人見知りの子どもが変わった!繊細な子にマッチしたママ対応3選

子どもの人見知り克服はママが関与することで和らぎます!いつかは治る、いつかは落ち着くを待っていたら引っ込み思案の大人となりコミュニケ―ションを苦手にしてしまうかも…。子どもの人見知りの理由を知り、早いうちから適切な対応をとっていきましょう!
 

1.この先もずっと人見知りの子どものままなの?

 
繊細な子どもをお持ちのママは、わが子の人見知りを心配してしまうことはないでしょうか?
 
・いつまでママの後ろにモジモジと隠れているんだろう…。
・どうしたら挨拶くらいしてくれるようになるんだろう…。
・年齢があがるに連れて人見知りは落ち着くと思っていたけどまだ続いている…。
 
うちの子、本当に大丈夫かなぁ…?いつまでも治らない人見知りの様子を見ていると心配になりますよね。
 
わが子も初めて会った人やよく知らない人への警戒心がとても強かったので、外で人に会って愛想よく話しかけられても
 
隠れる!
挨拶しない!
無視する!
目も合わせない!
 
という状況でした。
 
 
親としては家では元気いっぱいの子どもを目の当たりにし、子どもの良いところをたくさん知っていますよね。
 
それなのに一歩外に出るとわが子の良さを発揮できない姿にどうしてもモヤモヤしてしまいます。
 
もっとあんなこともこんなこともできるはずなのに…。
 
本当は誰とでも仲良くできるのに…。
 
子ども本来の姿をいろんな場面で出してくれると、もっと生活が楽しくなるはず!と思っているので、できたら人見知りを克服させたいと思ってしまいますよね。
 
大丈夫です!人見知りは必ず克服できるのでそこまで心配する必要はありませんよ。
 

2.成長過程での人見知りとそうでない人見知りの違い

 
そもそも子どもの人見知りは、成長の証なので実はそんなに心配することではないのです。
 
生まれたての赤ちゃんはだいたい5ヶ月くらいになると目が見えるようになり、お母さんを認識するようになります。その頃から知らない人に対して警戒心が強くなり人見知りが始まります。
 
お母さんより一緒に過ごす時間の短いお父さんに対して、人見知りをしてしまう赤ちゃんも時にはいます。
 
なので人見知りをするのは自分の命を守るための防衛本能や警戒心であり、とても大切な機能が正常に成長しているという証になります。
 
しかし、2~3歳頃には落ち着いてくると言われている人見知りがあまりにもひどい場合、他に原因があることも考えられます。
 
人見知りは、生まれもったもの50%、育つ環境50%の影響があると言われています。
 
 
2~3歳頃で落ち着くと言われている人見知りがその年齢を過ぎても続く場合は、生まれもったもの、つまり脳の気質が影響していると考えられます。
 
生まれながらの脳の気質によってどうしても不安が強くなり、ネガティブな感情を過剰に起こしてしまうことから行動ができなくなり人見知りとなってしまうのです。
 
俗に言う繊細タイプのお子さんはこの影響を強く受けている可能性があります。
 
なので「いつか治るよね」「いつか人慣れするよね」とそのままにしていると、大人になり仕事や人付き合いの中でコミュニケーションが取れずに困りごととなってしまうことがあるので、子どものうちから気付いた時に早めに対応していくことが良しとされています。
 
また、人見知りは育つ環境が50%影響するということが分かっているので、環境次第で人への不安感などは増すことにもなるし、逆に和らぐことにもなるのです。
 
少しずつ不安を和らげ、安心の範囲を広げることさえできれば人見知りは軽減されます。
 
私はそのことが分かってから繊細タイプの息子の人見知り克服作戦として、社交性をアップさせるために次の作戦を考え実行するようにしました。
 

3.脱!人見知り大作戦

 
私は外でも息子が自分自身を出せるようにしてあげたい!その想いだけでした。そこで意識して実践したことが3つあります。その説明をしていきますね。
 

♦①肯定の眼差しで見る

 
まず最初に私自身が変わるところからスタートしました。 毎日の関わりから否定的な注目をなくし、できてないところは見ないようにしました。
 
どんなに不適切な行動ややって欲しくないことがあってもその行動は見て見ぬ振りをして、良いところだけを探してはなまるをつけるようにしたのです。
 
その肯定の関わりの先に、子どもが自分自身を信じる力を育てて欲しいという想いもあり、常に子どもを肯定するようにしました。
 
 
すると数日、数週間で会話のキャッチボールが増え、感情のキャッチボールもできるようになり、今までは言うことのなかった、自分の感情を言葉にして話してくれるようになりました。
 
お母さんが肯定の眼差しで接することで子どもは絶対的な安心感を手に入れ、素直さも一緒に育っていきます。
 

♦②1対1を意識する

 
1対1というのは、対人関係を意味する「1人対1人」のことであり、ここでいう1対1とは、子どもとお母さんのことを指します。
 
人間関係のスキルというのは基本1対1の関係で築かれるので、一番身近にいるお母さんとのコミュニケーションがとても大切になります。
 
人の中に入るのが苦手だからと言って、大人数の習い事やイベントに子どもをポイっと入れて人に慣れさせよう!鍛えよう!としても全く意味がありません。
 
 
逆にお母さんとのコミュニケーションが取れない中、そのようなところに入れてしまうとますます自信喪失してしまい逆効果になってしまいます。
 
1対1の親子の関わりの質と量がとても大事なので、時々の習い事よりも毎日の親子の関わりでコミュニケーションをシッカリととることが人見知り克服の近道となります。
 
人見知りのお子さんにこそまずはお母さんとのスムーズなコミュニケーションを目指してみてくださいね。
 

♦③子どもの代弁者となる

 
私と息子の間に安心と信頼の関係ができてから次に行ったのが集団生活対策です。
 
まず、担任の先生
登校班の子どもたち
お家が近いお友だち
そして習い事の先生
 
間を取り持つように安心と信頼の関係を少しずつ広げていきました。
 
繊細な息子がその人や環境に慣れるまでは、息子の感情を代弁して伝えていくことで理解してもらえるように努めました。
 
担任の先生や、習い事の先生には息子の取り扱い説明書(トリセツ)をお伝えし
 
 
「こういう時はこうして欲しい」
「こういう態度は不安な気持ちから起きている行動です」
 
などと息子が誤解されないようにむしろ困っている状態である、ということをお伝えしました。
 
また、お母さんの友だちや人に会う場に積極的に連れて行き安心できる人と安心できる時間を経験することで安心できる範囲を広げていきました。
 
そのお陰でお母さん以外にも安心・信頼できる存在が一人、一人と増え、お母さんにべったりだった息子が少しずつ少しずつ私の元を離れるようになっていきました。
 
これが環境を活用して人見知りを克服していく方法です。
 
ぜひ皆さんも肯定の眼差しでお子さんとの1対1のコミュニケーションをシッカリと築いた後にはお子さんが安心できる環境づくりを目指していってくださいね。
 
困りごとを将来に持ち越さないためにも今できることをしていきましょう!
 
 
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