1.天気がよくて気持ちの良い朝なのに家の中はどんより
我が家には母子登校をしている繊細な長男ユウくんがいます。
朝が苦手なため毎日本人のタイミングを待ち遅刻で登校していました。
「今日は何時に行くのかな?」
「2時間目に体育があるから間に合ったらいいのにな」
「とってもいい天気なのにな」
と、せかせか先回りして落ち着かないのはママだけ。
本人はなかなか起きてこないうえに、起きてもまだごろごろしています。
ごはんもいつになったら食べるのか、服もいつになったら着替えるのか、毎日イライラしながら頭を抱えていました。

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2.また怒っちゃった…こんな自分が嫌…
学校に付き添うために長年勤めた仕事を退職し毎日息子に寄り添う日々。
いつでも出発できるように毎朝準備して待ってるのに、なかなか準備しないユウくん。
「そんな態度なら一緒に行かないからね」と言いたくなる気持ちをぐっとこらえて、朝からどんよりした空気に包まれる我が家。
寄り添っても繊細な子の困りごとは変わらなかったのです。
「イライラしたくないのに眉間にしわがよっている」
「穏やかに対応したいのに気づけばピリピリモードに」
「こんな自分が嫌…」
この状況を何とかしたい!と思っていました。

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3.繊細な子の関わり方、間違えてた
悩みながらも、子どもとの関わり方を検索する中で出会ったのが、脳科学・心理学・教育学をベースにした発達科学コミュニケーションの学びでした。
家庭での関わり方や日常の声かけに目を向けていく視点に触れたことで、私自身の受け止め方が、少しずつ変わっていきました。
そこで以下2点を学びました。
①動きたいのに動けない状況で「早く起きて」「ごはん食べようよ」「服は着替えないの?」と指示ばかりされると、脳が聞く耳を閉じてしまい、ますます動けなくなります。
できてないことをスルーし、できていることに注目することで、子どもは安心して行動できるようになるからです。
②繊細な子は、行動のエンジンがかかりにくく、動き出しに時間がかかります。
目は覚めているのに、脳が目覚めていない低覚醒の状態かもしれません。
また、平日の朝は、頑張らなくてはいけない嫌な時間と記憶されていることもあります。
そんな時は好きなことからはじめよう!
テレビを見ても、ゲームをしても、本を読んでも良い。
朝起きた時の楽しみを用意しておきます。
好きなことを自由にさせることで脳の目覚めを助けます。

4.笑顔で「行ってきます」が叶った!朝の声かけ変換術
まずはじめにやったことは、指示をやめ、否定をやめ、ひたすら肯定することでした。
穏やかに笑顔で「おはよう」
「ユウくん」優しい声で呼びかける
まだごろごろしてる→「もう起きたんだね」
まだ食べ始めない→「もう席に座ったね」
まだ着替えない→「服選んだんだね!かっこいいね!」
できていることを肯定し、心と脳に安心を貯めることでした。
次に、朝から好きなことをさせてみようと思ったものの、
「朝からテレビを見せるなんて」
「テレビつけたら終わり…きっとやめられなくなる」
と初めはなかなか踏み出せずにいました。
そんな時、夕食後に見たピタゴラスイッチがおもしろくて「朝もやってるから明日の朝も見たい」とユウくんが言いました。
「いいね、ママも見たいな」とベッドで話をして眠りにつきました。
翌朝起きると、ユウくんは自らリビングへ行ってテレビをつけ見始めました。
楽しく大好きな番組を見たユウくんの表情はぱっと明るく生き生きとしていました。
そして、テレビの話をしながら朝ご飯を食べました。
やりたいことをさせてあげたら息子は満足して、行動できるようになったのです。
私自身も「朝からテレビ見たって、まぁいっか」と思えるようになったことで気持ちがラクになりました。

5.今日も笑顔で行ってきます!
今では朝から穏やかな我が家。
朝からテレビOKにして続けていくと、ユウくんは毎朝6時半に起きられるようになりました。
今では家族みんなで楽しくピタゴラスイッチを見ることが日課に。
7時を知らせるコーナーが終わると、ユウくんがリモコンで「ポチッ」とテレビを消して、みんなで朝ご飯。
笑顔で会話もはずみ、にぎやかな食卓です。
その後は、着替えや歯磨きをスムーズに済ませ、7時半には元気に出発できるようになったのです。
朝起きてから「行ってきます」をするまで、一度も怒ることなく、イライラすることなく過ごせる日がくるなんて!
さらには遅刻せず登校できる日がくるなんて!
私が一番びっくりしています。
これからも、家族と穏やかに過ごしたいです。今日も笑顔で行ってきます。

朝が苦手な繊細な小学生の朝の関わり方についてよくある質問
Q1. 朝が苦手で、起きてもなかなか動かない繊細な小学生には、どう声をかければいいですか?
A. 「早く起きて」「ごはん食べようよ」などの指示をやめ、できていることに注目して肯定することが大切です。「もう起きたんだね」「もう席に座ったね」「服選んだんだね!かっこいいね!」など、今できていることを伝えることで、心と脳に安心を貯めていきます。
Q2. 繊細な子が朝なかなか動き出せないのは、やる気がないからなのでしょうか?
A. 繊細な子は、行動のエンジンがかかりにくく、動き出しに時間がかかることがあります。目は覚めていても、脳が目覚めていない低覚醒の状態かもしれません。また、平日の朝が「頑張らなくてはいけない嫌な時間」と記憶されていることもあります。
Q3. 朝、テレビやゲームなど、子どもの好きなことをさせても大丈夫ですか?
A. 朝起きたときに好きなことを自由にさせることで、脳の目覚めを助けます。テレビを見ても、ゲームをしても、本を読んでもよく、朝起きたときの楽しみを用意します。
Q4. 朝、子どもがまだごろごろしているときは、どう関わればいいですか?
A. まだごろごろしていても、できていないことを指摘するのではなく、「もう起きたんだね」とできていることを肯定します。実際に「早く起きて」といった指示をやめ、できていることに注目する関わりに変えていきました。
Q5. 朝から子どもの好きなテレビを見せたら、学校へ行けなくならないか心配です。
A. 朝から好きなことをさせることに最初は迷いがありましたが、好きな番組を見ることで表情が明るくなり、その後、朝ご飯を食べるなど行動できるようになりました。
「朝からテレビ見たって、まぁいっか」と思えるようになったことで、ママ自身の気持ちもラクになりました。
Q6. 朝の関わり方を変えると、実際に学校へ行くまでの様子はどう変わりましたか?
A. 朝から穏やかに過ごせるようになり、毎朝6時半に起き、7時半には元気に出発できるようになりました。
テレビが終わると自分でリモコンを消し、朝ご飯を食べ、その後は着替えや歯磨きもスムーズに済ませられるようになりました。朝起きてから「行ってきます」をするまで、怒ったりイライラしたりせず過ごせるようになり、遅刻せず登校できる日も増えました。
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執筆者:つぼうちひろみ
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