うちの子、5歳過ぎても癇癪がおさまらない‥
毎日のように
些細なことがきっかけで
繰り返される癇癪。
「また始まった…」「どうしてこんなに怒るの?」と
戸惑うことも多いですよね。
ですが、子どもの癇癪の原因は
単なるわがままではなく
「自信のなさ」や「気持ちの余裕のなさ」に
根本的な理由があることをご存知ですか?
この記事では、
癇癪の根本的な原因と
その対処として効果的な
肯定的な声かけの方法について
発達特性をもつ子どもにも
役立つ視点から解説します。
癇癪の原因は“気持ちの余裕のなさ”だった!
癇癪の裏にあるのは
子どもの「心の余裕のなさ」。
余裕がないと
ちょっとしたことで爆発したり
ママの声が届かなくなったりします。
この「余裕のなさ」は
実は脳の特性や
発達の課題と深く関係しています。
発達特性のあるお子さんは、
・うまくいかなかった経験
・怒られた記憶
・周囲との比較
といった ネガティブな体験が
強く記憶に残りやすい傾向があります。
その結果
「また失敗するかも」「怒られるかも…」と
感じやすくなり、自信を失いやすくなるのです。
自信のなさが、癇癪を引き起こす悪循環に
自信がない → 気持ちに余裕がなくなる
→ 癇癪が出る → また怒られる → さらに自信を失う…
このように
癇癪と自信のなさは
負のループで繋がってしまいます。
だからこそ
癇癪を減らしたいなら
表面的な行動だけでなく
根本にある「自信のなさ」への
アプローチが必要なのです。
癇癪を減らすために…今日からできる「肯定的な声かけ」
癇癪を減らすために
まず意識したいのが、日常の声かけです。
子どもが怒ってしまったときに
・なんでそんなことするの?
・また怒ってるの?
・わがまま言わないの!
といった
否定的な声かけをしていませんか?
もちろん、ママも
毎日頑張っているからこそ。
ですが
このような言葉は
子どもの自信を
さらに奪ってしまうことがあるのです。
そこでおすすめなのが
「肯定的な声かけ」です。
肯定的な声かけのコツ:見たままを言葉にするだけ!
「肯定って難しそう…」と
思うかもしれませんが、
実はとっても簡単な方法があります。
お子さんがしていることを
そのまま言葉にするだけでいいんです。
たとえば
・積み木、高く積んでるんだね〜
・お絵描き、楽しそうだね〜
・おっ!もう靴はけたんだね!
このような声かけで
「ママが見てくれてる」
「認めてくれてる」と感じ
子どもは安心感と喜びを得られます。
肯定の積み重ねは、子どもの中に少しずつ
「ぼく、これできるんだ!」
「ママが褒めてくれた!」
「次もやってみようかな!」
という
ポジティブな気持ち=自信を育てます。
そして、自信が育てば
心に余裕が生まれ
癇癪が自然と減っていくのです。
さらに、気持ちが落ち着くことで
ママの声も届きやすくなり
指示が通りやすくなるという
良い変化も起こります。
癇癪の原因にアプローチする一歩は「肯定的な声かけ」から
癇癪に振り回される日々は
ママにとっても本当に大変です。
ですが、癇癪の根本にある
「自信のなさ」に気づき
そこにアプローチしていくことで
少しずつ変化が見えてきます。
まずは、今日からできる
「肯定的な声かけ」から始めてみませんか?
お子さんの行動を
見たまま言葉にするだけで
安心・自信・が育ち
落ち着きもでてきます。
癇癪のある子は
「手のかかる子」「困った子」ではありません。
この子は何か助けを求めているんだな。
そんな視点でも癇癪をとらえてみてくださいね。