前回の記事では
凸凹キッズの先延ばしグセは
放置しない方がいいですよ!
というお話をしました。
今回は凸凹キッズの
”先延ばしグセ”を
徹底解説しますね^ ^
「先延ばしグセ」には、
いくつかの脳の苦手分野が
関係しているのですが
ここでは代表的なものを2つお話しします。
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ブレーキが効かない
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1つ目は
ブレーキが効きにくいことです。
これは「抑制制御の障害」と言われるもので
他の面白そうな活動に
気が向くとブレーキが効かず、
本来取り組まなければいけない
課題に集中できない状態を言います。
そのために、
・宿題があるのにゲームをやり始めてしまう
・使ったおもちゃを放置して、
別のおもちゃで遊び始める
というようにやるべきことをしないで
違う活動を始めてしまうんです。
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結果がすぐに
出ないものを嫌う
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2つ目は、
すぐに結果が出ないものを嫌うことです。
これは「報酬遅延の障害」と言われ、
すぐに報酬が出ないものを嫌う反面、
報酬がすぐに出るものを
好むという特性のことです。
子どもからすれば、
宿題や片付けなどは
「やってもすぐにいいことが起こる訳でもない
めんどくさいこと」です。
反対にゲームや動画は
次々に新しい刺激が展開されるため、
報酬がすぐに出るものに
飛びつきやすいタイプの子どもには
ハマりやすい活動なんです。
つまり凸凹キッズが
何度言っても動かなかったり、
やりたくないことを後回しにするのは
怠けたりサボっているわけではなく
脳の特性が関係している
というわけなんです。
じゃあどうやって
関わってあげればいいのか?は
次の記事でお話しますね^ ^
執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)