眠れない繊細な子の夜泣き・夜驚症が改善!夜を穏やかに迎えるママの関わり方

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

眠れなくて泣く繊細な子や夜驚症に「どう対応すればいいの?」と悩んでいませんか。夜が来るのが怖く、家族で疲弊していた私が、脳の特性を知り関わり方を変えたことで、穏やかな夜を迎えられるようになった体験談です。かつての私のように、一人で悩むママへ届きますように。

1.繊細な子をどう扱ったらいいのか、わからなかった


りゅう君は赤ちゃんの頃から寝るのが上手くありませんでした。

 

1歳4ヶ月で保育園に入園すると夜泣きが始まり、ネットで調べると、しばらくしたら落ち着くと書いてありました。

 

毎日が2日に1回、3日に1回、1週間に1回、そして不定期に。

 

このままなくなってくれるのかもしれない、そう思っていました。

 

しかし、なくなることはありませんでした。

 

それどころか、年少になると体力がついたこともあり、夜泣きは力強くなりました。

 

力の限り絶叫しながら

「いやだ!!こわい!!ママ、ママ~!!」

と言って大泣きして歩き出す。

 

外では挨拶も受け答えもできない場面緘黙、年中ではチック、完璧主義で少しでもうまくいかないと癇癪。

 

「この子をどう扱っていいのか、わからない」

 

誰にも相談できず、誰にも言えない想いを、ずっと抱えていました。

 


 

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2.毎日夜がくるのが怖かった

 

夜中に突然泣き叫ぶことはずっと不定期に発生していました。

 

寝ていると突然、何かに怯えたように、

「いやだ!こわい~!」

といいながら大声で泣き、

「ママ!ママ~!」

と目の前にいる私を探す。

翌朝になると、本人は何も覚えていません。

このような様子に夜泣きとは違うような、違和感がありました。

何度もネットで調べるうちに、”夜驚症”という言葉にたどり着きました。

夜中に突然大声で泣き叫び、呼びかけても声が届かない状態が数分続き、翌日本人は覚えていない。



これかもしれない。

更に調べていくと、夜驚症状は過度の疲労やストレスが原因といわれており、はっきりとした解決策はなく、成長を待つしかないとありました。



このまま成長とともに落ち着くのを待つだけか———

 

そう思いながら、月日が過ぎていきました。

 

それでも、その頃は眠りにつくことに困ることはありませんでした。

 

ところが、小学校1年生のある晩、布団の中でぽつりとつぶやきました。

 

「ーーーねれない」

 

そこからうまく眠れない毎日が続きました。

 

りゅう君は眠れない自分を責めて、泣くのをこらえ、頭を壁に打ち付けていました。

 

旦那は眠れないのは気合いが足りないからだとりゅう君を責めて、イライラし始めます。

 

2人を引き離して旦那からりゅう君が責められないように守っていました。

 

うまく眠れる日でも30分、遅くて1~2時間かかるため、毎朝起きたときりゅう君はフラフラでした。

 

私もりゅう君と付き合い、家族で1番遅く寝て、1番早く起きる日々にくたくたでした。

 

夕方になるといつも思っていました。

 

ーーまた今日も夜の時間がやって来る。

 

私は当時心の中で「家族の暗黒期」と呼んでいました。

 

 

3.繊細な子が眠れない理由

 

眠れない日が始まり数か月、4月が来てりゅう君は2年生になりました。

 

ある日、遂に夜中の1時まで眠れず、翌日は学校をお休みしました。

 

さすがにこのままではいけないと感じました。

 

このまま良くなることはない。やれることは全部やろう。

 

そして同時に、一人で抱え続けることをやめようと思いました。

 

躊躇しながらも、かかりつけの先生に処方してもらった睡眠補助の薬を使い始めました。

 

入眠が少し楽になるーこれは対処療法です。

 

その間にもっと根本的な解決策を探そうと思いました。

 

そして5月中旬、繊細な子の心と脳を強くする親子の関わり方を専門に教えているむらかみりりかさんと出会い、家庭での関わり方から子どもの状態を整えるという視点に触れました。

 

個別相談でりりかさんからの話がすっと入ってきました。

 

ひといちばい敏感なセンサーを持って生まれた子どもたちのことを、HSC・繊細な子と呼びます。

 

繊細な子は、普通の子が100受け取る情報を、300・500と受け取ってしまいます

 

そのため、インプットが多すぎて脳が処理できず、脳が疲れすぎて眠れなくなるのです。

脳が安心して情報を整理できる状態をつくっていく必要があると教えてもらいました。

りゅう君は頑張りが足りないのではなく、脳が疲れすぎてうまく処理できない状態なんだと気づきました。

 

旦那のいう気合いでも、本人の意志の問題でもなく、脳の問題でした。

 

繊細な子は大量の情報を受け取り続けているため、脳が常に疲弊している状態です。

 

疲れた脳は安心できない状態でもあります。

 

安心できない脳は、眠ることができません。

 

必要なのは睡眠の改善ではなく、りゅう君の脳を安心させることでした

まずはりゅう君の脳を安心させる肯定の関わりから始めました。

 

 

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4.ひたすら肯定していたら、息子が変わり始めた

 

りゅう君の脳を安心させるために、りりかさんから学んだ、脳科学・心理学・教育学をベースにした発達科学コミュニケーションの関わりを実践し始めました。

 

取り組んだのは、肯定の関わりです。

 

肯定とは、当たり前にできていることをそのまま言葉にして伝えることです。

 

「お母さんが見ていてくれる」

 

「ぼくは大丈夫」

 

という安心が、少しずつ積み重なっていきます。

 

ポイントは笑顔と優しい声。

 

「おはよう」
「起きたんだね」
「テレビおもしろいね」
「着替えはじめたんだね」
「パジャマを洗濯物かごに入れてくれたの」

 

見たままを、そのまま言葉にするようにしました。

 

関わり方を少しずつ変えていく中で、少しずつ変化が見えてきました。

すると睡眠以外のところから、りゅう君が変わり始めました。

 

過集中が減り、こだわりの強さが和らぎ、

 

「まあいっか」

 

と言えるようになりました。

 

そしてなにより、幼少期のような無邪気な笑顔がまた見られるようになりました。

 

その笑顔を見て、そういえば昔はよく笑う子だったなと思い出しました。

 

 

5.夜を穏やかに迎えられるようになった理由

 

睡眠の問題は波があり、まだ完全には解決していません。

 

それでも、あの暗黒期とは全然違います。

 

以前のように何時間も眠れない日は、ほとんどなくなりました。

 

眠れない夜があっても、りゅう君が自分を責めることは少なくなりました。

 

あの頃のように、夜が来るのが怖いと感じることも、ほとんどなくなりました。


こうした変化は、関わり方を変えたことで脳が安心できる状態に近づいてきたサインだと感じています。

 

変われたきっかけは、一人でなんとかしようとするのをやめたことでした

 

もし今、どうしたらいいかわからないなら、まずは「一人で抱えない」と決めて、自分の中にとどめているものを、少しだけ外に出してみてください。

 

それが、状況が動き出す最初の一歩になるかもしれません。

 

 

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谷本 あゆみ

発達科学コミュニケーション

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