4歳の極度な人見知りが「いたずら万博」で解決!繊細な子が心を開いた秘訣は

はじめての人に会うと極度の人見知りが発動してしまう我が子に悩むことはありませんか?はじめての人とももっと関わってほしいと思うママも少なくないと思います。この記事では、我が家の4歳の繊細な息子が、はじめての人に心を開いた方法をご紹介します。

1.「いたずら万博」のテーマに共鳴!4歳の人見知りする繊細な息子の参加を決意

 

我が家には4歳の息子、通称スカイくんがいます。

 

スカイくんはとても繊細で、新しい環境や人に対して強い不安を感じるタイプです。

 

この夏、”いたずら万博2024″というイベントが開催されることを知り、100万円を使って子どもたちの「やってみたい!」を大人の常識を超えて叶えるというテーマに、「スカイくんも楽しんで参加できるのではないか」と私は思いました。

 

スカイくんに話しをすると、「やりたい!」と即答でした。

 

そこで、ただ参加するだけでなく、自分の「いたずら」を企画するところから関われる「いたずらエリート」として参加することを決めたのです。

 

 

2.4歳の人見知りする繊細な子が抱える不安

 

スカイくんがイベントに参加することを決めたものの、私には少し不安がありました

 

それは、4歳のスカイくんが、はじめての場所、はじめての人、はじめてのことが苦手で、極度の人見知りをしてしまうことがあるからです。

 

はじめての人がいる場面では、目も合わせず黙り込んだり、私の後ろに隠れたりすることもありました。

 

「もしかしたら、何もできずに終わってしまうかもしれない」と不安になったのは言うまでもありません。

 

案の定、はじめてのZOOMミーティングの日、スカイくんは

 

知らない人ばかりだから怖い

映りたくない

 

と、ミーティングへの参加を拒否してしまいました。

 

 

3.4歳の繊細な子の極度の人見知りが発動する理由

 

なぜ繊細な子の極度の人見知りが発動するのでしょうか?

 

それは、繊細なお子さんの場合、見通しが立たないことが苦手な心と脳のタイプだからです。

 

はじめての人に対して、「どんな人か分からない」と強い不安を感じるのです。

 

さらに、ネガティブな感情と記憶を溜めやすいタイプでもあるため、不安はどんどん増幅し、繊細な子の脳を支配してしまうのです。

 

すると、行動を抑制する機能である「心のブレーキ」が発動し、「できない」と、行動・挑戦を拒否してしまうのです。

 

しかし、「それならできるかも!」につながるスモールステップの声かけを取り入れることで、不安を和らげ、「できるかも!」と行動・挑戦ができるようになるのです。

 

 

4.4歳の人見知りする子の「やりたい!」を引き出すスモールステップの声かけ

 

最初に取り組んだのは、参加者のプロフィールをスカイくんと一緒に見ることでした。

 

写真や名前、好きなことを事前に知ることで「知らない人だから不安」から「知っているから安心!」に変わるからです。

 

「この子も恐竜が好きなんだね!」

「この子は車が好きなんだね!」

 

と共通点を見つけながら、スカイくんとの楽しい会話が進み、少しずつ不安が和らぎました。

 

次に行ったのは、ZOOMミーティングに向けたスモールステップの声かけです。

 

「まずは、遠くで声だけ聞いてみようか?」

「次は、お母さんと一緒に少しだけ画面に映ってみよう!」

 

といったように、少しずつ挑戦できる範囲を広げる声かけを続けていきました。

 

このように、「それならできるかも!」につながるスモールステップの声かけを続けることで

 

「ZOOM怖いからイヤだ」と拒否宣言していたスカイくんが、画面に映ってミーティングに参加し始めたのです!

 

その後も、「ZOOM映りたくない」と言った子とは思えないほど前のめりで積極的に参加できるようになりました。

 

 

繊細な子どもが初めての人や場所に対して強い不安を感じるのは、心と脳のタイプに基づくものです。

 

しかし、スモールステップで少しずつ「できるかも」という感覚を育むことで、挑戦する勇気を引き出すことができます。

 

このような方法を取り入れることで、お子さんも挑戦するヒーローになれます。

 

ぜひ、試してみてくださいね!

 

執筆者:まるやま あやか

(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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