楽しくできる!気が散りやすい子の注意力を高める方法とは?

「刺激に弱く、集中できない」「関係ないことに気をとられる」発達障害グレーゾーンの子どもがいるご家庭でこんな困りごとはありませんか?そこで今回はお家で簡単にできる注意力を高める方法をお伝えします!

 

気が散りやすい小学生の息子

 

わが家には発達障害グレーゾーンの小学生の兄弟がいます。

 

皆さんのご家庭では、こんなお悩みがありませんか?

 

・授業中、集中し続けることが難しい

・刺激に弱く、集中できない

・関係ないことに気をとられる

・忘れ物が多い

 

わが家の子ども達は刺激に弱く、関係ないことに気をとられてやっていることが進まないということがよくあります。

 

例えば、

 

・朝の支度の時

→支度をやり出したと思ったら置いてあるゲームやおもちゃで遊びだしてしまう

・学校の用意をしている時

→必要なものを取りにいったのに、違うものに気を取られ中々戻ってこない

 

と、たくさんの情報の中から、今の自分に必要な情報が取り出せず注意して見たり集中する力が弱い傾向がありました。

 

親としては「なんで集中できないのだろう」「今、それをやらなくてもいいのに」と思ってしまい、ハラハラしたり、イライラしてしまいますよね。

 

 

今回は、そんな集中できない子どもの「注意力」を高める方法をお伝えします。

 

できるのにやらない子に
学習習慣が身に付く!
優しい叱り方がわかります!
↓↓↓

 

息子達の注意力を育てたいワケ

 

ここでは、

 

・注意とは?

・なぜ息子達の注意力を育てたいのか?

 

をお話しますね。

 

注意とは簡単に言うと「気をつける力」のことで、少し詳しくお伝えすると自分に必要な刺激や情報を選択し、行動に役立てていくこと」という意味があります。

 

注意には、いくつか種類がありますが、発達障害グレーゾーンの子には「選択的注意」を育ててあげることをおススメします。

 

選択的注意とは「たくさんの情報の中から重要なものを選び出す力のことで脳の土台となる機能とも言われています。

 

この力を育ててあげると

 

情報の中から今必要なモノ、重要なモノを選び出すことができる

 

こんなことができるようになります。

 

先ほどあげた困り事を解消することができるんです!

 

しかし、注意力は自分でコントロールが難しく、環境に作用されやすいという欠点があります。

 

ですから選択的注意を伸ばそうと思ったら、環境を整えてあげたりサポートする、トレーニングを取り入れることが必要になってきます。

 

ここまで話を聞いてわが子に注意力を身につけてあげたいけれど「何だか難しそう」「どうすればいいの?」と思ったママへ。

 

次から、実際にわが家でやった注意力を高める方法をお伝えしますね。

 

できるのにやらない子に
学習習慣が身に付く!
優しい叱り方がわかります!
↓↓↓

 

楽しくできる!注意力を高める方法

 

先ほど注意力を高めようと思ったら「環境を整える」「サポートする」「トレーニングを取り入れる」ことが必要だとお話ししました。

 

効果があると言われているトレーニングには

 

・ビジョントレーニング

・お手伝い

・探し物ゲーム

 

などがあります。

 

要は「ジッと見て、必要な情報を選び出し、行動にうつす」という「見る力」が大切になってきます。

 

 

 

そこで今回、私が選んだのが「探し物ゲーム」なのですが、外で遊ぶことが好きなわが子にピッタリだったのが「散歩」です。

 

散歩の途中で、探し物ゲームをすることにしました。

 

そして、一番おススメな時期が「春」です。

 

春は桜が咲いたり、色とりどりの花が咲きますよね。

 

わが家では毎年、桜並木を自転車で散歩することが恒例行事になっています。

 

そこでこんな声かけをしてみました。

 

「桜の花が咲いているかな?」

「咲いているのを見つけたら教えてね」

 

すると、子ども達は

 

「あそこに咲いているよ!」

「桜のつぼみはピンク色だけど、花は白色だね」

 

探し物ゲームのように、桜の花を探し、つぼみや花びらの様子を観察することができました

 

また、色とりどりの花を見て

 

「黄色の花があそこにもある!」

「このお花は今持っていない色だから摘んでいこう!」

 

と選びながら、摘むことができました。

 

 

摘んだお花は花瓶に飾ることにしたのですが、バランスを見て必要な部分と必要でない部分にわけ、飾ることができました。

 

そして、「水を変えてあげなきゃ!」と自分から花瓶のお水をかえることができたり、次の日も「白色のお花があったから摘んできた!」と飾っていました。

 

「お花綺麗だね」

「上手に花瓶に飾れたね」

「白色のお花もあったんだ!よく見つけたね!」

 

こんな声かけをすると、できたことへの自信につながりますよ。

 

おススメは「春」とお伝えしましたが、季節ごとにも楽しめます。

 

例えば、

 

・夏だったら、虫捕りや季節の花の観察、緑色の葉っぱを見つける

・秋だったら、どんぐり等の木の実や一番大きな枯れ葉を見つける

 

子どもの好きなことに合わせて「探し物ゲーム」をしてみると面白いですね。

 

今回のまとめ

 

・注意とは自分に必要な刺激や情報を選択し、行動に役立てていくこと

・気が散りやすく集中できない子は「選択的注意」を育てたい

・おススメは「探しものゲーム」

・「ジッと見て、必要な情報を選び出し、行動にうつす」という「見る力」をつける

 

子どもの興味のあることをゲーム感覚で取り入れた結果、トレーニングと感じさせず、注意力を高めることができました。

 

注意力を高めるトレーニングと聞くと難しそうだったり、やり方がわからなかったりしますよね。

 

ぜひ、気候のいい時期にお出かけして探し物ゲームをやってみませんか?

 

わが家の体験が参考になりますように。

 

できるのにやらない子に
学習習慣が身に付く!
優しい叱り方がわかります!
↓↓↓

 

▼併せて読みたい!支度中の「集中できない」を解消するマル秘テクとは?

集中できないADHDの支度の時間が半分になる!マル秘テクとは?
朝の支度をしていたと思ったら違うことをしている、なかなか進まず集中できない。ついつい「早くしなさい!」と言ってしまいがちですが、ADHDキッズがいるわが家では〇〇が効果がありました。とても簡単なのでぜひ試してみてくださいね。

 

執筆者:松田あいり

(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

タイトルとURLをコピーしました