行動の切り替えが苦手!遊びに夢中な発達障害の子がワクワク動き出す秘訣とは?

どんなに声をかけても行動の切り替えができないお子さんに悩みを抱えるママは多くおられます。実は、切替が苦手な発達障害の子は脳の発達が未熟であることが関係しているんです!ママがちょっとしたコツを知るだけで子どもが動き出せる秘訣をお伝えします
 
 

遊びに夢中で指示が通らない息子にイライラ!

 
 
我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学1年生です。注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの特性を持っており、遊びに夢中になっていると、なかなか行動の切り替えができないことがあります。
 
 
そのため何度声をかけても遊ぶのをやめないことも多く、以前の私はイライラして最終的には怒っていました
 
みなさんは、お子さんに遊ぶのをやめて次の行動に移ってほしいとき、どんな声かけをしていますか?
 
 
「遊ぶのをやめて!」
「時間だよ!トイレに行ってね!」
 
こんな感じでしょうか?
 
 
実は発達障害の子どもが行動の切り替えが苦手なのには、脳の発達が未熟であることが大きく関係しています。
 
つまり、遊びに夢中な幼児を行動させるためにはちょっとしたコツが必要なんです。そこで今回は私の経験をもとに、行動の切り替えが苦手な幼児に効く秘策を紹介します。
 
 

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発達障害の子どもはどうして行動の切り替えが苦手なの?

 
 
では、どうして発達障害グレーゾーンの子どもは行動の切り替えが苦手なのでしょうか?ここでは主な理由を2つ紹介します。
 
 

◆不注意傾向がある

 
 
発達障害ADHDタイプの子どもは脳の前頭前野という部分の働きが弱いと言われています。
 
 
前頭前野は感情のコントロールをする、行動の計画を立てる、情報処理を行うなど様々な役割を担う場所です。
 
 
さらにこの場所は注意力にも大きく関係しています。そのため、発達障害ADHDタイプの子どもは気が散りやすいなど不注意な様子がよく見られるのです。
 
 
注意力というのは4種類あり、
 
 
①続ける力→②見つける力→③複数のことを同時に見つける力→④切り替える力
 
 
という順番で難易度が上がっていきます。
 
 
つまり、行動の切り替えをするということは、注意力の中でも一番難易度が高いんです。
 
 
だからお母さんがいくら声をかけても「遊ぶ」ことから「次の行動」へ注意を切り替えることができないんですね。
 

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◆エンジンがかかりにくい

 
 
発達障害グレーゾーンの子どもは脳の発達が未熟なために、なかなか嫌なことに取り組めない傾向があります。
 
 
苦手なことに取り組むときに、大人の何倍ものエネルギーを必要とするからです。発達障害の子どもにとっては
 
 
・遊び→楽しいこと
・次の行動に移ること→やりたくないこと
 
 
ですよね。だからなかなか遊ぶのをやめることができないんです。
 
 
 
 

遊びに夢中な幼児が動き出す秘策とは?

 
 
先ほど、発達障害の子どもが行動の切り替えが苦手な理由の1つは不注意であることをお話ししました。
 
 
しかし「遊びに夢中になっている」ということは、必ずしも1つのことに集中して取り組めなかったり、注意を向けることができないわけではありません。
 
 
つまり、ADHDタイプの子どもは自分の興味のないことに対して集中できなかったり話が聞けないだけなんです。
 
 
そこでお母さんにやってほしいことは、「子どもに注意を向けさせずに指示を出す」ということです。
 
 
え?何それ?ですよね。
 
 
実はこの「子どもに注意を向けさせずに学ばせる」というのは学習にも取り入れられている方法なんです。代表的なものはスーパーラーニング、暗示学習法などと言われるものです。
 
 
これはクラシックなどの音楽を流しながら、先生が英単語など子どもに学習させたい情報をBGMのように繰り返すという学習法です。
 
 
子どもはリラックスして音楽を聴いていればよく、意識的に集中しようとしなくても、自然と学習すべき情報が入ってくるというものです。
 
 
実はこの「意識的に集中しようとしなくても、必要な情報が自然に入るようにする」という点が発達障害の子どもに指示を出すときのポイントになるんです。
 
 
では、お母さんはどうやって遊びに夢中な発達障害・ADHDタイプの幼児に指示を出せばいいのでしょうか?
 
 
答えは簡単!子どもが今、注意を向けているものの中に伝えたい情報を置くことです。つまり、子どもの遊んでいる世界にお母さんが入り込んでしまえばいいんです!
 
 
 
ここで私がやった取り組みを紹介します。
 
 
あるとき、我が家の息子は象のぬいぐるみを使って学校ごっこをしていました。時刻は7時45分。後10分でトイレに行って家を出る時間です。
 
そこで私は生徒役の象のぬいぐるみを持ち、
 
 
「ぱおーん!時計係のこぞうです!ただいま45分になりました!55分になったら先生はトイレに行く時間です!」
 
と息子に時間を伝えました。
 
 
私の突然の乱入(?)に息子はにっこり。そして5分前の50分になったときに「先生はもうすぐ学校です。みなさん片づけをしましょう!」と自ら片づけを始めたのです。
 
こうやって子どもが遊んでいる世界にお母さんが入りこむことは、子どもの行動を肯定してあげているのと同じことです。
 
 
その結果、子どもは素直に指示を聞いて行動してくれるようになるんですね。
 
 
いかがでしたか?行動の切り替えが苦手な発達障害グレーゾーンの幼児に指示を出すときは、お母さんが子どもの世界に入り込むことがポイントです。
 
 
ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでしまおう!くらいの気持ちでやってみてくださいね!
 

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子どもが素直に動き出すコミュニケーションを多数お伝えしています!
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