二学期スタートに起こる小学校1年生の癇癪を落ち着ける関わり方

二学期の始まりと同時に小学校1年生のお子さんの癇癪が始まっていませんか?その原因には脳の疲れが関係しているかもしれません。今すぐできる親子のコミュニケーションで疲れた脳を元気にしていきましょう。

荒れた二学期のスタートになってませんか?

夏休みも終わり二学期も本格的にスタートしましたね!

お子さんたちは元気に「行ってきます!」と登校しているお子さんもいれば、

「学校行きたくない!」と荒れた二学期のスタートを迎えているご家庭もあるのではないでしょうか?

そんな中、お子さんに対して

・元気に学校へ登校して欲しい
・朝の癇癪が落ち着いて欲しい
・ママも朝から癇癪に巻き込まれて疲れてしまう

こんなお悩みを持っているママも多いのではないでしょうか?

今日は登校前の癇癪と、その原因を「小学校1年生の脳」に着目してお伝えしていこうと思います。

小学校1年生の脳の中を見てみよう

二学期がスタートしてから始まったお子さんの癇癪は、ただ学校が嫌で行きたくない、原因はそれ だけではないと考えられます。

実は二学期スタートの癇癪には「脳の疲れ」が大きく関係しているのです。

そこで、この「脳の疲れ」の原因となるものを3つお伝えしていこうと思います。

 

生活リズムの変化と脳の特性

夏休みが終わり二学期がスタートしました。

新学期を迎えたお子さんたちは、夏休みの生活サイクルから、学校の生活サイクルへとシフトチェンジをしなければなりません。

この生活サイクルの変化が新学期の癇癪をおこす原因の1つなのです。

特にADHD、グレーゾーンのお子さんは新しい環境に切り替えることがとても苦手という脳の特性を持っています。

新学期のお子さんの癇癪は脳の特性も関係していると考えられます。

勉強が難しくなってくる

小学校1年生のお子さんは新学期から漢字の勉強が始まったり、算数が少し難しくなったりしてきます。

学習でつまずきやすいこの新学期の「できない」経験が増えていくと、子どもは段々と自信がなくなっていきます。

できない状態が続くと脳に疲れが溜まっていき、登校前の「学校いきたくない!」の癇癪に繋がってくるのです。

脳のエネルギー不足

夏休みはのびのび過ごしていたお子さんも、二学期が始まり気持ちを切り替えて毎日頑張っているのではないでしょうか。

勉強を頑張ったり、お友達とのコミュニケーションの中で気を使ったりと、学校生活の中で、色んなことをがんばりながら過ごしている小学校1年生。

しかし、朝の癇癪が増えているお子さんは要注意です!

一生懸命頑張っているお子さんの脳は疲れが溜まりやすくなっています。

脳が疲れるとイライラしやすくなり、癇癪が起こりやすくなってしまうのです。

わが家の小学校1年生の息子も、新学期が始まると同時に癇癪を起こすことが多くなってきました。

夏休みはたくさん遊んで笑顔いっぱいだったのに、新学期になった途端、朝は表情が曇りイライラして怒りっぽくなっていた息子。

そして「学校お休みしたい!歩いて行きたくない!早く迎えにきて!」 と毎朝の癇癪が多くなり、癇癪に付き合うことに私自身も、疲れてしまっている状態でした。

息子の癇癪を落ち着かせ、元気に「行ってきます!」と言って学校へ送り出したい。

私は息子の癇癪を落ち着かせるには、まずは息子の脳のストレスを取り除いてあげることが1番だと考えました。

そして親子のコミュニケーションの関わり方を変えていくことを実践していくことにしました。

朝の癇癪を穏やかにする、親子のコミュニケーション方法

私が実践した、登校前の癇癪に効果のあった関わり方を3つ紹介します。

否定の注目より肯定の注目をする

まず、否定の注目とは「できていないことに目を向ける」ということです。

お子さんのできていないことには、ついつい目が行きがちになっていませんか?

この否定の注目をしないことで、お子さんの脳のストレスを少しずつ減らしていくことができます。

次に肯定の注目です。

肯定の注目とは「今できていることに目を向ける」ということです。

今、お子さんができていることを見つけてママが肯定の声かけをしていくことで、お子さんの自信に繋がっていきます。

例)
「まだ靴履けてないの!?」の声かけを「今、靴履こうとしてるんだね!」 の変えかけに変えていくだけで脳は少しづつ元気を取り戻し、癇癪は減り始めてきます。

息子に頑張らせることを手放した

学校へ頑張って歩いていく、学校で頑張って勉強をする、学校が終わったら頑張って学童で過ごす。

私が気づいたことは、小学校1年生の息子の1日はとても「頑張っている1日」だったのです。

そこで私は思い切って、頑張らせることを手放してみることにしました。

例えば、
「今日の朝はママとドライブしながら学校に行こっか?」や
「今日は学校終わったら、学童お休みして一緒にクレープ屋さんに行こうよ!」など、がんばることよりも楽しいことを優先して過ごしていきました。

頑張ることを手放し楽しい親子のコミュニケーションをとる時間を増やしていくことで少しづつ息子に笑顔が増えていきました。

1日の出来事を振り返り、ポジティブな記憶を言葉にしてもらう

夜ご飯を食べている時や夜寝る前に、「今日1日どんなことが楽しかった?」とお子さんに聞いてみてください。

そうすると子どもは脳の中にある記憶の引き出しから、楽しかったことを見つけ出していきます。

楽しい記憶を思い出して誰かに伝えることで、脳をポジティブな状態にしてあげましょう。

そうすることによって、機嫌良く翌朝を迎える日が増えていきます。

笑顔で二学期を過ごし始めた息子の変化

私が息子との関わりを変えていくと、朝の登校前の癇癪も少しずつ落ち着いていきました。

朝、登校する前には「今日の給食はカレーだよー!」と喜んだり、「今日は大好きな図工があるんだー!」教えてくれたり、学校生活の中に自分なりの楽しみを見つけることが上手になってきたように思います。

二学期がスタートしたばかりの小学校1年生だからこそ、親子のコミュニケーションで脳を元気にしていくことが大切なのです。

朝の癇癪が増えてきたと感じた時には、親子のコミュニケーションで、脳のストレスをとってあげることから始めてみてください!

執筆者:華田さち
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)