マイぺースすぎる発達障害グレーゾーンの子が空気が読める子に成長できた関わり方

とにかくマイペースすぎる、他人に合わせることができない、自分の話したいタイミングで自分の好きなことしか話さない、思ったことをすぐ口に出してしまう。こんなお子さんに悩んでいる親御さんに、ぜひ知っていただきたい対応をご紹介します。

とにかくマイペースな息子のために謝ってばかりだった私

 

我が家の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)と自閉症スペクトラム(ASD)の2つの特性を持つ小学校2年生です。

 

保育園に通っている時から、とにかくマイペースな子でした。

 

相手のペースに合わせることができない、相手のタイミング関係なく自分の話したい時に話しかける、お友達との関わりの中でも、すぐ余計なことを言ってしまい相手に嫌な思いをさせてしまったり、人の嫌がることを感じ取れずに「やめて!」と言われてしまう、学校では授業中に勝手に喋ってしまったり、歌を歌ってしまったりしている状態でした。

 

このようなマイペースすぎる息子の行動のために、学校公開などへ出席するたびに、同じクラスの子ども達から「〇〇君にこう言われた」や「〇〇君にこんなことされた」などと、息子がしてしまったことを聞かされ、謝ってばかりでした。

 

こんな風にどこへ行っても息子のために謝ってばかりの日々がずっと続くのか…と思い、息子とのこの先の人生が本当に不安になっていきました。

 

そして、大人になってからもこの状態が続いていたら、絶対に生きづらさを感じてしまうと思い、なんとか改善してあげたいと思い始めたのです。

 

息子のために色々と情報を検索しましたが、なかなか求めている内容に辿り着くことはできませんでした。

 

しかし、最後にこの発達科学コミュニケーションという方法に辿り着いて、「これだ!」と納得し学びをスタートさせることを決意したのです。

 

ここで学んでまず驚いたことは、子どもの脳を発達させるために必要なのは、「親子の円滑なコミュニケーション」と「シンプルな毎日の声かけ」だけだったのです。

 

こんなにシンプルでいいの⁈と嬉しくなり、毎日しっかりと取り組んでいきました。

 

では、私が実際にどんな風に取り組んでいったのかをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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発達障害グレーゾーンの子はなぜこんなにマイペースすぎるのか?

 

まず、発達障害グレーゾーンの子は次のような脳の特性を持っていることが多いです。

 

暗黙のルールを理解するのが難しい

 

多くの人は会話の雰囲気や表情から「今は話しかけない方がいいな」「ここは笑うところだな」と感じ取るのですが、発達障害グレーゾーンの子は、言葉にされてないルールや空気感を読み取るのが苦手なため、場に合わない発言や行動をしてしまいます。

 

自分の興味・感覚が最優先になりやすい

 

好きなことや気になっていることが頭の中に強くあると、周りの状況が目に入らなくなってしまいます。

 

その結果「今、それ言う?」「今、それやる?」と周囲に思われてしまうことが多いのです。

 

感情や表情の読み取りが苦手

 

相手が「怒っている」「困っている」などの微妙な表情を察知する力が弱い子もいます。

 

ですから、周りが嫌そうにしていても気がつかず、「空気が読めない」と受け取られがちです。

 

処理スピードのズレ

 

状況を理解するのに時間がかかるため、周りが次の行動に移っても本人だけ取り残されていることがあったりします。

 

このように、マイペースすぎるのはわざとやっていたわけではなく、暗黙のルールがわかりにくい自分の感覚が優先される表情や雰囲気の読み取りが苦手理解に時間がかかるという、発達障害グレーゾーンの子の脳の特性の理由があったからだったのです。

 

このような脳の特性があったことが理解できたので、さっそく息子に合わせた対応に変えていきました。

 

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空気が読める子に変えられた関わり方

 

まず、私が発達科学コミュニケーションを学び始めて知ったことなのですが、コミュニケーション力は、学校のような大きな集団でいきなり育てることは難しいということ。

 

家でできないことが学校のような集団でできる訳がないので、まずは家庭での親子1対1のトレーニングから始めましょう!ということでした。

 

そこで、毎日家の中ではこんなやり取りをするように意識を変えていきました。

 

例えば、食事の時間になっても席についてくれない時には、少し悲しげなか表情を浮かべて「ママは今どんな気持ちでしょうか?」と聞いてみたり、ちょっと乱暴な口調で返事をしてきた時には、「ママは今どう思ったでしょうか?」と、この時も悲しげな表情で聞いてみる。

 

そして、何かをお願いしたいような場面では、「ママは今なんて言いたいと思う?」と少し笑顔で聞いていくといった具合です。

 

だんだん私の気持ちが読めるようになってきたら、今度はあえて言葉では伝えずに視線だけを送って訴えかけ、今の状況を理解してもらうということをやっていきました。

 

他にもセリフのない映像だけのDVDを活用して、登場人物が各シーンでどんなことを言っているのか、怒っているのか、呆れているのか、楽しそうなのか、私が息子に聞きながら感情を読み取る力を鍛えたりもしました。

 

外出時には、周囲の人たちの観察をしていきました。

 

「あの人たち何をしていると思う?」「あそこの公園で遊んでるお友達、今どんな事話してるのかな?」「あそこにいる人達笑ってるね!今どんな気持ちなんだろう?」という風に状況理理解のサポートをどんどんしていきました。

 

ここで大事なことは、自分で考えさせることで、親が答えを言ってしまってはいけません。

 

子どもに考えさせることを意識し、会話していくことがポイントです。

 

 

このように毎日トレーニングしていくと、最初は答えられなかったり、的外れな答えを言ってきたりしましたが、だんだんと適切な返答をするようになっていきました。

 

そして、以前は、煙草を吸っている人の近くで「ママ、なんかタバコ臭いね!」と大きな声で言ってしまうこともあったり、顔の印象が濃い人に向かって「〇〇さん、変な顔!」と言ってしまったり、お友達に「〇〇ちゃん臭い!」と言ってしまうことがあったのですが、このトレーニングを始めてからは、その場で口に出して言ってしまうことがなくなっていき、少し離れてから小さめな声で伝えてくれるようになりました。

 

だんだん相手の表情や感情を読み取る力もついてきて相手が傷ついてしまいそうな言葉を考えられるようになってきたのです。

 

お友達と遊べる時間がだいぶ長くなりましたし、話しかけるタイミングを待ってくれるようにもなりました。

 

そして、何よりもクラスのお友達からのクレームがなくなってきたのです

 

これが何よりも嬉しかったです。

 

このようにマイペースすぎる子どもに必要なのは、

 

・親が状況理解のサポートをどんどんしてあげる

・答えは必ず子どもに考えさせる

 

ということです。

 

いかがでしたか?

 

ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

 

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執筆者:酒井 佑美

(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

 

マイペースすぎる子が「空気を読める子」に変わる!ママの関わり方を紹介しています!

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