年長なのに話を聞かない、空気が読めない、一斉指示が通らない…。小学校入学前に不安を抱えるママへ。ADHD傾向があっても、1年生までに「聞く力」を伸ばす家庭での声かけ方法を、実例付きで紹介します。
年長で「話を聞かない・空気読めない」と感じたときの不安と私が気づいたサイン
学校や幼稚園の先生からは特に指導された事はなくても、
「年長なのに話を聞かない」「空気が読めない」
そんな姿を見ると、
うちの子このまま大きくなったら大丈夫かな…と
漠然とした不安になることはありませんか?
私も、長女が年長の頃に、
話を聞けない/空気が読めない
というサインに不安を感じていました。
当時の長女は、
✅ 話を聞いていない
✅ 空気が読めない
✅ 話に割り込む
✅ 自分の話だけしていなくなる
このような状態が続き、
「小学校に入ってお友だち関係、大丈夫かな…」
「女の子の集団で浮かないかな…」
そんな心配が尽きませんでした。
「人の話は最後まで聞こうね!」
「今ママお話し中だよ!」
「お話し聞いてる?」
何度声かけしても全く効果がなかったのです。
今ならわかりますが、これは ADHD特性によるもので
注意で直すのは難しい状態でした。
年長さんが一斉指示が通らないと小学校で困るワケ
年長まではなんとなく流れに乗れていても、
小学校では一斉指示が通るかどうかが重要になります。
一斉指示が通らないと…
- 授業の流れに乗れない
- 必要な行動を取り逃す
- 友だち関係が気まずくなる
- “空気が読めない子”と誤解される
- 先生からの声かけが増える
このように、本人の困りごとが一気に増えます。
だからこそ、
年長さんの今から「聞く力」を育てておくことが大切 なのです。

今日からできる!年長からの“聞く力”の育て方と具体的な声かけ
私が対応を変える時に意識したのは3つの特性でした。
・プライドが高い
・落ち込みやすい
・「やめて!」と言われると反発しやすい
これらを踏まえ、声のかけ方を大きく変えました。
私が話している最中に長女が割り込んできても、
「今話し中だから後にして!」とは言いません。
代わりにこう伝えました。
「面白そうな話だね!
ゆっくりお話し聞きたいから、3分後にもう一回お話ししにきて欲しいな!」
と笑顔で伝えると、
「わかった〜!^^」と素直に離れるようになりました。
そして3分後に必ずこう伝えます。
「さっきはお約束守ってくれてありがとう!
よく待てたね^^かっこいい1年生みたいだったよ!」
次もそうしよう!と思えるように褒めて終わりにしました。
このやり取りを続けると、本当に変わりました。
- 割り込みが減る
- タイミングを読めるようになる
- 自分で「今は後にするね」と気づく
- 一斉指示が通りやすくなる など
“聞く力”が、声かけでどんどん伸びていったんです。
おしゃべり好きなのは変わりませんが、
今話しても良い時かどうか?
という見極めが出来るようになっています。
もしお子さんが自分の話しばかりしてしまって、
人の話が聞けないという困りごとがあったら、
1.一旦受け止める
2.どれくらい待てばよいか具体的に伝える
3.待てたらしっかり褒める♡
4.時間をつくって話を聞く
この4つだけで、
「話を聞ける子」「空気が読める子」「一斉指示が通る子」へ確実に変わっていきます。
年長の今こそ“聞く力”を育てるチャンスです!
年長〜1年生は、
「聞く力」「空気を読む力」「一斉指示を理解する力」が最も伸びやすい時期。
家庭での声かけが変われば、入学後の困りごとは大きく減ります。
今日からできる小さな1歩を、ぜひ取り入れてみてくださいね。



