今日は「めんどくさい」が口癖で
やるべきことを先延ばしにばかり
していたお子さんの成長をお話しします。
AさんはADHDタイプの
小1の男の子のママです。
だらしない行動が目立ち、
エンジンがかかりにくく、
・朝の支度が全然進まない
・なかなか宿題に取りかかれない
・片付けをしない
などと言う、
やるべきことを先延ばしにしてしまう
様子に悩んでいました。
「最初は見守っているんですが、
全然やろうとしないので
ついガミガミ言ってしまうんです…」
「反抗されるので、私もつい怒ってしまいます…」
最初の個別相談では
そうお話してくださいました。
その後Aさんは受講を決められ、
発コミュの声かけをSくんに実践していきました。
すると声かけを始めて1週間後には
「何回言っても、トイレの電気が
つけっぱなしだったのに、
ちゃんと消してくれるようになり、
トイレットペーパーを交換したり、
スリッパを揃えてくれるようになりました!」
と言うメールが届きました。
そして講座を始めて3ヶ月後には
素直に人の話が聞けるようになり、
・起きたらすぐに着替えて、
脱いだものを脱衣所に運ぶ
・自分から宿題に取り掛かり、
翌日の準備まで終わらせる
・「使いやすいようにする!」と
自分から勉強机の整理整頓をするようになる
などと、自分のことは
自分でちゃんとできるように
なっていったんです。
どうしてたった3ヶ月で
お子さんの様子に変化が現れたのか?
それは、
「こうあるべき」を押し付ける関わり方
をやめて、
とにかく肯定してあげる関わりを
増やしてもらったからです。
凸凹キッズの「めんどくさい」は
脳の特性が関係しているため
叱れば叱るほど悪化してしまいます。
ですが適切なサポートを行い、
成功体験を増やしたことで
自信がつき、自分で考えるチカラがつき、
その結果、やるべきことが
ちゃんとできるように
なっていったんですね。
「どれだけガミガミ言っても、
全然行動してくれない…」
とお悩みのママは
ぜひ覚えておいてくださいね。
執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)