
こんにちは!
セルフラーニング・アカデミー編集部です。
今回はNicotto講座で月2回開催している勉強会の様子をお届けしますね!
日記の書き方がわからない子のサポート方法に悩んでいませんか?
私たちは「自学力をおうちで育てる!」をテーマに、学習障害(LD)グレーゾーンを育てるママたちが集まり脳科学や発達科学、心理学の観点から子どもの発達を継続的に学び、我が子の脳を育てるコミュニケーションを実践しています。
今回は、日記の書き方がわからない子がスラスラ書けるようになった!日記のサポート方法の記録の発表がありました。
発達科学コミュニケーショントレーナーのこばやしさんには、小学校6年生の男の子がいます。
小学校の宿題でよく出る日記ですが、こんなお悩みありませんか?
・「今日は何があったの?」と聞いても「べつに」「わかんない」と返ってくる
・「嬉しかった」「悲しかった」の一言で終わってしまう
・めんどくさがって書こうとしない
いつも日記の宿題は、行をかせごうとしてダラダラ書いていたり、めんどくさいから、早く終わらせたくて適当に書く様子が見られたそうなんです。
中学生や高校生になっても書いたりまとめたりすることが多いのに、日記の書き方がわからず、やる気が出ない息子さんを見て不安になったそうです。
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日記を書くのがめんどくさいと思う理由とは?
大人からしてみれば、日記を書く作業は簡単に見えるかもしれません。
しかし、日記を書く作業は
・出来事を思い出す
・思いついた考えを整理する
・言葉を表現したり文字で書いていく
という、記憶したことを思い出したり、情報を整理して言葉にしたりする作業が組み合わさっています。
発達障害グレーゾーンの子は、脳の機能が未熟なため様々な苦手をかかえています。
特に、日記を書くときに必要な力が「ワーキングメモリ」になります。ワーキングメモリとは、ただ記憶するだけでなく情報を使って作業する力のことなのですが、このワーキングメモリが弱いと情報を思い出したり整理することが難しくなってしまいます。
また、不注意傾向があると「どうだった?」と話してる途中で話がそれたり、1つの話に絞ることができなかったり、書くことの苦手があると、思いついた言葉のスピードに追い付かずに書く事が苦痛になってしまうという困りごとがでてきてしまいます。
日記の書き方がわからない子は
・ヒントカードや写真・スケジュールを見せて一緒に思い出す
・情報を整理するのをサポートする
・書く負担を減らす
ことが効果的なんです。
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日記をスラスラ書けるようになるママのテクニック
日記を書くことは、様々な力が必要だとわかりましたね。
こばやしさんは、調べたことを活用したり、日記の書き方がわからない息子さんをよく観察して「書く手前からつまずきがある」「書くことの負担もある」ことがわかったそうなんです。
そこで息子さんのために「情報の整理をサポートすること」「書く負担を減らすこと」を決めて日記を書くサポートをされました。
情報の整理をサポートする
日記を書く材料を集めるために、ただ「どうだった?」と聞いても「わからない」と返ってくることはありませんか?
ここで大事なのは「ママの声かけ」です。
こばやしさんは、子どもがイメージしやすい方法が大事だと教えてくださいました。
例えば、目から情報を取り入れるのが得意な子であれば、運動会のときの写真や動画を見せながら「この写真の中で、どの場面が一番頑張ったシーンだった?」「そのときの、○○くんはどんな顔をしていた?」と場面を軸として声かけをします。
また、耳から情報を取り入れることが得意な子であれば、「○○の競技のとき、友達は何て言ってた?」「応援の音は、どんなふうに聞こえた?」とセリフや周りの音から気持ちを引き出してあげます。
そして、感情で表現することが得意な子であれば「○○の競技のとき、自分の気持ちをキャラクターに例えるとしたら?」「運動会の日の靴の気持ちになったら何て言ってたかな?」と何かに成り代わって感情を引き出していくとユニークな構成ができます。
すると、靴になったつもりで「ゴールテープまであと少し!頑張るぞ!」、筋肉になったつもりで「応援されると力が出てくる!」と息子さんだけにしか語れないようなユニークな話がたくさん出てきたそうです。
書く負担を減らす
会話したことをパソコンでメモしていたこばやしさん。全部情報が出てきたら、一緒にタイピングをしてまとめられました。
「パソコンなんて使っていいの⁈」「一から全部書かせないと自分で書けなくなってしまうのでは?」と不安になるかもしれませんが、考えながら書いていくのは、色々なことを頭の中で処理しながら進めていくので、かなり負担がかかります。
すると「めんどくさい」につながってしまうので、字を書くのが苦手な子はやることの負担を減らして「これならできる!」という状態にしてあげることで書く意欲に繋がります。
息子さんも「あとは、これを書くだけじゃん!見ながら書けばいいだけだから写すだけだ!それならできる!」とスラスラ書かれていたそうです。
そして、500字以上の自分のストーリーを書くことができた息子さんからは「自分って、作文得意じゃん!」という言葉も飛び出したそうなんです。
チームのメンバーからは「筋肉や靴になったら?という質問が面白かったです!」「パソコンを使ってもいいんですね!真似してみます。」など、こばやしさんのユニークな声かけにみんな笑顔になりました。
一方で、

「いざ書くだけにしても、書こうとした瞬間に「嫌だ!」となってしまうんです。何かいいアイディアはありますか?」
こんな質問に、

「スモールステップにして「全部書かなくてもいいよ!」「何日かけてもいいよ!」「3行でもいいよ!」と声をかけたこともあります。あとは、まとめた紙を切って「これだけ書こう」と声をかけたこともありました。」
と記録には書いていないことをアドバイスしてくださる場面もありました!
最後に、発達科学コミュニケーションマスタートレーナーの森あやさんから

「日記を書かせようと思ったら、なんとかして書かせようと、正しいことを伝えてしまいがちですが、大切なことは、「正しさよりも楽しさを伝えること」なんです。楽しいと感じるから、自分から行動にうつすことができ、脳が育っていくんです。」
というお話もありました。
ここでしか手に入らないアイデアで、自分の子育てをアップデートしていくことができますよ。
次回の活動もお楽しみに♪
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執筆者:松田あいり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
日記の書き方がわからない子がスラスラ書けるようになる方法を紹介しています!