なぜ九九が覚えられないの?
「掛け算が全部できないわけじゃないのに…」そう感じたことはありませんか?
「2が3つでいくつになる?」そう聞くと、小学2年生の息子はすぐに答えられました。おはじきを並べても、図を描いても、掛け算の意味そのものは、ちゃんと理解しています。
しかし「じゃあ、2×3は?」と聞くと黙ってしまい、九九になると、急に自信をなくしてしまっていたのです。小学2年生の息子は、学校での九九検定が始まってから…
「どうせできない」
「また間違えるし」
と、はじめる前から諦めモードでした。

学校の九九検定は1の段 → 2の段 → 3の段…と順番に進み、さらに…
・上がり
・下がり
・バラ
すべて合格しなければなりません。この時点で息子が合格していたのは、1から3の段の「上がり」までだけでした。
本来なら2学期中に9の段まで全て合格しなければならないのですが、期待すればするほど、私の声はきつくなり、息子の表情はどんどん曇っていきました。
「掛け算はわかってるのに、なんで九九だけ…?」
ここに、多くのママが知らない原因が隠れていたのです。
この原因を知り、関わり方を変えたことで、学校の九九検定でも思いがけない変化が起きた、わが家の実体験をご紹介しますね。
「勉強しなさい!」
と言わなくても
学習習慣が驚くほど育つ!
↓↓↓

九九が覚えられない原因と算数障害の関係
まず、「なぜ九九が覚えられないのか? 」という疑問からお話ししますね。
九九が覚えられない原因は、
・暗記が苦手だから
・努力が足りないから
ではありません。
実はわかると覚えるは脳の使う場所がまったく違うため、掛け算の意味を理解する力と、九九をスラスラ言えるようにする力は別物ということです。
特に、算数障害(ディスカリキュア)の特性がある子は、
・順番に並んだ数字を覚えるのが苦手
・頭の中で自動的に答えを出すのが難しい
・わかっていても、言葉に出るまで時間がかかる
といった特徴があります。
息子もまさに、わかっているのに出てこない状態でした。これを知らないと「昨日できたのに、なんで今日は言えないの?」「ちゃんと練習してないからじゃない?」と、ママはついこう思ってしまいますよね。
しかし実際は、脳の処理スピードや記憶の使い方の違いがあります。そのため何度言わせても、何回練習してもうまくいかないことがあるのです。
息子が「どうせできない」と諦めていたのは、自信がないからでも、怠けているからでもありませんでした。
ここで私はあることをやめ、息子への関わり方を変えたところ、なんと九九検定をあっという間に合格したのです。
\繰り返し書かせなくていい!/
漢字が書けない子が
スラスラ覚えられる教え方がわかります!
↓↓↓

諦めモードから九九検定に合格した関わり方
私は、あることをやめました。
それは全部できるようになることをゴールにすることです。学校での九九検定に絶対合格しなきゃ!と思わず、息子を見守ることを徹底しました。

九九検定が始まってからは、宿題の音読でも九九になり、息子は一生懸命覚えようとしていましたが、どうしても途中で忘れてしまっていました。
そんな時は答えを教えてあげ、まずは九九を言えたということで自信を持たせました。
そして息子はまだ1から3の段までしか合格できておらず、もっと他の段も覚えて欲しいという思いはグッと我慢しました。九九の音読でも息子が「今日はこの段にする」と昨日と同じ段を選択しても、「いいよ」とだけ答えました。
そして学校で九九検定がある前の日、息子にこう聞きました。
「明日の検定、どこまでならやってみたい?」
息子は少し考えて「4の段まででいい…」と、控えめに答え、私はその気持ちに「いいよ」と返しました。
それを聞いた息子は、ホッとしたように表情がゆるみ、少し照れたような、だけども安心した笑顔を見せました。
「もう1回やってみよう」へ変わった息子
そしてその日の放課後ランドセルを下ろす前に、息子がぽつりとこう言いました。
「ママ、九九の検定…合格した!」
本人が一番びっくりした顔をしていました。「え?ほんとに?」そう言いながら、何度も合格の紙を見返していたのを覚えています。
前の日まで「どうせできない」と言っていた子が、9の段まで全ての段をあっという間に合格して帰ってきたのです。息子に、なぜこんなにすぐ合格できたのか理由を聞いてみると…
・もう1回言ってみようと思った
・次の段もやってみようかなと思えた
と返ってきました。
息子はやらされる勉強から挑戦する勉強に変わっていたのです。

変わったのは勉強量ではなく、私がやめたのは…
・先のゴールを押しつけること
・できるはずという期待をかけること
代わりに、本人が決めた目標を尊重することだけでした。
九九が覚えられない原因は、能力でも怠けでもありません。関わり方を少し変えるだけで、「どうせ無理」は「やってみよう」に変わります。
今回の経験で私が実感したのは、子どもが変わるきっかけは教え方より関わり方だったということです。
目標を下げたからこそ、本人の「やってみよう」が引き出され、責めるのをやめたからこそ、挑戦する力が戻ってきました。
無理に頑張らせなくても子どもには必ず、その子に合った伸び方があります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
勉強がわからない!と怒る子の
学習ストレスを
根本的に解消する本をプレゼント!
↓↓↓
執筆者:前田みづき
(Nicotto Project アンバサダー)
九九が覚えられない原因と、学校の勉強が前向きに変わる関わり方を紹介しています



