず朝、登校する時に「宿題を出すのを忘れないでね」と言いたくなりますが、それはぐっとこらえて、笑顔優しい声で「宿題ができてえらかったね」「今日も元気に学校へ行けてかっこいいね」「今日選んだ服、似合っているね」など、気持ちよく登校できるように声かけをしました。

 

これは脳に「あなたはできているよという事を届けて安定させるためです。

 

脳が安定していると思い出しやすくなります。

 

学校に着いたら、提出することを思い出して実行すれば良いので、思い出すきっかけをたくさん作ります。

 

・ランドセルを開いたら目に留まるところにメモを貼る

・筆箱にメモを入れておく

・下敷きにメモを貼る

・ポケットに入っているテッシュケースなどにメモを貼る

 

など始めのうちは思い出すきっかけを多くします。

 

それもしっかりと目に留まるように好きなキャラクターのメモ帳に書く、可愛いマスキングテープに書く、大きく書く、などの工夫をしました。

 

 

それでも提出できなかったら、「何で?」などと言わずに、優しい声で「メモは見た?」と聞いてみます。

 

「見た」と言ったら「良かった、見られたんだね」「メモに気付けたんだね」とだけ言います。

 

「自分はできているよ」という事をママの声かけで気付かせてあげるのです。

 

次の日は、自分でメモを書いて貼ってもらったら更に思い出しやすくなったようです。

 

何日か続けていると出せる日が増えてきました。

 

出せたら「提出できてえらかったね、ママも嬉しいわ」など「できたよ」という事をしっかり脳に届かせます。

 

嬉しさを共有すると子どもの自信もつきやすく、定着しやすいです。しばらくこれを続けていくと、何枚もメモを貼らなくてもできるようになりました。

 

いかがでしたか?

 

忘れ物が多い小学生は、わざと忘れたり、持ち帰ってこないわけではありません。ママの少しのサポートと声かけで忘れ物を減らすことができます。

 

叱らないで脳の連携をスムーズにさせて忘れ物のお悩みを減らしていきたいですね。

 

よかったら実践してみてくださいね。

 

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執筆者:白井玲

(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

 

 

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